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2013年12月23日(月) |
富士山を見に菰釣山へ |
菰釣山頂上からの富士山
梢の先の氷が光る |
本格的冬山の前にもう一度山を歩いておきたかったので、先週雪が降った丹沢の菰釣山へ富士山を見に行ってきました。
昨日の朝4時前に家を出発し、まだ暗いうちに道の駅どうしに到着。用意をしているうちに明るくなってきました。快晴です。凍った車道を上ってゆきます。三ヶ瀬川西沢の谷間に入ると次第に積雪が増えてきます。道志の森キャンプ場を過ぎ、一番奥の民家の前で、窓から外を見ていたおじさんに声をかけられました。「今日はいいよー。気をつけて。」道の駅から1時間10分で林道の終点。ここから稜線までの標高差は僅か200メートルほど。ハイペースで一気に登りきるとブナ沢乗越。太陽の光を浴びますが、冷たい風が通り抜けていました。ブナ林の稜線を30分ほど登り、菰釣山の頂上に着きました。正面に富士山が見事です。南アルプスもはっきりと見えています。写真を撮り、温かいコーヒーを飲んでひと息入れてから、山頂を後にしました。ブナ沢乗越で登って来た道と分かれ、城ヶ尾峠を目指します。ブナ沢ノ頭、中ノ丸、城ヶ尾山と結構アップダウンが続きます。南斜面は雪が少なく、北斜面の吹きだまりは膝くらいまで積もっていました。城ヶ尾峠のベンチでラーメンを作って大休止。ここから三ヶ瀬川東沢へと下ってゆきます。写真を撮りながらでしたがわずか25分で林道に出てしまいました。あとは林道を歩くだけ。次第に雪が少なくなり、最後はアスファルトの上を道の駅まで下って行きました。
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2013年12月16日(月) |
身近な季節の移ろい |
今日は山ではなく里ネタ、年末の小景を集めました。わざわざ遠くの山まで出掛けなくても・・・という感じ?
晩秋の新宿御苑で光を追いかけました。(2週間前です。)
コンパクトカメラCanon PowerShot S100でどこまでやれるか、ちょっと真剣にトライしてみました。 |
紅葉のステンドグラス
落ち葉の彩り
名残
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森の広場
夕日
二つの太陽?!
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横浜郊外の「新治市民の森」で切り取った秋の光景です。
こちらはCanon EOS40Dで撮影。(1週間前です。)
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おまけです。
今朝利用した横浜市営バス(普通の路線バス)が、乗ってビックリ。車内がクリスマス一色で、イルミネーションが輝き、かすかにクリスマスソングのオルゴールが流れていました。
途中からの乗客も皆思わずにっこり。誰もが携帯を取り出して撮影していました。いやぁ、朝から和みました。 |
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2013年12月8日(日) |
初冬の丹沢(桧洞丸〜犬越路) |
立派な山容の大室山
初冬の森の佇まい |
今日は冬山のトレーニングを兼ねて丹沢の桧洞丸から犬越路を歩いてきました。
5時前に家を出て、登山口の西丹沢自然教室の駐車場に暗いうちに到着。車の中で朝食を食べ、明るくなった6時40分に歩き出しました。幸か不幸か曇り空なので撮影で立ち止まることもなく、ぐんぐん先に進みます。ゴーラ沢出合から尾根に取り付きます。登るうちに調子が出て来たようで、順調に標高を稼ぎます。木道が連続するようになると間もなく石棚山稜に合流し、山頂の一角に着きました。やけに明るく感じられるのは木々がすっかり葉を落としているだけではなく、沢山の大木が倒れてしまっているからです。あまりの荒れように心が痛みます。そのうちに塔ノ岳のような禿げ山になってしまうのでしょうか。目の前を1頭の子鹿が逃げていきました。
結局休憩無しで桧洞丸頂上に到着。今日は登山者が少なく静かです。軽く腹ごしらえをしてから犬越路へと向かいます。下り始めの斜面はすっかり樹木が無くなり、崩壊防止のための土嚢が積み上げられていました。小笄の下りからは大室山が大きく望まれ、ちょうど良いタイミングで光が射し、枯れ草を前景に撮影。犬越路で昼食休憩。振り返れば桧洞丸に霧が湧き出していました。陽木沢出合へと下ります。沢沿いの道では、陰った所にスポットライトで浮かび上がる樹林がとても綺麗でした。以前、新緑の季節に訪れた巨木が無残に朽ちて倒れていました。山がどんどん荒れてゆく様子を目の当たりにして悲しい気持ちになります。
陽木沢出合で車道に出ました。下のコバルトブルーの淵がいかにも魚が居そうな気がしたので覗き込んだところ、本当に岩魚が悠然と泳いでいました。広大なオートキャンプ場を横目に舗装道路を歩き、13時に西丹沢自然教室に到着。時間が早かったので渋滞が始まっておらず、スムーズに帰ることができました。
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2013年11月28日(木) |
見えなかったアイソン彗星 |
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2013年11月2日(土) |
紅葉の越後三山を撮りに |
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2013年10月16日(水) |
富士山一周 |
県道71号線からの富士山
十里木高原のススキ |
体育の日の3連休は山ではなくサイクリング。今回は日帰りで富士山を一周しました。
10月13日(日)、御殿場まで輪行し、駅前で自転車を組み立てます。素晴らしい天気で富士山の山肌の色まではっきり分かります。まずは篭坂峠まで標高差650メートルを上ります。斜度があまりきつくないので、順調に1時間で峠に到着。別荘地の中を通り抜け、富士吉田までは快適な下り。河口湖町からは再びだらだらと上ってゆきます。観光客があふれる「道の駅なるさわ」で昼食休憩。県道71号に入り、樹海の中の気持ちの良い上りが続きます。上りきった所が山梨と静岡の県境。展望台があり、本栖湖の向こうに先週歩いた南アルプスがくっきりと望まれました。ここから上井出の交差点までは今回一番気持ちの良い長い下り坂です。富士山を眺めるために時々止まりながらも、10キロほどの距離をあっという間に下ってしまいました。県道72号線を経由して国道469号線に入ると、十里木高原までだらだらと上ってゆきます。そろそろ疲れて辛くなってきました。富士山も雲に隠れて見えなくなり、黙々とペダルを踏み続けます。結構アップダウンがあり、下りになると「あーもったいない」という気分。上りきった十里木高原は越前岳の登山口で、一面のススキが秋の陽に輝いていました。休憩を兼ねて散策した後、御殿場までのんびり下ってゆきました。御殿場には15時半に到着。
