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2010年12月14日(火) |
初冬の権現岳 |
権現岳頂上と富士山 |
12月11日(土)〜12日(日)は八ヶ岳の権現岳へ。
この週末は寒冷前線が通過するということで、ひと荒れした後の天候の変わり目がシャッターチャンスと期待し、天女山から強風の中を登りました。朝は晴れていましたが登るにつれて霧に包まれてしまいました。夕方からパラパラと雪が舞い始め、夜にはテントの周りの木々が霧氷で化粧し、明日への期待が高まります。
さて翌朝、テントを明けて外を見ると・・・予想以上に天気の回復が早く、満天の星空です。新雪は全く積もっていませんでした。霧氷もすっかり消えてしまっていました。絶好の登頂日和なのですが、撮影が目的となると面白くありません。それでも、三ツ頭の頂上で朝日に染まる山を撮影してから、権現岳を往復しました。頂上からは、八ヶ岳はもちろん、北・中央・南アルプスの大展望を満喫しました。
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2010年11月28日(日) |
林野庁情報誌「林野」11月号で紹介されました |
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林野庁情報誌「林野」11月号に自分の写真が出ています。自分の写真といっても今回は自分が撮った作品ではなく自分自身の顔なのです。いつもとはちょっと勝手が違うのです。
毎年開催している全日本山岳写真展が林野庁の後援をいただいている関係で、巻頭言「緑のエッセー」で紹介したいとの話があり取材を受けました。山・森との出会い、写真を始めたきっかけ、森について最近気になっていることなどを1時間ほどお話ししたものです。
冊子の内容は林野庁HPでも見ることができますので、お暇な方はどうぞご覧ください。
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2010年11月20日(土) |
錦秋の後山川 |
後山林道にて |
11月13日(土)・14日(日)は、写真仲間3人で雲取山です。
土曜朝の青梅線は登山者で満員。奥多摩駅の改札を出ると、駅前広場は登山者でごった返し、増発便のバスが次々に発車してゆきます。今年はどこの山へ行っても登山者層が若年化し、人口も増えているように感じます。
我々は鴨沢でバスを下りて雲取山を目指します。紅葉は、登り始めから標高1000メートル辺りまでがピークで、樹木を見上げると日差しを受けた葉が透き通るように輝いていました。登るにつれて冬枯れの景色となり、天気も曇り空になりました。秋の陽は短いので先を急ぎます。雲取山山頂の避難小屋は満員だったため雲取山荘まで下ってテント泊。
翌日は朝から曇り空でしたが意外に空気は澄んでおり、山頂からの展望は見事でした。下山は三条ノ湯経由のコース。三条ダルミからなだらかな登山道を下り、再び紅葉の中へと入ってゆきます。三条ノ湯は風情ある山奥の一軒宿。ここからが今回の山行のクライマックスでした。三条沢沿いの登山道から後山川沿いの林道は見事な紅葉に包まれ、身の心も染まってしまうようでした。こうなると写真を撮るために立ち止まるばかりで、なかなか前に進みません。紅葉撮影にも林道歩きにいささかもうんざりした頃、タイミング良くメンバーの奥さんが車で迎えに来てくれました。
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2010年10月24日(日) |
三頭山(全日本山岳写真協会新人撮影会) |
色づき始めたブナ林 |
昨日10月23日(土)は、会の新人撮影会を三頭山で実施しました。
撮影地としては地味な場所だったためか新人の参加は少なく新人受け入れ担当を合わせて7名でしたが、すぐに打ち解け和気藹々とした雰囲気で山を歩くことができました。3週間前に下見をしておいたポイントで立ち止まって秋の気配が漂い始めた森を撮影しましたが、普段は山が主で森を撮影することがあまり無いということで、雑然とした森の光景をどのように切り取ろうかと四苦八苦していた方が多かったようです。三頭山は山頂付近で紅葉が始まったところで、1週間後くらいに見頃を迎えると思われます。
