撮影日和     

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2009年12月21日(月)
寒波に見舞われた観音岳

厳冬の朝
(観音岳付近からの富士山と薬師岳)

12月17日(木)から20日(日)の4日間で、鳳凰三山の観音岳まで行ってきました。今回は単独のテント泊で、夜叉神峠からの往復です。

冬は晴れが多い南アルプスですが、この冬一番の寒気が南下したため、北岳をはじめとする白峰三山は終始不気味な雪雲に覆われ、4日間全く姿を現すことはありませんでした。27日(土)の朝はマイナス20度まで冷え込み、チーズ、ソーセージ、レトルトカレーやコンタクトレンズなど何もかもがコチコチに凍結。平日の入山だったことからワカンでしっかりラッセルもやり、12月にしては厳しい山行となりました。

最終日の朝、鳳凰三山はまずまずの晴天となり、ご覧のような荘厳な光景を撮影することができました。この寒気の中でデジタルカメラを使うのは初めてでしたが、EOS5D MarkUはバッテリーの出力も含め全く問題なく作動してくれました。

2009年12月2日(水)
新宿御苑にて

新宿御苑にて
11月29日(日)は所属している全日本山岳写真協会の「新人歓迎懇親会」と称して新宿御苑での撮影会となりました。
実は新宿御苑は初めてです。いつも山でばかり写真を撮っていると、このような整備された庭園はあまりに綺麗すぎて、ちょっと戸惑いすら覚えてしまいます。(二つ下の奥多摩のモミジがすっかり色あせてしましました・・・笑)
などと言いながらも、銀杏の巨木や葉がまばらに残る桜の紅葉、一面の落ち葉などを貪欲に撮影し、都心の遅い秋を満喫しました。
撮影の後はそのまま飲み会となったことは言うまでもありません。
2009年11月23日(月)
秋の一日

逆光に輝くススキ
この3連休は天候が今一つだったため山へは行きませんでしたが、今日は穏やかな秋晴れとなったため、自転車で多摩川沿いを走りに行きました。
3年前に事故で自転車を買い換えた際に、ちょっといいツーリング車を手に入れ、時々トレーニングを兼ねて乗り回しているのです。
家から多摩川大橋まで行き、そこから上流に向かってひた走ります。府中付近では河原に一面のススキの穂が広がり、穏やかな秋の陽をうけて金色に輝いていました。
関戸橋で多摩川を離れ、車道を自宅まで戻りました。走行距離は74キロで、結構足に来ました。登山とは使う筋肉が全く違うのですね。
2009年11月22日(日)
奥多摩の秋

海沢の流れ
秋も深まり、そろそろ奥多摩まで紅葉が下りてきているだろうと思い、11月15日(日)に大岳山に登ってきました。青梅線の白丸駅から海沢探勝路を登り、鋸尾根を奥多摩駅まで下るコースです。
雨上がりでひんやりとした空気の中、海沢沿いの林道歩きから紅葉を楽しむことができました。車道を離れ探勝路に入るとすぐに三ッ釜ノ滝が現れ、ネジレノ滝、大滝と見どころが続きます。滝だけ見て引き返す人が多いようで、この先大岳山までほとんど登山者に会うことの無い静かなコースでした。一方、大岳山の頂上は御岳山から登ってきた登山者で大賑わい。富士山を眺めながら腹ごしらえをして、鋸尾根を下りました。緩やかで歩きやすい道を快調にとばします。秋の日は短く、ちょうど日没の頃に奥多摩駅に下り着きました。
2009年11月4日(水)
甲斐駒ヶ岳の展望台

鞍掛山(展望台)からの甲斐駒ヶ岳
文化の日の11月3日(火)に、以前から気になっていた鞍掛山へ、勤め先の山仲間と一緒に登ってきました。
鞍掛山はハイキングで人気の日向山からさらに奧に位置しています。この秋一番の冷え込みということで北風が冷たい一日でしたが、終日快晴となり、山頂先の展望台から眺める甲斐駒ヶ岳には新雪が光っていました。
コースは、日向山から先は尾根が痩せていたり、けもの道が交錯して一部登山道が分かりにくい部分があります。また、これからの季節は地面が凍って滑りやすく、かなり急な場所もありますので、山慣れない方、地図が読めない方にはあまりお勧めできません。手前の日向山からの甲斐駒ヶ岳もなかなかのものですので、自信が無い方は日向山まででも十分楽しめます。ちょっと自信がある方は是非、鞍掛山まで足を伸ばしてみてください。