走行距離は自宅から駅までの走行も含めて113.5キロ。1日の走行距離としてはこれまでで最長となりました。
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2013年10月15日(火) |
紅葉の白峰三山(4) |
大門沢下降点付近の紅葉 |
8日(火)、2時45分に起床。雲が多いながらも星は見えています。今日も気温は高め。奈良田を13時50分のバスに間に合わせるために大急ぎで朝食を食べ、出発の準備。
ヘッドランプの明かりで歩き出すと、今日は体が軽い。ようやく本来の調子に戻ったようです。農鳥岳頂上で日の出。北岳方面が一瞬真っ赤に染まりましたが、カメラの準備が間に合わず、太陽はすぐに雲に隠れてしまいました。大門沢下降点から下り始めると、期待通りの見事な紅葉です。光線条件が今一つでしたが、何枚をシャッターを押しました。これで今回の山行の撮影ポイントはおしまい。カメラをザックに仕舞い、急下降を慎重に歩きます。大門沢に下り着いたところで昼食。ここからは樹林の中の長い道を奈良田目指してひたすら歩きました。最後の車道歩きでヨレヨレになって奈良田に到着しました。
「奈良田の里」で温泉に入り、バスの時刻まで庭のベンチで心地よい風に吹かれながらビールを飲み、2度目の昼食。早川町営のマイクロバスで下部温泉駅に出て、甲府行き特急で帰途につきました。
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2013年10月14日(月) |
紅葉の白峰三山(3) |
朝日に染まる北岳 |
7日(月)、3時40分に起床。まず、長時間露光で星を撮影。その間に朝食を済ませます。太陽が顔を出すと同時にバットレスが真っ赤に染まりました。谷間の黄葉が輝いています。甲斐駒には良い感じに雲が流れ、右へ左へ、スチルもムービーもと夢中で撮影を続けました。そろそろ終わりかという頃、突然ガスが湧き尾根を超え始めました。ブロッケンが出ると直感しバットレスが見える位置に移動すると、思い通りの場所にブロッケンが現れました。これはもう出来すぎです。
テントを畳んで北岳へ向かいます。ザックを背負って歩き出すと今日も体が重い。意識してゆっくり、一歩一歩立ち止まらないように歩きます。八本歯の岩場を慎重に通過し、北岳への急登に喘ぎます。吊尾根分岐にザックをデポし、カメラだけ持って頂上をピストンしました。北岳頂上では東側は一面の雲海、西側は雲がなく北アルプスまですっきりと望むことができました。
北岳山荘まで下って昼食。間ノ岳への登りは霧の中を黙々と歩き、コースタイム通りに到着。小休止をとり、すぐに農鳥小屋へと下ってゆきます。小屋の手前に真っ赤なナナカマドの群落がありました。
農鳥小屋でテントを張っていると白い虹が何度も現れました。自分の目で見るのは初めてです。夕方は雲が多く、西の空を中心に撮影しましたが、日没の頃に濃密なガスに包まれカメラも三脚もびしょ濡れになってしまったところで撮影を切り上げました。
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2013年10月13日(日) |
紅葉の白峰三山(2) |
白根御池からの北岳 |
6日(日)、4時前に目が覚めました。ポタポタと雫がフライに落ちる音がしており濃霧だろうと思っていましたが、念のためにフライのジッパーを上げてみると、なんと満天の星空でした。慌ててテントから飛び出し、天の川や池に映る星を撮影。日が昇ると一面の黄葉が朝日に輝き始めました。池に映る北岳と黄葉が美しい。
ゆっくり二俣へ向かいます。二俣から少し登った所の黄葉が見事です。ここで三脚を立てていると、やってきた登山者は皆歓声を上げていました。D沢を過ぎると傾斜がきつくなりペースがガタッと落ちます。今回は調子が今一つ。岩稜に上がった所でお湯を沸かしてスープを飲みながら昼食。ここからのバットレスは時折ガスが湧き上がり、なかなかの迫力です。連続する梯子をゆっくりと登り、八本歯のコルに着きました。八本歯ノ頭へは痩せた岩稜を慎重に登ります。白峰三山の眺めを楽しんでから、今日泊まる予定のボーコン沢ノ頭の手前のピークへ。誰も居ない大展望の幕営地で、のんびり干し物をしながらテントを張りました。谷間には雲海が広がり、その上に甲斐駒と鳳凰三山が浮かんでいました。
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2013年10月12日(土) |
紅葉の白峰三山(1) |
雨の大樺沢で |
毎年10月第一週の週末は紅葉撮影に出掛けますが、今年は白峰三山へ行きました。仕事が忙しい時期で同僚に迷惑をかけるのを承知で2日間の休暇をもらい、3泊4日で計画しました。
10月5日(土)、南方の台風の影響で朝から雨が降っていました。この天気で急いで行っても仕方が無いので、ゆっくり家で朝食を食べてから出発。甲府から11時の広河原行きバスに乗りました。この天気なのでガラガラです。
広河原に着くと雨はほとんど止んでいました。意外に気温が高く、薄着で歩き出します。大樺沢を登ってゆくと、先日の台風の被害か所々でかなり荒れていました。登るにつれて再び空が暗くなり霧雨が降り始めました。二俣まで来ると霧の中にボーッと紅葉が見えており、昨年に続けて今年も意外に色づきが良さそうです。二俣からトラバース道を20分ほどで白根御池小屋着。テントを張ってからビールを飲んですっかり幸せ気分。今週は寝不足気味だったので夕食後すぐに眠くなり、19時にシュラフに入りました。
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2013年9月9日(月) |
全日本山岳写真展が終わりました |
賑わう会場
私の作品が展示されているコーナー |
昨日で全日本山岳写真展が終わりました。
17時に全てのお客さんが退出した後、手伝いに集まった会員が一斉に撤収作業に取りかかり、2時間ほどでギャラリーは何事も無かったかのように空っぽになりました。
今回、私の作品「秋光に輝く」が「全日本山岳写真協会賞」を受賞しました。
この土日は山仲間、職場の同僚と上司、古くからの友人、親戚など大勢の方からお褒めの言葉をいただき、結構舞い上がっていたような気がします。また、普段会うことができない地方の会員とも交流することができました。
あっという間の一週間でしたが、この後一部の作品が巡回展に回ります。それが終わるとすぐに来年の写真展の準備が始まります。今年の反省を生かして、来年もまた素晴らしい写真展を開催できるように頑張りたいものです。
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2013年9月2日(月) |
全日本山岳写真展が始まります |
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明日から2013全日本山岳写真展が始まります。今日は朝9時から16時まで、丸1日かけて会場の設営を行いました。
これほどの規模でありながら、壁面の配置から作品パネルとキャプションの取り付け、スポット照明の取り付けから調整までの全てを会員が協力して行っている手作りの写真展であることは、ちょっと自慢できることだと思っています。