帰る途中、立川の飲み屋で打ち上げをやり、新人の方には会の楽しい雰囲気を感じてもらえたのではないでしょうか。
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2010年10月24日(日) |
苗場山 |
光が欲しい・・・苗場山にて |
10月16日(土)から27日(日)の2日間で苗場山へ行きました。、前夜に秋山郷まで入り、小赤沢コースからの往復です。
三合目にある駐車場まで車で入り、ブナ林、ダケカンバ林の黄葉の中、ぬかるんだ登山道を登ること3時間、頂上台地に登り着きいきなり広大な湿原が眼前に広がる瞬間は感動的です。山頂までの木道を歩いている間にガスッてしまいましたが、夕暮れ時に一瞬視界が開け、蒼い風景を撮影しました。
翌27日は上空に雲が広がり、撮影には光線の状態が良くありません。かなり粘りましたがチャンスは訪れず、また次の機会にと山頂を後にしました。登山口の駐車場まで下ると、前日は緑だったブナの葉が黄色く色づき始めており、秋が着実に麓に向かって下っていることを実感しました。
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2010年10月11日(月) |
紅葉の北岳・大樺沢 |
ナナカマドと鳳凰三山 |
体育の日の三連休は天気が今一つで家で悶々としていましたが、最終日は回復するという予報に、急遽日帰りで北岳の紅葉を撮りに行きました。
大樺沢はちょうど紅葉の盛りで、いつもは葉がチリチリに枯れてしまうことが多いダケカンバが、今年は美しく黄葉していました。秋の陽を受けたナナカマドの赤も鮮やかです。ファインダーを覗いていると誰かが自分を呼んでいます。振り返ると、駒ヶ根に住む同じ会のHさんでした。北岳で彼と会うのは2度目です。自分は登るところ、Hさんは下るところ。しばし立ち話をしてから別れましたが、山で知り合いと遭遇するのは、お互いに同じような事を考えているようで、楽しい気分になるものです。
最終バスの時間まで、たけなわの秋を満喫しました。
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2010年10月3日(日) |
三頭山 |
三頭山避難小屋付近のブナ林 |
10月2日(土)、会の新人歓迎撮影会の下見で三頭山へ行きました。
三頭山の南東面は「東京都檜原都民の森」として遊歩道が整備されています。いささか過剰に整備し過ぎ、税金使い過ぎという感が否めませんが、周辺ではハイキング、トレイルランニング、サイクリングを楽しむ人々で賑わっていました。
ここが東京都とは信じられない豊かな自然があふれていますが、有名観光地のようなどちらを向いても思わず歓声を上げてしまうような景観があるわけではありません。風景をどのように切り取って作品を創るかを考え、周りをじっくり観察しながら歩くことが求められます。
天気は曇り空から時々薄日が差すという、森の撮影には最適な条件。コースタイムの倍くらい時間をかけて歩き、たっぷり一日撮影を楽しみました。
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2010年9月26日(日) |
三木慶介会長の米寿を祝う会 |
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2010年9月23日(木) |
初秋の北岳 |
北岳山荘のテント場と北岳
色づき始めたウラシマツツジ |
9月19日から20日の2日間で北岳へ行きました。大樺沢を登り、北岳山荘で幕営して夕照の北岳を撮影する計画です。
3連休ということで登山者が多く、少し前までは山といえば中高年ばかりだったのに、目に見えて若者が増え、また山ガールも沢山見かけました。やはり登山ブームなのですね。気になるのは、登り優先という原則を知らないのか、道が狭い場所でもお構いなしに上から突っ込んでくる人の何と多いことか。ちょっと待ってくれれば、お互いに楽にすれ違うことができるのに、それに気が付かないことがとっても不思議です。それはさておき、今回は何故か体調が今一つで、ヨレヨレになって北岳山荘に到着。小屋の玄関に「本日は混雑のため布団1枚に3名となります」の表示。テントで良かった。この日は中白峰まで行って撮影する予定でしたが、疲れすぎていたので結局テント場のすぐ横で夕景を撮影しました。北岳に時々ガスが流れ、まずまずの撮影条件でした。