2009年10月25日(日)
カレンダーの季節

秋色の北岳
そろそろ書店に来年のカレンダーが並び始めました。今回は私自身のPRです。2010年は2つのカレンダーに作品が採用されています。

●カレンダー 2010 Mountains 日本百名山より
  (13枚綴り・山と溪谷社)
  9月のページに左の作品が採用されました。

●2010年カレンダー「四季の山」
  (6枚綴り・神奈川県山岳連盟)
  3・4月と11・12月の2枚が採用されました。

よろしかったらご購入ください。
→出版物のコーナーへ
2009年10月17日(土)
今年3度目の浅草岳

足止平からの浅草岳
今年は残雪期に2度浅草岳を訪れましたが、山の雰囲気が気に入っています。中先尾根はまだ登っていなかったので、10月11日(日)〜12日(月)の2日間で行ってきました。
前の週に台風が通り過ぎたので晴天を期待したのですが、上空に寒気が入ってしまったため、頂上一帯では濃い霧に包まれ何も撮影できませんでした。紅葉も、台風で葉が落ちたのか色づき具合は今一つ。それでも中腹では日差しと雲の陰が交互に流れ、紅葉を引き立たせてくれました。
中先尾根は所々に滑りやすい岩場があり、荷物が軽ければさほど問題はありませんが、撮影機材満載のザックだったため少々緊張しました。
2009年9月24日(木)
初秋の越後山脈

色づき始めた稜線(兎岳から丹後山方面)

シルバーウィークの9月20日(日)〜21日(月)の2日間、十字峡〜丹後山〜兎岳〜中ノ岳〜十字峡のコースを縦走しました。
今回は6×7判(フィルム)とデジカメの両方を用意し、それに加えて2日分の水を担いだため、久し振りに30s近い装備になりました。コースも長かったため体力的にヨレヨレの状態になりましたが、稜線では既に紅葉が始まっており、1日目の夕方から翌日一杯は天候にも恵まれ、素晴らしい撮影条件に心ゆくまでシャッターを押しました。
山の上でゆっくりし過ぎてしまい、十字峡に下山したのはなんと21時半。いやはや、疲れました。

2009年9月12日(土)
「2009全日本山岳写真展」が終わりました

会場入口にて
9月1日(火)から6日(日)までの会期中、延べ13,018名もの来場者数に達し、今年も大盛況でした。ご来場いただいた皆様にお礼申し上げます。

これから各地で巡回展が開催されます。会場近くにお住まいの方には、ぜひご覧いただきたいと思います。


巡回展のご案内はこちらです。
2009年8月19日(水)
「2009全日本山岳写真展」まであと13日

会場となる東京芸術劇場(池袋)
今年も9月1日(火)から全日本山岳写真展が開催されます。会員の部は2月には展示作品を決め、半年がかりで準備を進めてきました。今年も力作揃いですのでぜひご来場ください。詳細は写真展案内をご覧ください。
2009年8月16日(日)
夏山報告(2) 白神山地

十二湖・青池


白神岳稜線直下にて


白神岳山頂直下のお花畑

夏休みの後半は家族で白神山地を訪ねました。
8月8日(土)早朝に横浜を出発し、東北道〜秋田道をひた走り能代へ。八森の市場で海の幸をどっさり買い込み、十二湖リフレッシュ村でキャンプ。

8月9日(日)は十二湖でも特に神秘的な美しさの青池周辺を散策しました。人気の観光地だけあって続々と到着するバスから観光客がはき出され、静けさを味わうどころではありませんでしたが、青池の独特な雰囲気は確かに一見の価値がありました。午後は八森のキャンプ場に移動し、子供達は海へ。