皆様のご来場を心からお待ちしています。
詳しくはこちら
また、写真展をご覧になって全日本山岳写真協会に入会したいと思われた方、あるいは写真について質問したい事がある方は、どうぞ遠慮なく係の者に声をかけていただければと思います。
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2013年8月24日(土) |
全日本山岳写真展レイアウト作業 |
レイアウト作業
塩田諭司写真展 山稜からの贈りもの |
写真展まであと10日となり、今日は作品のレイアウト作業を行いました。
方眼紙で作成した10分の1スケールの壁に、10分の1サイズのパネルを並べてゆきますが、パネルの間隔だけでなく、大きなサイズのパネルは会場での鑑賞距離=背面の広さまで考慮して配置を決めてゆきます。とはいっても山域別に展示するという制約があるためなかなか思い通りにならず、最後の微調整でかなり悩みました。どうしても一部で割り切らざるを得ない部分がありましたが、現状ではベストの配置だと思います。
作業終了後、会員の塩田諭司さんの個展を見に行きました。塩田さんは八ヶ岳の山小屋をテーマにこれまで何度か個展を開催しており、今回は本沢温泉の冬の1日がテーマです。
雪に囲まれた山小屋の生活シーンはどこか温かく、ほっとした気持ちになるとともに、自分もそこでのんびりと同じ時間を過ごしてみたいと思いました。
お時間のある方はぜひお出かけください。
塩田諭司写真展 山稜からの贈りもの
HCLフォトギャラリー新宿御苑
8月28日(水)まで
平日 10:00〜19:00
最終日 10:00〜15:00
*日曜休館
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2013年8月22日(木) |
塩見岳から蝙蝠岳へ(5) |
朝の森
東俣林道にて |
8月16日(金)、5時起床。今回の山行で一番の青空です。今日は椹島まで林道を歩くだけなので、ゆっくり支度をして7時45分に出発。
林道は午前中は日陰になるため、涼しくて快適です。朝の光芒が美しい森やカツラの巨木、緑したたる小滝など予想外に被写体が多く、撮影を楽しみながら歩くことができました。
11時前に椹島に着き、シャワーを浴びて生き返り、東海フォレストの送迎バスを待つ間ビールを飲みながら残った食料で豪華に昼食。今回も良い山行だったとしばし余韻に浸りました。
送迎バスに乗ろうとしていると、向こうで誰かが手を振っています。なんと会社の山仲間のKさんでした。荒川三山と赤石岳を周回してきたとのこと。畑薙ダムで路線バスに乗り換えてから静岡まで3時間半という長い道中ですが、お互いの山での出来事などを話しながらの楽しいひとときとなりました。静岡からは新幹線であっという間に横浜の自宅まで帰ってきてしまいました。
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2013年8月21日(水) |
塩見岳から蝙蝠岳へ(4) |
朝の間ノ岳と農鳥岳
蝙蝠岳からの荒川三山 |
8月15日(木)、4時起床。晴天です。コーヒーを飲んでから撮影に出ます。靄がかかっていますが、荒川三山と塩見岳に雲が流れ、良い感じです。日が昇ってからもケルンを前景に入れたり工夫しながら、6時半まで撮影していました。
朝食後テントを畳んでいると、単独の年配の男性がやって来ました。「早いですね」と話しかけると、熊ノ平に行くつもり間違ってこちらに来てしまったとのこと。180度方向が違うし、ここに着くまで間違いに気が付かないとは唖然とするほかありません。男性が去った後、岩の上に長袖のシャツが干したまま忘れられていました。この先大丈夫なんでしょうか?
二軒小屋へ向け出発。森林限界ピークまではまさに稜線漫歩。蝙蝠岳に別れを告げて樹林帯に入ってゆきます。徳右衛門岳までの森は本当に美しく、撮影のためになかなか行程がはかどりません。心の赴くまま撮影していたら下山できなくなってしまいそうです。撮影をほどほどに切り上げ、カメラをザックに仕舞って歩きに専念します。それでも、あまりの美しさに我慢できず、何度かザックを下ろして撮影しました。いつしか空が暗くなり、途中にある中部電力の施設の辺りで雨粒が落ち始めました。遠くから雷鳴が聞こえてきます。雨具の準備をして下り続け、岩稜帯を慎重に通過し、急なジグザグを下って東俣林道に下り立ちました。もうすぐ二軒小屋という所で本格的な雷雨となりました。
今日は登山小屋に泊まります。盆休みだというのに宿泊者は自分だけ。水場で全身を拭いてさっぱりしてからビールを飲んでいると、単独行者が二人やってきました。一人は蝙蝠岳を日帰り、もう一人は西小石岳を目指したが藪で敗退とのことで、どちらも相当山慣れしている人のようでした。(西小石岳とは私も初めて聞く山名でした。)結局今日の泊まり客は3人だけでした。夕方になって雷雨は上がり、爽やかな冷気に包まれました。
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2013年8月20日(火) |
塩見岳から蝙蝠岳へ(3) |
今日はあそこまで、三伏山より朝の蝙蝠岳
北俣岳のお花畑と蝙蝠岳 |
8月14日(水)、2時起床、4時出発。二日分の水5リットルが入ったザックがずっしりと肩に食い込みます。三伏山からは塩見岳が霧に見え隠れしており、朝のドラマの予感。先を急ぎたい気持ちもありましたが、ここでじっくり撮影することにしました。次第に明るくなる中で霧が流れ刻々と変化する風景に、写真と動画を撮り続けました。日が昇ったところで塩見岳が隠れてしまい撮影を切り上げました。ここからしばらく樹林帯が続きます。権右衛門山を巻いてから急登しばし、塩見小屋の下で樹林帯を抜け出しました。塩見小屋のベンチで早めの昼食を食べ、塩見岳へ急な岩場を登ってゆきます。決して難しい岩場ではありませんが、何しろ荷物が重いのでゆっくりと慎重に登りました。頂上に着く頃には雲がわき出してしまい、展望は今一つ。あまり長居せずに先を急ぎます。北俣岳分岐まで慎重に下り、メインルートから分かれて蝙蝠岳への尾根に入ります。北俣岳までの岩稜帯は前回来た時と同様にミネウスユキソウの群落が見事でした。北俣岳を越えるとなだらかな広い稜線となりました。晴天下の稜線漫歩をイメージしていましたが、残念ながらどんよりと曇り時折霧が流れる稜線を黙々と歩きます。蝙蝠岳手前の鞍部付近では登山道にハイマツがかぶっており、ザックが引っ掛かるため体力を消耗しました。北俣岳分岐から先ですれ違った登山者は3人だけで、本当に静かなコースです。蝙蝠岳頂上には誰も居ません。直下の幕営スペースにテントを張り終わった頃、ポツリポツリと雨粒が落ちて来ましたが、幸い本降りになることはなく、夕方になって青空が広がりはじめました。山頂に三脚を立て、日没まで雲と光芒の変化を眺めて過ごしました。荒川三山と塩見岳が最後まで雲に隠れていたのが残念でしたが、明日の朝が楽しみです。
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2013年8月19日(月) |