翌日は池山吊尾根で撮影すべく、暗いうちに出発しましたが、やはりいつものようなダッシュがききません。朝の光が差す時間に間に合わず、かなり悔しい思いをしました。一瞬の光の後はどんよりと曇ってしまい、撮影を諦めて下山しました。
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2010年9月12日(日) |
2010全日本山岳写真展 |
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2010年8月30日(月) |
自転車+登山で大菩薩へ |
自転車には登山口で待っていてもらいます
風わたる大菩薩 |
以前から、登山のアプローチに自転車を使ってみたいと思っていました。とは言っても、自宅から登山口まで自転車で行くほどの根性はありません。最寄りの駅から登山口までを自転車、そこから軽いハイキングを楽しむ計画で、昨日、大菩薩へ行ってきました。
塩山まで輪行し、駅前で組み立て、猛暑の中をひたすらペダルを踏み続けます。熱中症にならないように水を3リットル用意し、途中3回の休憩を入れて上日川峠まで登りきりました。ここから登山口の福ちゃん荘までの車道はさらに急で、さすがに押しが入ってしまいました。
大菩薩といえば峠まで自転車を担いで上る人が居るようですが、そういう趣味は無いので、福ちゃん荘に自転車をデポして大菩薩峠〜大菩薩嶺〜カラマツ尾根の周回コースを歩きます。歩き始めこそ足に疲労を感じましたが、ペースをつかめばいつもの山歩きです。稜線に着く頃には雲が多くなってしまい眺めは今一つでしたが、いつもと違うのははるか下に見える市街地から自分の足で登ってきたということ。格別の達成感があります。
自転車の所へ戻れば、あとは甲斐大和駅まで爽快なダウンヒル。「こんなに登ったっけ?」というほど下りに下ります。ゴールの少し手前でやまと天目山温泉に入ってさっぱりしてから帰りました。
自転車と歩きを合わせて登り1600m、下り1400m。お手軽ハイキングコースを丸1日かけて満喫することができました。
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2010年8月22日(日) |
もうすぐ2010全日本山岳写真展 |
こんな感じで十分の一パネルが並びます |
1年がかりで進めてきた全日本山岳写真展の準備も大詰めです。昨日は、展示作品のレイアウト決め作業を行いました。
数百枚もの作品のレイアウトをどうやって決めるのでしょうか?原始的と思われるかもしれませんが、事前に十分の一サイズの紙で作ったパネルを用意し、グラフ用紙で作った十分の一サイズの壁面に実際に並べてゆくのです。
長さが限られた壁面に全紙・全倍・3尺×4尺の3種類のサイズのパネルを、適切に大小の変化ををつけながら山域別に並べる作業は一筋縄ではいきません。並べる途中で何度も前後を入れ替えたり、かなり並べてしまった後で壁面に収まりきらずに前の方から詰めたり、広げたり・・・
それでも毎年やっていることなので皆が慣れていることもあり、3時間弱で作業を終えることができました。
写真展開催の前日には、このレイアウト用紙通りに写真パネルの飾り付けを行うことになります。飾り付けは40〜50人がかりで丸1日の作業です。大変ではありますが、会員が協力して創造的な作業に取り組むことは、楽しい時間でもあります。
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2010年8月15日(日) |
家族で常念山脈 3日目 |
一瞬の光(常念乗越にて) |
8月11日、雨は降っていませんが槍ヶ岳は雲の中。日の出の時刻に、一瞬雲がオレンジ色に染まりました。