8月10日(月)、白神岳登山の予定でしたが台風の影響で雨となり、深浦漁港までドライブをして1日をつぶしました。

8月11日(火)は予想に反して朝からすっきりと晴れ上がり、白神岳に登ることになりました。登山口まで車で入り、深い森の中を登ってゆきます。緑が濃く、関東周辺の森とは密度が違うように感じます。二股分岐からブナ林の中の本格的な登りとなりますが、その途中でトラブル発生。カミサンの靴底が経年劣化で分解してしまいました。出発前に入念にチェックしていましたが、やはり外見では判断できない性格のもののようです。針金で応急処置をして、カミサンはここから引き返すことになりました。
男3人で登り続けます。蟶(マテ)山を過ぎ稜線直下の急登にかかると、やがて樹林を抜けて背後に海が広がりました。利尻か礼文のような雰囲気の気持ちの良い瞬間です。山頂直下にはお花畑も広がり、期待以上に良い山でした。山頂の東側には厳しく保護されている緑の森が広がっていました。

8月12日(水)は
のんびり海で遊び、午後帰途につきました。深夜25時に浦和料金所を通過し、ETCの休日特別割引の恩恵で高速代はたったの1500円!

2009年8月6日(木)
夏山報告(1) 赤石岳〜聖岳

雨の樹林帯(赤石東尾根)


富士見平からの赤石岳(左)と小赤石岳(右)


聖岳を目指して(中盛丸山)
この夏は勤続表彰の休暇を取得し、前半は南アルプスを縦走し、後半は白神山地を訪ねました。

まずは前半戦の南アルプスから。今回も小6の息子と二人です。
天気予報の「8月3日からの晴れ」に合わせて主稜線を歩くために、2日(日)に雨の中を椹島から赤石小屋まで登りました。雨の中でテントを張る気になれず小屋泊に変更。

翌3日(月)は3時に起きて小屋前のベンチで天の川を眺めながらの朝食。息子は初めて見る天の川に感動していました。日の出の頃に出発し、富士見平では迫力満点の山岳景観を楽しむことができました。北沢カールのお花畑もちょうど盛りで撮影のためにちょっとゆっくりしすぎてしまい、赤石岳に着いた時にはすっかりガスに包まれてしまいました。この日は赤石岳を越えて百間洞まで下り、赤石沢源流の流れの脇にテントを張りました。

8月4日(火)は百間洞から中盛丸山、兎岳、聖岳を越えて聖平までの長丁場です。南アルプス主稜線では最も奥深い場所で、行き交う登山者はぐっと少なくなります。昨日越えた赤石岳とこれから越える聖岳を眺めながらの稜線漫歩でしたが、中盛丸山を越え、兎岳まで登ったところで、まだ今日の行程の半分まで行っていません。ここから聖岳との最低鞍部への下りと聖岳への登りは、所々で緊張する場所があったり足場の間隔が広かったりで、小学生には若干厳しい感じでした。いつの間にかガスってしまい、展望の無い中を登っても登ってもなかなか聖岳に着きません。思いのほか時間を食い、へろへろになって聖岳に到着しました。聖平への下りは、小聖岳まで来たところで激しい夕立につかまり、川のようになった登山道を黙々と下ってゆきます。やがて日も暮れてしまい、豪雨の中をヘッドランプに明かりを頼りに歩くことになりました。聖平小屋に着いたのは消灯30分前の19時半。遅くなったので今日は小屋泊まりとしました。受付をする間にお茶やクッキーを出してくれたり子供にはジュースを無料でくれたり、暖かな心遣いが身に染みました。そして、厳しい最悪の気象条件の中を歩き通した息子の頑張りが誇らしく感じられました。

8月5日(水)も朝から晴れました。ゆっくり起きて、最後に小屋を出発しました。聖岳登山口までの道は小さなアップダウンが意外に多く、長く感じられるコースです。登山口まで下り着いたところで、息子と握手を交わしながら記念撮影をし、充実した4日間の山行が終わりました。
2009年7月25日(土)
海の日の仙丈岳