農鳥岳から蝙蝠岳へ(2) |
流星と塩見岳
三伏峠のマツムシソウ群落 |
8月13日(火)、深夜0時にアラームで起き、眠い目をこすりながら三伏山へ。満天の星空です。カメラをセットしてシャッターを開けると、早速流星が流れました。2時まで撮影を続けましたが、期待通りに沢山の流星を見ることができ、写真にもしっかり写りこんでいました。冷え切ってテントに戻るとシュラフに潜り込みました。
さすがに朝の撮影はパスし、すっかり明るくなった6時過ぎに起床。今日はのんびり前小河内岳まで往復です。烏帽子岳まで登ると目の前の塩見岳をはじめ、南アルプスの主なピークをずらりと眺めることができました。前小河内岳まで来ると荒川三山が目の前です。たっぷり眺めを楽しんでから三伏峠へ引き返しました。峠のお花畑は近年鹿の食害で荒らされてしまったため、今は金網で囲まれていますが、金網の中はマツムシソウの群落が見事で、網の間からレンズを突っ込んで撮影しました。
午後は水場で全身を拭いてさっぱりしてからテントでビールを飲み、昼寝。昨日とは違って雲が湧いてしまったため夕方の撮影は出来ませんでした。
明日は塩見岳を越えて蝙蝠岳を目指します。早立ちに備えて18時半にはシュラフに入りました。
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2013年8月18日(日) |
塩見岳から蝙蝠岳へ(1) |
三伏峠お花畑からの塩見岳 |
蝙蝠岳は2年前の夏に訪れましたが天気が悪く全く景色を見られなかったため、今年改めて同じコースを歩いてきました。
8月12日(月)、各駅停車を乗り継きローカル線の旅を楽しみ、飯田線の伊那大島駅からバスで鳥倉登山口まで入りました。5日分の荷物を背負って14時前に歩き始めます。登山口の標高が約1800メートルあり下界の暑さとは無縁とはいえ、いきなりの急登に汗が噴き出します。小さなコルを越え、尾根の側面を巻くようにつけられた道を登り、2時間40分ほどで三伏峠に着きました。
キャンプの受付をしてから水場へ下ってゆくと、開けたお花畑から午後の光を浴びた塩見岳が見事でした。水場から戻ると早速カメラを持って三伏山へ上がり、日没まで撮影しました。テントで夕食を食べながらラジオを聴いていると、今夜はペルセウス座流星群が極大になるとのことなので、夜中に起きることにしました。
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2013年8月11日(日) |
魚野川(4) |
小ゼン沢を登る
下山口までここから5時間かかりました |
8月5日(月)、6時過ぎに起床。パラパラと雨音がしていましたが、幸い朝食の準備をしている間に雨は上がりました。
8時40分に出発し、少し遡るとツバクロゼンが現れました。ここで小ゼン沢が分かれます。本流にかかるツバクロゼンを右から高巻いて落ち口へ。少し進んで左の笹の中に踏み跡を辿ると小ゼン沢のネジレゼンの上に出ることができました。本流から別れたので水量は一気に減り、傾斜が増して順調に標高を稼ぐようになります。しばらく進むと小屋ノ沢の出合。小休止をとってから小屋ノ沢に入ってゆきます。8メートル滝は一見登れそうになかったので手前右から巻き道に入りますが、踏み跡を辿るうちに密藪に入って行き詰まってしまいました。引き返して足元が不安定なザレ場でセルフビレイを取りながらNさんがルートを探りましたがどうしても分からず、一旦懸垂で引き返します。すると、かなり下で滝の落ち口にトラバースするバンドを発見。結局ここの通過で約2時間をロスしました。ここで、下山がかなり遅くなることを覚悟しました。すっかり小さくなった流れをぐんぐん登り、ほとんど流れが無くなったところで、五三郎小屋に着きました。ブロック造りで頑丈そうですが、中は荒廃しています。はっきりした道を10分ほどで稜線の登山道に到着。もうすぐ夕方という時刻ですが、長い稜線歩きに備えてしっかりと腹ごしらえをしました。大高山目指して霧の稜線を登り始めると、すぐに雨が降り始め、雨具の上下を着込みます。標高差200メートル以上登り、大高山頂上で小休止。カモシカ平まではなだらかに下ってゆきますが、沢靴のままのTさんとNさんは足元が滑りやすいようで、何度も尻餅をついています。カモシカ平は晴れていれば気持ちが良さそうな笹原ですが、今は日が暮れかけ、遠くからは雷鳴が聞こえています。高沢山への登りでヘッドランプを点けました。三壁山への道に入るとぬかるみがひどく一気にペースダウン。ヘッドランプの明かりに集まる虫が鬱陶しい。三壁山を越えればあとは下るだけですが、滑りやすい足元に予想よりも遥かに遅れ、駐車場に着いたのはなんと22時を回ってしまいました。
駐車場のトイレで着替えてから帰途につきました。風呂には入れず、食事もコンビニで済ませ、運転を頻繁に交代しながら東京を目指しました。
色々と大変なことも多かったですが、沢は素晴らしく、良い仲間と登ることができて、本当に中身が濃い思い出に残る山行となりました。今度はぜひ天気の良い時に行きたいものです。
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2013年8月11日(日) |
魚野川(3) |
イワスゴゼン
これがやりたかったのです! |
8月4日(日)、 6時前に起床。山とは思えない夜更かし遅起きが続いています。今日の行程は滝場が続く本山行のハイライトですが、相変わらず渋い天気です。朝食の後、ゆっくりモーニングコーヒーを飲んでから撤収し、8時に出発。
穏やかな流れを順調に進みます。タズナ沢で釣り休憩。4人それぞれ釣り糸を垂れ、合計7尾を釣り上げました。今夜はやっと豪勢に岩魚を食べられます。行者の岩屋先の小滝をザイル確保で左から小さく巻きます。やがて立派なカギトリゼン(魚止めゼン)が眼前に現れました。左の水際がルートですが、水量が多いためか、ぬめったスラブに手も足も出ません。Nさんが替わってザイルを引いてトライしましたが、スリップして釜の中へ。Nさんはこの後左の広大なスラブにルートを見出そうとかなり粘りましたが、見るからに悪く、結局少し下流へ戻って左岸のルンゼから巻くことにしました。登り始めの急斜面はザイル確保し、歩きやすい沢状を少し登ってから左の笹藪に入る踏み跡を見つけました。あとは見当を付けて藪を漕ぎ、うまい具合に沢に下りることができました。続けて立派なイワスゴゼンが現れます。Nさんが左岸の巻き道にロープを固定する間、TさんとAさんは滝壺のプールで釣り。ここで太陽が顔を出し、水面がキラキラ輝いていました。ロープがフィックスされたところで高巻きにかかります。途中で残置ロープにザックが引っかかって難儀しましたが、何とか滝の上に出ることができ、ホッと一息。スリバチゼンを越え、ヘリトリゼンの手前は素晴らしい平ナメとなっていました。。広大な一枚岩一面に広がって流れる水を気持ちよくばちゃばちゃと歩き、ヘリトリゼンは滝の右端を簡単に登ることができました。これで今日の滝場は終わり、幕営地を探しながら進みます。途中、右岸にとても美しい森がありました。奧ゼン沢出合の右岸で先行者が幕営しており、これを通り過ぎて行者ノ沢の少し先に絶好の露営地を見つけました。