常念岳を登り返します。前常念の分岐で雷鳥の親子が高山植物をついばんでいました。霧の日ならではの出会いです。前常念の前後は大岩が積み重なった上を行くので、意外に時間がかかります。時々ぱらぱらと雨が落ちてきます。樹林帯に入ってからは歩きやすい道となりましたが、うんざりするほどジグザグを繰り返しながら三股へと下りました。
「ほりでーゆー四季の里」で3日分の汗を洗い流してから帰途につきました。 |
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2010年8月15日(日) |
家族で常念山脈 2日目 |
穂高連峰を眺めながらの縦走 |
2日目、8月10日の朝は、テントのジッパーを開けると天の川に流星が走りました。家族をたたき起こします。
出発の準備をしているとちょうど日の出の時間。カメラを持ってテントを飛び出し、すぐ横で朝の大観を撮影。南アルプスの場合は、こうはいきません。
常念岳を目指して出発。大展望の稜線漫歩は気分爽快です。けれども、蝶ヶ岳からは一旦樹林帯まで下りますが、早くもここでガスってしまいました。常念岳の長い登りでは雨がぱらつき始め、頂上は展望ゼロ。大天井岳までの予定でしたが、常念小屋まで下ったところで本降りとなったため、今日はここで行動打ち切り。
雨脚の弱まった隙にテントを張りましたが、中に入ると再び激しい降りとなりました。明日の天気は期待できそうもないので、前常念から三股へ下ることにしました。 |
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2010年8月15日(日) |
家族で常念山脈 1日目 |
まめうち平の原生林 |
8月9日からは、家族で北アルプスの常念山脈を登りました。
初日は、早朝に横浜を発ち、三股から蝶ヶ岳山荘まで登ります。接近中の台風の影響で不安定な天候でしたが、明日の天気は今日よりはマシという予報を信じて、時折小雨がぱらつく中を歩き始めました。このコーズは自分が子供の頃に登ったことがあります。当時は早く景色を見たい一心で樹林帯の記憶が全く残っていませんが、今回、まめうち平の原生林の美しさには圧倒されました。一人で来ていたら写真を撮りまくったかもしれません。まめうち平を過ぎると蝶ヶ岳山荘まで急登が続きました。
蝶ヶ岳山荘横の幕営地にテントを張ると、夕刻になって霧が晴れはじめ、槍穂高が姿を現しました。明日が楽しみです。 |
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2010年8月14日(土) |
盛夏の鳳凰三山〜早川尾根 5日目 |
夜明けの甲斐駒ヶ岳 |
最終日の8月6日、栗沢山から朝の甲斐駒ヶ岳を撮影するために3時前にテントを出発しました。南アルプスは幕営地が森林限界のはるか下なので、どうしても早発ちが必要になります。
仙水峠から栗沢山へと向かい森林限界の上に出ると、今日も甲斐駒ヶ岳の中腹に雲が踊っていました。撮影ポイントを決めて三脚を立て、明るくなるまでシャッターを押し続けました。
満足して山を下ります。北沢峠からバスに乗る頃には、早くも稜線は雲に覆われ全く見えなくなっていました。 |
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2010年8月14日(土) |
盛夏の鳳凰三山〜早川尾根 4日目 |
早川尾根2553m標高点からの甲斐駒ヶ岳 |
8月5日、3時半に起きると、すっかり晴れ上がり満天の星空でした。朝食前に、テントの前で天の川を撮影。
すっかり明るくなってから出発。
早川尾根はずっと樹林の中というイメージがありますが、所々に展望がきくポイントがあります。歩き始めて30分ほどの小ピークに立つと、甲斐駒ヶ岳の手前にガスが流れる素晴らしい条件に巡り会い、夢中でシャッターを押しました。アサヨ峰に着く頃には日が高くなり撮影には不向きな条件でしたが、展望台としては第一級の場所といえます。歩いてきた鳳凰三山、富士山、白峰三山、仙丈岳、甲斐駒ヶ岳、北アルプス、八ヶ岳、奥秩父などが360度ずらりと並んでいました。栗沢山から北沢峠へと下り、テントを張りました。 |
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2010年8月14日(土) |
盛夏の鳳凰三山〜早川尾根 3日目 |
赤抜沢ノ頭からの雲海と太陽 |