仙丈岳から緑の馬ノ背と鋸岳

勤め先の山仲間と「海の日の連休は白山へ」と昨年から計画し、関東甲信地方の梅雨明け宣言も出て、いよいよ・・・と意気込んだものの、北陸地方の絶望的な天気予報に直前になって中止せざるをえませんでした。
代わりに南アルプスの仙丈岳に方向転換。こちらも天候は不順。7月18日から21日までの4日間のうち晴れたのは20日だけでした。
19日は甲斐駒ヶ岳を目指しましたが雨とあまりの強風のため森林限界で引き返しました。翌20日は一転して素晴らしい晴天となり、大勢の登山者の列が仙丈岳を目指していました。南アルプスにはこれまで随分通いましたが夏の仙丈岳は初めてで、鮮やかな木々の緑と爽快な青空、山頂からの大展望を満喫しました。
今回は動物との出会いもありました。仙丈岳直下では雷鳥の親子、駒仙小屋の前ではヤマネの子供、北沢峠から下るバスの車窓からは沢山の鹿を目撃しました。もっとも鹿はどこの山でも増えすぎで、仙丈岳でも馬ノ背のお花畑を鹿から守るためにネットが張られ、景観が台無しになっていたのが残念です・・・でも、一番増えすぎているのは我々人間なのですが。

2009年7月12日(日)
櫛形山で撮影会

初夏の森(櫛形山)

私が所属してる全日本山岳写真協会の有志13人で「デジカメ撮影会」と称し、11日(土)に日帰りで山梨県の櫛形山に登りました。
うまく梅雨の晴れ間に当たり、午前中は南アルプス主稜線の3000m峰がずらりと眺められ、午後は原生林に時折薄日が射すという絶好の撮影条件に恵まました。
この時季の櫛形山はアヤメの群落で有名でしたが、ここ数年でほとんど絶滅状態になってしまったのが大変残念です。原因はまだよく分かっていないようですが、鹿の食害だとか、温暖化だとか言われているようです。いつも林床をびっしりと覆っているマイヅルソウも今回は気のせいか葉が小さく元気がないように感じられ、山が乾燥化しているような印象を受けました。

2009年7月6日(月)
奥只見へ岩魚を求めて

雨が上がり、川面に靄が立ちはじめた


沢の恵み

この土日で、岩魚釣りを目的に奥只見へ行ってきました。私の岩魚釣りの師匠でもある写真仲間のTさんと一緒です。

土曜日の昼頃に現地着。入渓地点の広場に車を止め、その脇にテントを張ってから出発。20分ほど登山道を歩いた所から沢に下りました。上空の寒気の影響で雲が多く、流れに竿を伸ばしていると時折雨粒が落ちてきます。
小ぶりの岩魚を数匹釣ったところで激しい俄雨となり一時増水を警戒しましたが、幸い降り続くことはなく水位に変化はありませんでした。そろそろ店じまいかなと思ったところで今日一番のサイズの岩魚を釣り上げ、安心して竿をしまいました。釣果は二人で7匹。雨上がりの夕方、時折雲間から緑の谷間に薄日が差し、心が安らぎます。沢の流れに日頃のストレスが洗い流される思いでした。
テントに戻り、焚き火で岩魚をじっくり焼きながら味わう酒は格別でした。

翌日曜日、鳥のさえずりで目を覚ますと空は清々しく晴れ上がっていました。前日とは場所を変え、お土産用を釣る予定でしたが、残念ながら釣果ゼロ。その代わりに美しいブナ林の撮影を楽しみました。

2009年6月14日(日)
浄慶寺の紫陽花

浄慶寺の裏の斜面を埋める紫陽花

先週末に続き、今回も花の話題です。
我が家から10qほどの所にある浄慶寺は、花がとても綺麗な所です。今はちょうど紫陽花の季節。今日は天気が良かったので、次男を連れて自転車で行ってきました。鶴見川沿いのサイクリングコースをのんびり走って小一時間ほどです。
境内に入るとまず沢山の羅漢様が出迎えてくれます。なんとここの羅漢様はカメラを構えていたり、携帯やPCを使っていて、そのユーモラスな姿に思わず笑ってしまいました。奧に進んで行くとお寺の裏山の斜面全体が紫陽花で埋まっており、その中の径を歩きながら存分に花を観賞することができます。
時折木漏れ日が紫陽花を浮かび上がらせてくれて、撮影には最高の条件でした。
浄慶寺は小田急線柿生駅から徒歩10分ほど。カメラ片手の散歩にお勧めします。