テントを張ってから釣りに出かけ、全員で計6尾を釣り上げ、おかずとして十分な量になりました。大量の薪も集めましたが雨で濡れています。点火にかなり時間がかかってしまいましたが、串に刺した岩魚がずらりと並んだ様は壮観です。刺身も作って、宴会開始。Nさんが持ってきた丸ごとのレタスも加わり、豪勢な夕餉となりました。骨酒まで作ったところで雨が降り出し、慌ててテントの中へ移動。塩焼きと岩魚汁でご飯を食べて大満足。今日も夜更かしになり23時過ぎに就寝となりました。
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2013年8月8日(木) |
魚野川(2) |
桂カマチを行く
大ゼン |
8月3日(土)、5時起床。出発前に確認した週間予報では今日こそ晴れ!の予定でしたが、残念ながらどんよりと曇っています。朝食を食べているとポツリポツリと雨粒が落ちてきました。
気を取り直して7時に出発。昨日確認した場所から沢に入り、いきなり渡渉です。流れが強く単独で渡るのは厳しいため、スクラムを組んで渡りました。二度目の渡渉は単独で先に渡り、三脚を立てて後続を動画を撮影していたところ、いきなりの決定的瞬間。先頭のNさんが数メートル流されてしまいました。大事には至らず、渡り終わった所で皆で大笑い。千沢を分けると水量が半分になり、廊下状の桂カマチを通過。その先、流れがS字状になった不動コイデは右岸をへつって進みましたが途中で行き詰まりました。戻って巻き道を探りますがルートが分かりません。Nさんが右岸の急斜面を登り始めました。後続はロープで確保してもらいましたが、かぶり気味の凹角を越えるのにかなり苦労しました。ここをトップで登ったNさんの力に脱帽です。滑りやすいトラバースの後、懸垂下降で沢に戻ります。井戸沢の手前で休憩する間、TさんとNさんが試し釣りをしましたが、残念ながら釣れませんでした。美しい流れが続き、何度も何度も歓声を上げながら進みます。高沢の手前で左岸を巻いて懸垂で戻り、大ゼンへ。左岸を私が空身で登ってロープを固定して下り、ザックを背負って登り返しました。簡単なトラバースで滝の落ち口へ。大ゼンから先は悪場は無く、渡渉を繰り返して進むと前方にナマリ岩が見えてきました。ナマリ岩の左側に最高の露営地があり、ここを今日の泊まり場とします。17時過ぎに今日の行動を終了。
急いでテントを張り、釣りに出ました。岩魚の姿は見えているのですが、さっぱり餌に食い付きません。露営地周辺の岩魚はスレているのでしょうか。Tさんが何とか1尾だけ釣り上げました。今日も豪勢に焚き火をしながら楽しいひとときを過ごします。岩魚は塩焼きにしてA嬢に食べてもらいました。今日の教訓を生かし、明日は釣りながら歩こうという話になりました。23時に就寝。
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2013年8月7日(水) |
魚野川(1) |
沢旅の始まりは白砂山登山口から
百八十曲りのブナ |
この夏は、「行きたい山の引き出し」に以前から大切に仕舞ってあった魚野川を訪ねることにしました。メンバーは会の仲間のTさん、Nさん、A嬢と私の4人です。
8月2日(金)、6時前に東京を発ち、関越道を渋川伊香保へ。なかなか夏らしい晴天にならず、不安定な天気が続いています。どんよりとした曇り空から時折パラパラと雨粒が落ちて来て、今一つ気分が盛り上がらりません。それでも野反湖が近づいてくると青空が広がり始めました。ダム手前の白砂山登山口の駐車場に車を止め、出発の準備。
11時過ぎに登山道を歩き始めます。野反湖は晴れていたのに、我々が目指すダムの下流側はガスに包まれていました。ハンノ木沢を渡って地蔵峠までひと登り。再び下って北山沢を渡ります。ここで昼食を食べていると雨が降り始め、雨具を着ました。ここから200メートルの登り返し。登山道は山腹を巻くように付けられていますが、左下がりに傾斜があり、笹で滑って非常に歩きにくい道です。100メートル下ってイタドリ沢を渡ってまた登り返し、尾根上に乗ったところでやっと百八十曲りと呼ばれる歩きやすい下り坂になりました。(百二十曲りと書かれた資料もあり、どちらが正解なのでしょうか。)いつの間にか雨は止んでいました。この尾根はブナ林が美しく、霧に包まれた幻想的な光景の中を写真を撮りながら下って行きます。渋沢を吊橋で渡り、17時過ぎに渋沢ダムに着きました。今日はここでテントを張ることにします。
明日の偵察を兼ねて、釣りに出掛けました。沢への下り場所がなかなか分かりませんでしたが、結局吊橋の所で渋沢へ下る踏み跡を見つけ、そこから魚野川に出ることができました。30分ほど釣り糸を垂れましたが釣果はなし。濡れた薪で苦労して焚き火を起こし、Nさん持参のソーセージを焼きながら酒を飲み、シュラフに入るのが23時近くになってしまいました。
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2013年7月21日(日) |
丹沢・大山から表尾根 |
表尾根にて
シモツケソウとヤマブキショウマ?
大倉尾根にて |
今日はたっぷり歩いてきました。(参院選は期日前投票しました!)一応、夏山本番へ向けてのトレーニングの仕上げのつもりです。いつもの大倉尾根だけでは面白くないので、大山に登ってから表尾根をつなぎ、大倉尾根を下りました。
大山ケーブルのバス停から7時に歩き出しました。ケーブルカーはまだ動いていないのでとても静かです。山の上の方は霧に包まれています。男坂の急な階段を大汗をかきながらも快調に登り、下社から登山道に入ります。もう下山してくる人とすれ違います。うちわ片手にスタスタと下ってくるお年寄りが居ました。早朝登山が日常生活の一部になっているのでしょうか。山頂直下で霧から抜け出しました。夏姿の富士山が雲の上に見えていました。8時40分に山頂着。ベンチで今日最初の休憩。関東平野は雲の下で見えませんでした。一気にヤビツ峠へ下ります。峠にはバスが到着しており、大変な賑わいです。車道を富士見橋まで下ってから三ノ塔へ登山道に入ります。一気に登って三ノ塔で2回目の休憩。霧に包まれて何も見えませんが、時折頭上から強烈な日差しが照りつけてきます。腹ごしらえをしてから表尾根縦走路へ。一旦大きく下ってから、アップダウンを繰り返しながら塔ノ岳に向かって標高を上げてゆきます。霧で全く景色が無いのが残念ですが、日差しが遮られて比較的涼しいのは助かります。かなりくたびれて12時55分に塔ノ岳に到着。ここまででほぼ2リットルの水を飲んでしまいました。ここで、下りに備えてゆっくり休憩して腹ごしらえ。大倉尾根は小走りに下って一気にバス停へ。15時ちょうどに大倉着。今日は意識してハイペースで歩いたので、トレイルランナー以外には抜かれることはありませんでした。
バスを待つ間、自分へのご褒美にビールを飲んでから、帰途につきました。
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2013年7月7日(日) |
梅雨明けのサイクリング |
田圃の中に延びる横須賀水道みち
空を映す宮ヶ瀬湖 |
昨日、早くも梅雨が明けた模様とのニュースが流れました。久しく自転車で出掛けていなかったので、今日は自転車で少し遠出することにしました。