8月4日、満天の星空です。日の出を稜線で迎えるために3時40分に出発。
赤抜沢ノ頭では素晴らしい朝となりました。一面の雲海から日が昇り、南アルプスの山々がオレンジ色に色づきました。赤抜沢ノ頭と地蔵岳の間を行ったり来たりしながら、3時間あまりも撮影していました。
一通りの撮影を終えると、高嶺へと移動。高嶺からは、これから歩く早川尾根が延々と続いているのが見下ろせます。雲が湧き始め、白鳳峠まで来る頃にはすっかりガスってしまいました。
広河原峠を経て、早川尾根小屋へ。稜線にも関わらず、すぐ近くに水が湧き出している貴重な場所です。夏山シーズンだというのに登山者は少なく、静けさに満ちていました。
テントを張ると、今日もまたパラパラと雨が落ちてきました。 |
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2010年8月14日(土) |
盛夏の鳳凰三山〜早川尾根 2日目 |
雲に包まれた白峰三山(砂払岳から) |
翌8月3日は午前5時に出発し、森林限界を目指します。一瞬青空が顔を出し期待に胸がふくらみましたが、砂払岳からの眺めはご覧の通り今一つ。足元に咲くタカネビランジに慰められながら薬師岳から観音岳へ。観音岳ではとうとう雨が降り出してしまい、赤抜沢ノ頭を諦めて鳳凰小屋へと下りました。
昼頃に着いてしまったので、テントを張った後は特にやることもなくのんびりと過ごします。夕方になって急速に青空が広がり始めました。明日は期待できそう! |
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2010年8月14日(土) |
盛夏の鳳凰三山〜早川尾根 1日目 |
杖突峠への登りで |
半年ぶりの本格的な山行です。
8月2日から6日まで、南アルプスの鳳凰三山〜早川尾根を歩き、撮影しました。
初日は、霧に包まれ時々小雨が落ちてくる生憎の天気の中を夜叉神峠から南御室小屋まで。ほとんどが樹林帯の中なので、このような天気でもそれなりに雰囲気のある写真を撮ることができます。久しぶりの重荷に少々疲れましたが、南御室小屋でテントを張り、冷たい清水で顔を洗うと、生き返った気分になりました。 |
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2010年7月25日(日) |
大展望の烏帽子岳・湯ノ丸山 |
烏帽子岳と槍穂高連峰(湯ノ丸山から) |
翌19日(月)は3時半に起床し、湯ノ丸キャンプ場のすぐ横にある臼窪湿原でアヤメの群落と湯ノ丸山を撮影してから、烏帽子岳へ向かいました。湯ノ丸山の山腹につけられた水平道を進み、鞍部からひと登りで烏帽子岳の稜線に飛び出せば、昨日以上の大展望に思わず歓声が上がります。やはり時間帯が早いと大気が一段と澄んでいます。頂上で360度の大パノラマを満喫した後、鞍部まで戻って今度は湯ノ丸山へ。足元に咲くミネウスユキソウやヤマオダマキなどを楽しみながら1ピッチで湯ノ丸山の広い頂上に到着。ここでも爽快な展望を楽しんでから、湯ノ丸キャンプ場へ下りました。
湯ノ丸高原ホテルで風呂に入り、3連休の渋滞を避けるために昼前には帰途につきました。
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2010年7月25日(日) |
梅雨明け! 浅間山へ |
火山館付近の草原とトーミの頭
第2外輪山の前掛山
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7月18日(日)、会社の仲間と浅間山へ。正確には、浅間山は登山規制があるため第2外輪山の前掛山が「浅間山頂上」ということになっています。
梅雨明けの素晴らしい天気のもと、天狗温泉から樹林の中を登り、湯ノ平の草原の飛び出します。浅間山というと火山特有の荒涼とした風景を連想しますが、今回のコースはかなり上の方まで鮮やかな緑の景色が続き、とても新鮮でした。第2外輪山の一角に登り着くと、正面に浅間山の本峰が噴煙をなびかせ、右に外輪山の稜線をたどった先に目指す前掛山がありました。百名山だけあって大勢の登山者が転々と頂上を目指していました。
