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2017年10月22日(日) |
紅葉の南アルプス南部へ(2) |
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2017年10月21日(土) |
紅葉の南アルプス南部へ(1) |
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2017年10月15日(日) |
3ヶ月連続の北岳(2) |
やっと青空が広がってきました
テントのすぐ横のナナカマドと鳳凰三山
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24日(日)は4時前に起床。薄雲が広がっていますがなんとか星が見えています。パンとコーヒーで軽く腹ごしらえをして、ヘッドランプを点けて頂上へ。少し登るとガスに包まれてしまいました。西から吹き付ける風に震え上がります。30分ほどで頂上に着きました。次第に明るくなってきましたが、周りは真っ白です。登山者が続々と上がってきましたが、皆残念そう。日の出の時刻を過ぎ30分ほど粘りましたが、何度かガスが切れて山が見えたものの、光が差さず、ほとんど撮影はできませんでした。諦めて山頂を後にしました。
肩ノ小屋まで下るとガスが切れ始め、テントで朝食を食べているうちに日も差してきました。テント場の周りのナナカマドの赤が鮮やかさを増し、テント撤収の合間に光の様子を見ながらちょこちょこと撮影。割といい絵が撮れました。
9時前に出発。すっかり晴れ上がりました。小太郎山分岐まで、爽やかな秋の陽を浴びながらの稜線漫歩。昨日はいまいちだったウラシマツツジの絨毯が今日は鮮やかです。その向こうには仙丈ヶ岳の優美な姿。今日は撮影を楽しめました。稜線を離れて一気に下ります。二俣まで来ると、もう稜線は雲に包まれていました。相変わらずはっきりしない天気です。カメラをザックに仕舞い、広河原へと下りました。
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2017年10月14日(土) |
3ヶ月連続の北岳(1) |
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2017年9月16日(土) |
山と溪谷10月号 |
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発売中の雑誌「山と溪谷」10月号の巻頭グラフに、私の北岳の作品が6ページにわたって掲載されました。
10月号の特集は「日本アルプス紅葉大全」、そして第2特集が「北の山の紅葉便り」。
紅葉を楽しむコースの案内と美しい写真が満載です。ぜひご覧ください。 |
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2017年9月8日(金) |
日高・カムイエクウチカウシ山(7) |
青い池
拓真館の庭で |
8月9日(水)、北海道最終日です。5時に起きて手早く朝食を済ませ、青い池を見に行きました。さすがに観光客が押し寄せる前で、静寂そのもの。曇り空ながら青い池に枯木が林立する美しい光景をゆっくり堪能することができました。
キャンプ場に戻ってテントを撤収して出発。開館時間前の拓真館に寄って庭を散策した後、山部にある富良野市博物館へ。田中博さんの写真展「シマフクロウの聲がきこえる」を見学。今や激減してしまったシマフクロウの見事な作品に圧倒されました。他に昭和の文化を振り返る展示や、地元の発展や自然に関する展示がなかなか興味深いものでした。
15時の飛行機に乗るために千歳空港へ向かいます。占冠を通り、日高峠を越えて樹海ロードを走り、新夕張の道の駅「夕張メロード」で休憩。ここで夕張メロンを購入。あとは空港へ向かってひた走ります。北海道に居る間晴天が続きましたが、ついに雨が落ちてきました。絶妙のタイミングです。昼過ぎに空港に到着。空港ビルの大混雑のラーメン屋で昼食を食べてから、Tさんと別れました。Tさんは今夜苫小牧からフェリーです。
飛行機であっという間に羽田へ帰ってきました。ムッとする空気に、一気に現実世界に引き戻されたような気分。夢のような1週間が終わりました。
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2017年9月7日(木) |
日高・カムイエクウチカウシ山(6) |
タウシュベツ川橋梁
三国峠の樹海 |
8月8日(火)、ゴーッという音で目が覚めました。テントのジッパーを開けて外を見ると、階段の上の広場から熱気球が離陸するところでした。次々に飛び立つ気球をしばらく見学してから朝食を食べ、テントを撤収。
目的の登山を完遂したので、あとは帰りの飛行機まで時間つぶしの旅を楽しみます。今日は層雲峡までドライブし、市根井孝悦さんの写真館を見ることにしました。曇り空の下走り出しましたが、次第に青空が広がってきました。途中、糠平湖のタウシュベツ橋梁展望台に立ち寄り、旧国鉄士幌線のタウシュベツ川橋梁を見学。浸食が進み今や崩壊しそうなめがね橋を列車が走っていた当時に思いをはせました。三国峠で広大な樹海を見下ろし、層雲峡では流星の滝と銀河の滝を見学。ここでは中国人観光客の多さに驚きました。温泉街の食堂で豚丼を食べてから、大雪山写真ミュージアムへ。市根井さんは山に出かけて不在でしたが、雄大な四季の大雪山の作品を満喫しました。