目的地は丹沢山麓の宮ヶ瀬ダム。猛暑になるとの予報なので早めに帰宅できるよう、朝6時に家を出発。梅雨明けらしく澄み渡った青空に丹沢と富士山がはっきり見えていました。町田駅前を通り、県道52号を西に向かってひた走ります。昭和橋で相模川を渡り、中津工業団地の中を通り抜け、横須賀水道みちに入りました。緑の田圃の中を一直線に延びる道が爽快です。横須賀水道は旧日本海軍が半原から横須賀まで引いた導水管だそうです。その上に、所々で途切れながらも直線的な道路が延びているというわけです。やがて中津川の渓谷沿いの道になりました。釣り人や水遊びの子供達が涼しげで羨ましくなります。宮ヶ瀬ダムへの上りの途中にある県立あいかわ公園で休憩し、さらに上った所の服部牧場に立ち寄りました。沢山の牛や羊に混じってシマウマが1頭?なんとなく変な感じがしますが、妙に人に慣れており、寄ってきたので頭をなでてやりました。実はここのソフトクリームを楽しみにしていたのですが、時間が早すぎて販売していませんでした。残念。 車両進入禁止の道に入り、9時20分にダムに到着。湖面には青空と雲が映っていました。堰堤を渡って県道64号に出て、やまびこ大橋を渡って宮ヶ瀬湖畔園地でおにぎりで腹ごしらえ。再び64号に戻り、土山峠からは長い下りを快調にとばしました。それでもロードバイクに次々に追い越されます。皆、驚くほど飛ばしています。千頭橋際の交差点を左折して県道63号を北上し、昭和橋で往路に合流しました。あとは炎天下を自宅に向けてペダルを踏み続けます。暑さと疲れでぐっとスピードが落ちましたが、13時前に帰宅できました。今日の走行距離は92キロでした。
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2013年6月25日(火) |
全日本山岳写真展 公募作品選考会 |
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6月23日(日)、全日本山岳写真展の公募作品選考が行われ、50点の作品が入選しました。これらの作品は9月3日(火)から開催される全日本山岳写真展の公募コーナーに展示されます。
毎年の事ですが、選外となった作品の中に、せっかく良いシャッターチャンスに巡り会い構図も悪くないのに、不適切な画像処理により画質が台無しになってしまったものや、ぶれてしまって全紙に伸ばせないものが少なからず見られたことが残念です。
高額なカメラで撮影された作品にそのようなものが割と多いように感じられるのは気のせいでしょうか。
次々に新製品が発売される撮影機材や多彩な画像処理に気を取られがちですが、その前に手持ちの機材を正しく使いこなし、その性能を100パーセント引き出すことが出来ているかを再確認していただきたいと思いました。
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2013年6月15日(土) |
紫陽花を見に浄慶寺へ |
山の斜面に広がる紫陽花
マクロレンズで遊ぶ |
梅雨の晴れ間となった今日、紫陽花を見に浄慶寺に行きました。浄慶寺は小田急柿生駅の近くですが、我が家からは自転車で40分ほど。今日は割と蒸し暑く、大汗をかいて到着しました。
木陰に入ると少しひんやりとしていて、ホッとします。お寺の裏山の斜面に沢山の紫陽花が植えられていますが、今年は少し花期が早かったようで、盛りを過ぎた感じでした。アップに耐える花がなかなか見つかりませんが、まだ使いこなせていない100ミリのマクロレンズの練習のために少しでもきれいな花を探し、光線を選びながらじっくり撮影しました。マクロレンズ特有の肉眼とは全く違う世界が面白く、また普段使っているズームレンズと比べてボケがはるかに美しく、結局2時間近くを過ごしました。
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2013年6月9日(日) |
霧の鍋割山稜 |
霧の鍋割山稜で |
梅雨の季節だというのに、この週末も晴れの予報だったので、今日はトレーニング目的で丹沢へ。大倉尾根から塔ノ岳へ登り、鍋割山稜のブナに会って来ました。
昨日は会の仲間の白岩吉明さんの個展「桃源郷」(6月13日まで、詳しくはこちら)のお祝いで飲み帰宅が遅くなったので、今日はゆっくり8時半に自宅を出ました。大倉から歩き始めたのが10時半。横浜は晴れていましたが、丹沢の稜線は雲の中でした。大倉尾根をハイペースで登ります。調子はまずまず、気持ちよいほど汗が吹き出してきます。水分と食べ物の補給以外には休憩を取らず、ほぼ一気に2時間20分で塔ノ岳まで登りきりました。登山者でごった返す頂上で20分ほど休憩してから鍋割山稜へ。大丸から小丸にかけてのブナ林は霧に包まれなかなか良いムード。トレーニングだけでなく、作品の方もバッチリでした。のんびり写真を撮ったので鍋割山は省略して小丸尾根を駆け下りました。二俣から1時間の林道歩きで大倉バス停着。体を拭いて着替えてから、バスを待つ間のビールが最高でした。
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2013年5月31日(金) |
動画のページを開設しました! |
厳冬の天狗岳
(動画からの切り出し画像) |
4年前に購入したEOS 5D MarkUにはフルハイビジョン動画撮影機能が付いており、写真撮影の傍らコツコツと動画も撮影していました。動画の知識ゼロからのスタートで、編集も試行錯誤の繰り返しでしたが、なんとか人にお見せできる作品ができたかな?ということで、以前から密かに計画していた動画ページ開設の運びとなりました。
今回の作品は、今年1月の全日本山岳写真協会の撮影会で撮影したものです。(山行の様子はこのページの下の方にあります。)冬山なのに穏やかな天候だっため動きのある被写体が少なく、スライドショーのように見えるのが難点ですが、紛れもない動画です。動いているモノを一生懸命探しながら見てください。(笑)
本当はYou Tubeではなくハイビジョンテレビで見ていただきたいところですが。。。
動画は撮影にも編集にも時間がかかりますが、少しずつ作品を追加していきたいと思います。
トップページの動画ボタンからお入りください。
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2013年5月8日(水) |
ユーシン渓谷 |
輝く若葉
新緑の渓谷 |
ゴールデンウィーク前半の4月29日(月)は、新緑を見たいという奥さんのリクエストに応えて、丹沢のユーシン渓谷に行ってきまた。
5時半に家を出て、1時間半ほどで林道ゲートの駐車場に到着。今回は山には登らず林道だけなので、のんびり気分で歩いてゆきます。鳥のさえずりやキツツキのドラミングを聞きながら、知らず知らずのうちに標高が上がります。木々の緑が若葉の黄緑へと季節が逆戻りしてゆきます。玄倉ダムではエメラルドグリーンの水と新緑のコントラストが素晴らしい。しばらく進み、川原が広くなった所でコーヒータイム。ユーシンの分岐でまだ時間が充分あったので、熊木ダムまで行くことにしました。ほとんどのハイカーはユーシンまでで引き返すようで、この先はいたって静か。素掘りのトンネルを抜け、芽吹いたばかりの新緑に感嘆するうちに、熊木沢出合の広い川原に着きました。熊木ダムは残念ながら減水しており、水面に映る新緑の撮影はできませんでした。シートを広げてゆっくり昼食を食べてから、来た道を引き返します。午後は光線条件が変わったため、また写真を撮りながらののんびり歩きとなりました。