頂上は日差しは強いものの爽やかな風が吹き、澄んだ大気に大展望が広がります。八ヶ岳・中央アルプス・北アルプスをはじめとする中部山岳がずらり。大満足して山頂を後にしました。
下山後、天狗温泉の赤褐色の湯に浸かってから、今日の宿泊地の湯ノ丸キャンプ場へ移動しました。
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2010年6月7日(月) |
安倍峠 |
身延から安倍峠へ登る途中で
安倍峠の佇まい(オオイタヤメイゲツ林) |
安倍峠といっても山歩きではなくサイクリングです。このところ自転車にはまり気味で、たまたま雑誌で見た身延〜安倍峠〜静岡のコースを、6月6日に走りに行きました。
今回は身延まで自転車を輪行しました。駅前で組み立て、10時に出発。コンビニで食料を調達し、安倍峠まで標高差1300mの登りに挑みます。ローギヤでひたすら3時間登り続けるわけですが、ザックを背負って歩くと単なる苦行でしかない車道が自転車だとこんなに楽しいのは何故でしょうか。道によって「ちょうど良いスピード」というのがあるのかもしれません。山歩きと似た要領で足の筋肉に乳酸がたまらないゆっくりペースを保ち、50分走って10分休み、景色の良い所でも休みながら、なんとか峠まで一度も押して歩くことなく登りきりました。予報に反して雲の多い天気で富士山が全く見えなかったのが残念。
安倍峠では、車道と並行している登山道にちょっと入ってみると美しい森の中の風情のある所でした。ブヨがわんさかと寄ってきたので、写真だけ撮ってすぐに退散。
さて、ウィンドブレーカーを着込み、まず梅ヶ島温泉まで一気に下ります。見た目以上の急坂で、スピードが出過ぎないように十分注意して慎重に走りました。梅ヶ島温泉から静岡へもほとんど下り基調なので、向かい風だったにもかかわらず快調に飛ばしました。
静岡には16時過ぎに到着。走行距離80キロ。さすがに足がよれよれになりました。自転車を分解し、各停でのんびり帰りました。
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2010年6月5日(土) |
ツツジ咲く丹沢 |
新緑とトウゴクミツバツツジ |
梅雨入り前に晴天が続き、居ても立っても居られず6月2日に手術後の初山行を決行しました。
ツツジの季節なので、犬越路から桧洞丸へ登りり、ツツジ新道を下る周回コースにしました。早朝5時半に歩き始めたので、犬越路へ向かう用木沢沿いの森は静けさに包まれていました。犬越路からは一転して明るい尾根道となり、登るにつれてシロヤシオツツジとトウゴクミツバツツジの花が見られるようになりました。富士山もすっきりと望むことができ、爽快な尾根歩きです。桧洞丸まで来るとほとんどツツジが咲いておらず、開花が遅れているのか、或いは今年は「裏の年」なのかもしれません。それでも、ツツジ新道を少し下った所はシロヤシオが見事で、通りかかった登山者の誰もが思わず歓声を上げていました。
登山口まで下ってくると、平日だというのに駐車場が一杯で、車道の両側にずらりと車が止まっているのに驚きました。桧洞丸はそれだけ人気のある山だということですが、山頂一体に鹿よけネットが張り巡らされてされてしまい、もはや写真にならなくなってしまったことが残念でなりません。 |
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2010年5月16日(日) |
今度はサイクリング |
川崎市と町田市の境辺り
今日の相棒(寺家ふるさと村にて) |
昨日の肩の診察で自転車のOKが出たので、今日早速家の周辺を走ってきました。
鶴見川を上流へ向かい、王禅寺から新百合ヶ丘を通って五月台へと抜けます。最近購入したサイクリング本のガイドを参考にしたコースですが、新興住宅地と昔懐かしい田園風景を交互に走る変化に富んだコース取りに感心させられます。片平川から細い道を上ってゆくと里山の斜面に畑が広がるのんびりとした風景が現れました(左の写真)。山を下り、鶴川の雑踏を通り抜け、今度は短い激坂を上ってうっそうと木が茂った尾根道を走ります。当然地図持参ですがあまりにも目印が無く、少々迷って行ったり来たりしながらも無事住宅地の広い道に出ました。自転車旅にもコンパスがあった方が良いという事を学習。長い下りを快走し、またまた田圃のある谷戸の奥へと緩やかに上ってゆきます。ちょっとした切通を抜けると、寺家ふるさと村。大勢の親子がザリガニ釣りに夢中になっていました。ひと休みしてから、向かい風に逆らって鶴見川サイクリングコースを走って帰宅しました。走行距離は41.4キロ。