旭川で食料を買って、美瑛から今日泊まる予定の白金温泉へ向かいます。山へ近づくにつれてどんよりと曇ってしまいました。途中にある、今や有名観光地となった青い池に立ち寄ろうとしましたが、夕方にも関わらず駐車場が大混雑していたため、明日の早朝に出直すことにしてキャンプ場へ直行しました。
白金野営場も、やはり芝生が気持ちの良いキャンプ場です。いつしか青空が顔を出し、雲が赤く染まりました。今日は1日涼しく全く汗をかかなかったので、温泉は省略し、早速宴会となりました。
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2017年9月6日(水) |
日高・カムイエクウチカウシ山(5) |
今夜のつまみ。痛まないように塩して大切に持ち帰ります
札内川を下る |
8月7日(月)、すっかり明るくなってから起きました。今日も晴天。時間に余裕があるので、午前中に釣りをしてから下ろうという話になりました。朝食を食べ、テントを撤収してから、釣り道具だけを持って八ノ沢へ。小さな型はリリースしながら2時間釣りを楽しみ、二人で6尾をつり上げました。幕営地に引き返すと、ちょうどそこへ夫婦二人連れが到着。今晩コンロで6匹の魚を焼くのは大変なので、2匹を差し上げたところ、とても喜んでもらえました。
幕営地を後に、札内川をジャブジャブと下ります。水量は少なく、どこを歩こうと自由自在です。途中で1回休憩を入れ、2時間ほどで七の沢出合の林道に着きました。靴を履きかえ、あとはゲートまでのんびりと林道を歩きました。
車に荷物を放り込み、まずは魚のための氷を求めて札内のスーパーへ。その後、幕別温泉の健康ランド華の湯に寄って4日分の汗を洗い流し、ようやく人心地がつきました。帯広のスーパーで魚焼き網と夕食を買ってから、上士幌航空公園キャンプ場へと向かいました。
上士幌にはすっかり暗くなってから到着。芝生の快適なキャンプ場にテントを張り、オショロコマをコンロで焼きながら、山行の打ち上げとなりました。
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2017年9月5日(火) |
日高・カムイエクウチカウシ山(4) |
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2017年9月4日(月) |
全日本山岳写真展が始まります |
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いよいよ明日から全日本山岳写真展が始まります。
今日は、時間を取れる会員が集まり、1日がかりで会場を設営しました。
会の70周年にあたる今年は、9日(土)に山岳写真セミナーを開催します。私も午後1時から「丹沢の四季を写す」というテーマで話をさせていただきます。定員100名ですが、どれほど混雑するのか、空いているのか、全く予想がつきません。1時間前から整理券を配りますので、ご興味のある方はぜひいらしてください。
全日本山岳写真協会
http://sangakusyashin.art.coocan.jp/
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2017年9月4日(月) |
日高・カムイエクウチカウシ山(3) |
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2017年9月3日(日) |
日高・カムイエクウチカウシ山(2) |
札内川を遡る
八ノ沢出合の幕営地 |
8月4日(金)、夜中にトイレに行ったら、テントの場所がわからなくなるほどの濃い霧でしたが、夜が明けると次第に雲が切れて青空が広がってきました。手早く朝食を済ませ、テントを畳んで登山口の札内川ヒュッテ前のゲートへ向かいました。
歩き出す頃にはすっかり晴れ上がりました。トンネルを二つ抜けた所で舗装道路は終わり、砂利の林道になりました。日差しが強いですが、木陰が多いのが助かります。エゾハルゼミの声がにぎやかです。建設が凍結された日高横断道路の残骸の不釣り合いに立派な橋梁などの建造物が時折現れます。2ピッチで林道の終点、七ノ沢出合に到着しました。ここで沢靴に履き換え、札内川の中を遡ります。水量は少なく徒渉は全く問題ありません。何度も渡り返し、森の中の踏み跡を拾いながら順調に進み、八ノ沢に入って少し登った所に幕営地がありました。我々のほかにテントが4張りほど。
テントを張り、薪を集めてから札内川本流へ釣りに出かけます。サイズは小ぶりだがよく釣れます。二人でオショロコマ7尾とカジカ2尾を釣り上げました。
テントへ戻り、焚き火で魚を焼きながら焼酎で乾杯。夕方になって曇ってしまいましたが、風のない静かな夜です。
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2017年9月2日(土) |
日高・カムイエクウチカウシ山(1) |
札内川園地キャンプ場(翌朝) |
すっかり遅くなってしまいましたが、夏山の報告です。
日高にしか咲かない花、カムイビランジを探したいというTさんに誘われ、カムイエクウチカウシ山を登ることになりました。私はカムエクは3回目です。
8月3日(木)、羽田8時15分発のAIR DOで千歳へ。1週間前からフェリーで北海道入りしていたTさんと現地で合流。曇り空の下、日高、浦河経由で中札内を目指します。途中のスーパーで山の食料と今日の昼食の弁当を買い、昨年の豪雨被害で不通になっている日高本線の厚賀駅の待合室で昼食を食べました。浦河からの天馬街道は深い霧に包まれていました。明日から3日間風呂に入れないので、忠類ナウマン温泉に立ち寄ってさっぱりしてから、日高山脈山岳センターのキャンプ場へ。