2009年6月9日(火)
シャクナゲ満開の十文字峠

十文字峠の近く「乙女の森」

週末に予定していた職場の山仲間との山行が雨で中止となりましたが、7日の日曜日は晴れとの予報に、思い立って奥秩父の十文字峠へ行ってきました。
以前から、奥秩父の森を歩きながら沢山のシャクナゲの葉を見て、この花が一斉に咲いたらさぞかし素晴らしいことだろうと想像していましたが、花が咲いているのを見たことがありませんでした。今回はその花の季節にピッタリ当たりました。シャクナゲがこれほど群生して咲いているのを見るのは初めてです。朝早い時間帯、陽が当たる前の「乙女の森」には幻想的な雰囲気が漂っていました。

花ばかりでなく、人出も多かったことは言うまでもありません。一通りの撮影に満足した頃、団体も含め大勢の登山者が登ってきました。花の見事さにあちらこちらから歓声が聞こえ、皆が満面の笑顔になっていました。
昼過ぎには下山しましたが、麓の駐車場も車があふれていました。

2009年5月27日(水)
浅草岳のブナ

新緑のブナ

5月23日から24日、また浅草岳を訪ねました。この3週間で驚くほど雪解けが進み、平石山のブナ林もかなりの部分で地面が出ていました。天気は今一つでしたが、若葉の鮮やかな緑が頭上一面に広がっていました。
今回は珍しく小6の次男がついて来ましたが、子供の目線の違いを改めて感じました。小さなカエル、カタツムリ、ハンミョウ、サワガニの死骸、トンボの羽化・・・まあ次から次へとよく見つけること! それだけ自然が豊かだということなのでしょうが、写真撮影を目的にしている自分は一体何を見て歩いているのかと、ちょっと考えてしまいました。
自然が豊かといえば、今の時期はブト(ブヨ、ブユ)がわんさかと寄ってきます。虫除けスプレー、虫除けパッチ、蚊取り線香、ネットの完全防備のお陰で数ヶ所しか刺されませんでしたが、黒い色が好みということで、カメラの前を飛び回るのには閉口しました。最悪写ってしまっても消すことができるという意味で、デジカメは虫対策として最適ですね。

2009年5月6日(水)
南会津の春

黒谷川の流れ
浅草岳から下山した翌日は、只見の近くの黒谷川でカメラハイキング。一昨年は残雪のため林道をほとんど入ることができませんでしたが、今回は雪はほぼ無い状態で、車で大分奧まで入れました。
車を降りて歩いてゆくと、一斉に芽吹いた木々とその間に点々と咲く桜の美しさに、感嘆の声が止まりません。豊かな雪解け水の流れにTさんが竿を出して1時間ほど粘り、岩魚と対面することもできました。3日間南会津の春を満喫し、渋滞の高速道路を帰途につきました。
2009年5月5日(火)
GWの浅草岳

残雪の尾根を登る

5月2日から3日にかけて、浅草岳へ行ってきました。同行メンバーはいつものTさんと、新婚ホヤホヤのK夫妻。連休中だというのに、入叶津からのコースは他の登山者と出会うこともなく、我々だけで全山貸切状態。足元にはカタクリとキクザキイチゲの可憐な花、見上げればブナの若葉が瑞々しい緑を見せ、雪国の春が輝いています。平石山まで登るとブナはまだ芽吹き前でしたが、月の光の下で素敵なキャンプを楽しみました。
翌日はサブザックで浅草岳を往復。山頂直下は広大な雪原となり、登るにつれて会津と越後の山々の雄大な展望が広がりました。眼下に見下ろす田子倉湖周辺は黒々としており、例年より1ヶ月以上雪解けが早いように感じられました。

2009年4月19日(日)
3月の会津駒ヶ岳

会津駒ヶ岳からの燧ヶ岳と駒ノ小屋

少し古い話題になりますが、春分の日の三連休に山スキーで会津駒ヶ岳へ行ってきました。初日は雨〜風雪の悪天の中を登りましたが、二日目は終日晴天に恵まれ、朝夕は撮影、日中は周辺のスキーを楽しみ、充実した一日を過ごしました。
ところが最終日に下山途中で転倒して肩を脱臼してしまいました。同行者に助けてもらいながら何とか下山し、救急病院のお世話に。しばらくの間、登山はお休みです。

そのお陰?で、以前から課題となっていたホームページのリニューアル作業にとりかかることができました。内容の充実だけでなく、使い勝手を改善したつもりです。いかがでしょうか。

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