いささか疲れて林道ゲートに到着。帰路は高速の渋滞を避け、一般道で新ルートを開拓しながら帰りました。
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2013年4月22日(月) |
奥只見・日向倉山スキーツアー |
稜線からの荒沢岳
たおやかな稜線を日向倉山へ |
この春は精力的に山スキーに出掛けていますが、4月13日(土)、14日(日)も奥只見を滑って来ました。
金曜の夜中に塩沢石打SAでTさんと合流し、13日(土)の朝、登り口の銀山平へ向かいます。前日は寒気が入ったため、山は新雪で真っ白に輝いています。天候の回復が予想よりも早く、最高の登山日和です。
日向倉山の稜線目指して急な尾根をシールを利かせてぐんぐん登ってゆきます。背後には翼を広げたような荒沢岳がせり上がってくるようです。稜線に出てしまえば、日向倉山までゆるやかなアップダウンが続きます。滑ってもあまり面白くなさそうだと思いながら登ってゆくと、右下の日向倉沢を登ってくる一条のトレースに気がつきました。登ってくる人がいるということは、下まで滑れる可能性が高いということ。しばしTさんと相談した結果、万一途中で行き詰まった場合は登り返す覚悟で、ここを滑ることにしました。
日向倉山の頂上で360度の大パノラマを満喫してから、日向倉沢へ滑り込みます。ブナ林の急斜面を下ると開けた沢に出ました。新雪の下にデブリが隠れていて滑りにくいですが、雪が緩んでいるので何とかなります。慎重にターンを繰り返せばみるみる標高が下がります。地図の岩記号の所も気付かずに通り過ぎ、あっという間に奥只見湖畔まで下ってしまいました。水際まで出てしまうと行き詰まりそうだったので、手前から山腹をトラバースして上流に向かいます。一ヶ所スキーを背負って急なヤブを通過する所がありましたが、大きな困難もなく、登り口まで戻ることができました。
一旦車で麓まで下り、温泉に入ってから酒とつまみを買い込み、再び銀山平に戻りました。今日もTさんの車の中で宴会です。
翌14日(日)は、なんと二日酔い。朝食はほとんど喉を通りませんでしたが、荒沢岳を途中まで登ってみることにしました。
蛇子沢左岸尾根にルートを採ります。比較的なだらかですが、地図で見る以上にアップダウンがあります。気温が高く、二日酔いがなかなか抜けず、ヨレヨレになってTさんの後を追います。標高1200メートルまで登ったところで、ルート上の雪が不安定な場所があったため、引き返すことにしました。下りはずっと尾根を行くのはあまり面白くないということで、途中から一旦東側の台地に滑り込み、ブナ林の中を尾根に登り返してから今後は反対の西側に滑り込んで、出発点に戻りました。
すぐ近くの白銀の湯でさっぱりして、ようやく二日酔いも抜けました。車の後部でコーヒーを湧かし、ゆっくり食事をしてから帰途につきました。
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2013年4月1日(月) |
平標山スキーツアー |
仙ノ倉山に押し寄せる雲
(平標山より)
笹穴沢源頭を滑るT氏 |
先週末で4週連続の山行となりました。今回は平標山から東ゼンを滑り、仙ノ倉山へ登り返してシッケイ沢を滑る計画です。
金曜の晩に赤城高原SAでTさんと合流し、仮眠。3月30日(土)の朝は天気予報に反してどんよりとした曇り空です。関越トンネルを抜けると、なんと霧雨が降っていました。高速を湯沢で出て、国道のパーキングで朝食を食べながら相談。午後は回復するという予報を信じ、予定通りに火打峠から登り、あとは天気の様子を見ながら判断することにしました。車1台を下山口にデポし、もう1台で登山口の火打峠へ。
今シーズンはどこも雪融けが早く、ヤカイ沢までのアプローチはいつもとは風景が違って感じられるほどでした。ヤカイ沢を登ってゆくと、やがてガスの間から時々稜線が見えるようになってきました。急斜面の雪はほとんど落ちてしまっており、ヤカイ沢にはデブリが押し出していました。ブナ林の急登から尾根に出た所で時間調整のため大休止。時々明るくなる空を見上げながら、40分も色々な話をして時間つぶし。稜線直下は尾根の東面の雪がすっかり落ちて無くなっており、やむを得ずスキーを背負って藪を漕ぎました。稜線で再びスキーをはいて最後の広大な斜面を登り、山頂に到着。天気がなかなか良くならないので、暫く待つことにします。雲が上空と足下の二層になっており、下層の雲の上に島のように山が浮かんでいました。14時過ぎまで待ちましたが天気が良くなる兆しはなく、予定していた仙ノ倉山方面は断念し、笹穴沢源頭を滑ってから火打峠へ引き返すことにしました。
笹穴沢源頭はザラメ雪が快適で、あっという間に標高1635メートルまで下ってしまいました。ここから再びシールを着けて標高差150メートルほど登り返し、平標山の家付近から南西面に滑り込みました。ブナ林の急斜面は終日日差しが無かったためかガリガリに凍っており、慎重に滑ります。林道に出たところでひと安心。のんびりと駐車場まで下りました。
翌日もどこかを滑る予定でしたが、天気が全然駄目なので中止。温泉に入った後、湯沢のスーパーで今夜のつまみを買い込み、三国峠を越えて月夜野の道の駅で車中宴会となりました。
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2013年3月31日(日) |
会津駒ヶ岳〜大戸沢岳スキーツアー |
三岩岳を背景に滑るT氏
夢のようなシュプール |
今シーズン2度目の山スキーは、会津駒ヶ岳から大戸沢岳をめぐることにしました。
3月23日(土)の午後に家を出て、東北道の西那須野塩原IC経由で檜枝岐へ向かいます。19時過ぎには到着し、10分ほどしてTさんもやってきました。車の中で宴会をしてから、それぞれの車で就寝。
24日(日)の朝は最近の暖かさに慣れた体には少し応える冷え込みとなりました。けれども天気は上々。朝食を食べてから、車を1台下山口に置きに行き、もう1台で登山口の滝沢橋へ。