今日は身近な場所で沢山の発見があり、なかなか面白い小旅行でした。
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2010年5月5日(水) |
西上州ドライブ |
笠丸山の麓、住居附は花がいっぱい |
昨年の3月に肩を脱臼してしばらく山へ行けなかったのがきっかけで、このブログが始まりました。ここしばらく書き込みを中断してましたが、なんと、今年の3月にまたも脱臼してしまい、今回は手術をしました。
ゴールデンウィークはまだ山には登れず、連日の晴天が少々恨めしい気分でしたが、漸く車の運転の許可が出たので、昨日、西上州へ撮影ドライブに行ってきました。
笠丸山の麓の住居附(すもうづく)から塩ノ沢峠を越え、立岩の麓にある線ヶ滝を訪ね、下仁田から妙義を回り、Uターンラッシュで大渋滞の関越道を帰ってきました。
山麓は新緑と花、高い所は芽吹きと桜。春を満喫した一日でした。と言いながら、登山口の駐車場で出発の準備をしている登山者を見て、山行きたい病の症状がかえって悪化したような気がしています・・・ |
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2010年2月14日(日) |
白珊瑚の丹沢 |
鍋割山稜にて |
横浜で冷たい雨が降ると丹沢では雪になっています。居ても立っても居られず、2月12日の夜に、雪降る大倉尾根を登りました
塔ヶ岳山頂で迎えた13日の朝は、相変わらずチラチラと雪が降っており期待していた青空はありませんでした。けれども、雪化粧した樹木がさながら白珊瑚といった趣で、その美しさはたとえようがありません。この状況でもしバックが青空だったら・・・と、写真家の望みは贅沢なのです(笑)。鍋割山稜のブナ林で心ゆくまで撮影を楽しみ、鍋割山荘で名物の鍋焼きうどんを食べてから山を下りました。
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2010年1月4日(月) |
越年山行 |
停滞日のテントの中で
一瞬姿を見せた北岳バットレス
(ボーコン沢ノ頭から) |
新年あけましておめでとうございます。
この年末年始は北岳を撮影すべく、写真仲間と3人でボーコン沢ノ頭を目指しました。
12月29日、無風快晴のもと夜叉神トンネルから入山。南アルプス林道からは純白の白峰三山が望まれ大いに期待が高まります。鷲住山を経て野呂川まで一旦標高差400メートルを一気に下り、池山御池への厳しい登りの途中で日没となり、池山御池の手前で泊。
30日は朝のうちは晴れ間も見えましたが、次第に風が強まり、雪も舞い始めました。森林限界の林の中に快適なベースキャンプを設営。
大晦日は強い冬型の気圧配置の影響で風雪となり、停滞。ラジオを聞きながら餅を焼いたり、外でスノーシューで歩いてみたりしながらのんびり過ごしました。気温はかなり低く、夕方にはマイナス18度まで下がりました。
元日の朝、日の出直前に少し青空が覗きはじめ、樹林の間から一瞬オレンジ色に輝く太陽を拝むことができました。天候回復を期待してボーコン沢ノ頭を目指します。しかしながらいつしか青空は消えてしまい、登り着いたボーコン沢ノ頭は地吹雪が吹き荒れていました。一瞬でも北岳が姿を見せないかと粘りましたが、結局バットレスの一部がボーッと現れただけで終わってしまい(左の写真)、諦めてテントに引き返しました。今回はこれで時間切れ。この日のうちに途中まで下山することにしてテントを畳みました。雪降る中を下り、暗くなる直前にヨレヨレになって野呂川まで下り着き、林道泊。
最終日の2日は鷲住山を登り返します。我々が居る所は日が差していましたが、今回も寒気が非常に強いらしく、北岳は相変わらず真っ白な雪雲に隠れていました。
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