登り始めの林道は思いのほか雪が少なく、今年は雪融けが速いようです。林道をショートカットし、尾根上に出た所から気持ちの良いブナ林が続きます。4年前の脱臼事故現場を通り過ぎ、他のパーティーと抜きつ抜かれつしながら登ってゆきます。よく締まった雪にペースは快調。森林限界を抜け、周りの山々を撮影しながらのんびり登ってゆきます。駒ノ小屋まで来ると中ノ岳と越後駒ヶ岳が純白に輝いていました。踵が痛いのに気が付き、小屋の前で風を避けながら靴を脱いでみると大きなマメが破れていました。絆創膏とテーピングで処置をして、最後のひと登りで頂上着。大展望を撮影してから腹ごしらえ。ここでシールを外して隣の大戸沢岳へと向かいます。なだらかに下ってはスケーティングと漕ぎを繰り返し、ぐんぐん頂上が近づいてきます。振り返ると会津駒の稜線の上に中ノ岳と越後駒が頭を出していました。大戸沢岳頂上から中ノ沢へと滑り込みます。ざらめ雪にターンが決まり、広大な源頭部の斜面を三岩岳を背景に滑る気分は最高です。あっという間に標高を下げ、沢底へと入ってゆきます。急な雪の斜面と化した滝場を通過し、広々とした下大戸沢に出ました。あとは緩やかな斜面をのんびりと滑ってゆきます。桑場小沢出合付近から下は、両岸の林が上の方までなぎ倒されており、冬に爆風雪崩があったようです。自然の破壊力のすさまじさに、ただ驚くしかありません。大満足して車をデポしてあるスノーシェッドの所に下り着きました。滝沢橋の車を回収し、檜枝岐の駒ノ湯で汗を流してから帰途につきました。
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2013年3月11日(月) |
大行山・スキーツアー |
大行山直下のブナの疎林を行く
大行山南面の滑降 |
3月9日(土)、この週末は天気予報が微妙でなかなか計画が決まりませんでしたが、昼前にスキー仲間のTさんから電話が入り、大行山に行くとのこと。え、だいぎょうさん?という状態でしたが、地図で調べると尾瀬の近くにある小さな山だということが分かりました。大急ぎで支度をして、夕方、家を出発。関越道をとばして、20時半に戸倉スキー場の駐車場着。いつものようにTさんの車の中で宴会をして、23時に就寝。
3月10日(日)、 5時半起床。午後は大荒れの予報ですが、青空が広がる穏やかな朝です。
シールを着けて富士見下まで林道を上ってゆきます。標高1330メートル地点で林道を離れ、沢を少し登ってから左の尾根に取り付きます。痩せた尾根の上に木が茂っているため、左右の側面をジグザグに登高してゆきます。標高1550メートル付近から左へトラバースし、広々とした大カッパ沢源頭斜面へ入ってゆきます。ブナが点在する気持ちの良い所です。ここで休憩していると、上空を雲が物凄い勢いで流れていました。広大な斜面を登ってゆくと、やがて大行山頂上の一角に出ました。頂上へは南西方向に緩やかに登ってゆきます。途中、樹林の間からアヤメ平周辺の稜線が見えました。
頂上は樹林の中で全く展望は無く、山名のプレートが木に打ち付けられているだけでした。時間がたっぷりあるので、南面を少し滑って遊ぶことにしました。シールをはがし、気持ちの良い疎林の斜面をひと滑り。途中でいきなりガスが湧き、大粒の雪が降り始めました。あまりの急激な変化に唖然とし、標高1550メートル地点で引き返すことにしました。腹ごしらえをしてシールを貼っていると、再び青空が広がってきました。30分ほどかけて山頂まで登り返しました。
頂上に着く頃、今度は本格的な風雪となりました。無難に登って来たルートに沿って下ることにしました。どうやら黄砂混じりの雪のようで、積もり始めた新雪が何だか汚い。大カッパ沢源頭部はまずまずのザラメでターンが決まりましたが、標高が下がるにつれ グサグサの雪に足を取られてしまい、斜滑降とキックターンになってしまいました。富士見下の林道に出た所でひと安心。あとは林道を戸倉までのんびりと下りました。
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2013年3月3日(日) |
2013全日本山岳写真展会員の部 作品選考会 |
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去る2月23日(土)、2013全日本山岳写真展会員の部の作品選考が行われました。
協会事務局に全国の会員から送られた大量の作品を近くの集会所まで手分けして運び、1日がかりで応募総数1000点以上の中から304点の展示作品を選びました。
さらに入選作品の中から全倍69点、3×4(3尺4尺)5点の大伸ばし作品を決定しました。写真展の準備は事務作業としては昨年末から始まっていますが、実際にずらりと並んだ作品を見ると、いよいよ本格的に準備が始まったのだということを実感します。
この後は全ての原本となる台帳作成、展示レイアウトのための山域分け作業、そして諸々の制作手配や会員への連絡等、やるべきことが山積しています。写真展の規模が大きいだけに作業のボリュームも半端ではないのです。それでも毎年写真展に来場されるお客様の声を励みに、皆で手分けして作業をこなしてゆきます。苦しい楽しみ(楽しい苦しみ?)といったところでしょうか。
尚、今年の写真展の会期は下記の通りです。詳細は別途ご案内します。
会期: 2013年9月3日(火)〜8日(日)
開場: 東京芸術劇場5階ギャラリー1(東京・池袋西口)
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2013年2月24日(日) |
南アルプス・雪深い仙水峠へ |
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2013年2月2日(土) |
黒百合平撮影会 |
雪化粧
朝の天狗岳 |
1月26日(日)から1泊2日で北八ヶ岳の天狗岳へ行って来ました。今回は全日本山岳写真協会の撮影会、総勢25名です。
26日(日)、登山口の渋ノ湯は雪景色でした。やはり今年は雪が多いようで、真っ白に化粧した木々と青空のコントラストが見事です。黒百合平まで、冬山初体験のMさんと冬の森を撮影しながらゆっくりと登ります。黒百合平には一番に到着。小屋に荷物を預け、撮影機材だけを持ってスリバチ池に登り、夕方まで撮影。びっしりとエビノシッポに覆われた岩やクリスマスツリーなど前景に事欠かず、最高の撮影条件です。気温が低く、ダイヤモンドダストがキラキラと輝いていました。真っ赤な太陽が沈み、いつもならこれからまだまだ粘るところですが、皆と親睦を深めるべく小屋に戻りました。玄関横の温度計はマイナス23度を指していました。
27日(月)、暗いうちに起きて外の様子を伺うと雪が降っていました。それでもほんのりと月明かりが感じられ、晴れる予感がします。今日もMさんと一緒に行動。まずは中山峠の見晴し台へ。日の出を待つうちに天狗岳の雲が切れ始めました。東の空に雲があったため、太陽は赤味が薄れてから出てきましたが、山はほんのりと色づき、清々しいカットを撮影することができました。Mさんと天狗岳へ向かいます。森林限界を抜けて登るにつれて雲が湧き展望が無くなってしまいました。黙々とトレースを辿るうちに、意外にあっけなく頂上に到着。Mさんの記念写真だけ撮って、黒百合平へと引き返します。少し下ると視界が開け、北八ヶ岳の真っ白な樹海が眼下に広がっていました。
すっかり冷え切ってしまったので、一旦小屋に入って温かい飲み物を入れてひと休み。再び晴れてきたので、もう一度Mさんとスリバチ池に登り、最後の撮影をしてから黒百合平を後にしました。森の中を撮影しながらのんびり下っても渋ノ湯まで1時間半。バスを待つ間の寒かったこと。やっと来たバスに転がり込んでほっとひと息。茅野駅で皆で立食い蕎麦をかき込んでから特急に乗り込みました。
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