山岳センターで山の情報収集をしてからテントを張りました。広々とした気持ちのよいキャンプ場です。入山祝いの乾杯をして、楽しく夜が更けていきました。
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2017年7月24日(月) |
キタダケソウに逢いに(2) |
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2017年7月23日(日) |
キタダケソウに逢いに(1) |
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2017年7月6日(木) |
全日本山岳写真協会創立70周年記念撮影会(2) |
ダケカンバの芽吹き
ミツバオウレンとコイワカガミ
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6月18日(日)、まだ暗い午前4時にヒュッテの玄関前に集合しました。予報通りの曇り空ですが、とりあえず自然園に向かいます。次第に明るくなり、東の空がピンクに染まってきました。池塘も空の色を映しています。気がつくと白馬岳にもほんのりと色が差したように感じられたので、大慌てで山がよく見えるポジションへ移動し三脚を立てました。カメラをセットするのと同時に山が真っ赤に染まり、興奮してシャッターを押しましたが、クライマックスは1分足らず。一瞬でドラマは終わり、元の曇り空に戻ってしまいました。その後は、食事の時間まで霧に見え隠れする新緑の木々やミズバショウの群落を撮影して過ごしました。
朝食を食べ、玄関前で全員で記念撮影をしてから解散。バス組は午前中一杯時間があるので、花が多いというヤセ尾根コースに数人で向かいました。ほとんど雪の上を歩いて浮島湿原へ。ここから南へ回り込んで尾根を目指します。途中でトレースが消えてしまいましたが、方向を定めて進むうちに、モウセン池から来ているトレースに合流しました。尾根の上と南斜面はすっかり雪が消え、シラネアオイが咲いていました。木の階段を登ってゆくと、足元にはコイワカガミ、ミツバオウレン、コミヤマカタバミ等の可憐な花が沢山咲いています。展望台まで上がるとムラサキヤシオツツジのピンクが目に鮮やかでした。山の撮影には向かない曇り空ですが、花を撮るには光が回ってちょうど良い感じで、マクロレンズが大活躍。十分満足してヒュッテへと引き返しました。
ヒュッテの前で腹ごしらえをして、ロープウェイとゴンドラを乗り継いで下山。麓の駐車場で他のメンバーと合流してバスで帰途につきました。中央道での渋滞はいつもの通り。7時間以上かかって19時40分に雨の新宿に到着、解散となりました。
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2017年7月2日(日) |
全日本山岳写真協会創立70周年記念撮影会(1) |
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2017年6月26日(月) |
山岳写真同人四季 創立50周年 |
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日頃親しく交流させていただいている山岳写真同人四季の写真展「八ヶ岳」がヒルトピアアートスクエアで7月4日(火)まで開催されています。
四季は今年創立50周年をむかえ、記念行事として会員一丸となって八ヶ岳の撮影に取り組んだとのことで、八ヶ岳の急峻な岩稜と北八ヶ岳の苔むす森と池沼、花咲く夏から凍てつく厳冬の山稜まで、八ヶ岳の魅力が余すところなく表現された素晴らしい写真展でした。(株)日本写真企画から写真集「八ヶ岳」が同時出版されています。
25日(日)にヒルトン東京で開催された記念パーティーにも出席しました。出版社、カメラメーカー、山小屋の関係者と大勢のプロアマ写真家が一堂に会し、四季の50周年を盛大に祝い、親交を深めました。四季の皆さんに加え、全日本山岳写真協会、日本山岳写真協会、閑良屋会、山岳写真ASA、山岳写真同人「峰」など主な山岳写真団体メンバーがこれだけ揃うことは滅多に無いことです。この日のために制作された本格的なビデオも上映され、大いに盛り上がりました。毎度のことながら四季の組織力、実行力に関心させられ、刺激を受けた一日でした。
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2017年6月7日(水) |
シャクナゲ満開の十文字峠 |
乙女の森
ちょうど見頃でした
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ネットで今年はシャクナゲの当たり年との情報を得たので、日帰りで十文字峠へ行くことにしました。
6月4日(日)、早朝3時半に自宅を出発。中央道を須玉ICで下り、信州峠を越えて毛木平まで入りました。7時前に到着しましたが、駐車場は満杯だったため、林道の路肩に駐車しました。山はさぞかし混雑していることだろうと少々気が重くなりました。
天気は実に爽やかで、森に入るとひんやりとした空気が心地よく感じられます。樹間に差し込む光に、足元の苔が光っています。立派な橋で千曲川を渡ると登山道は上るようになりますが、昔からの峠道は歩きやすく整備されています。日帰りの軽いザックにペースは快調、ぐんぐん標高を上げてゆきます。標高2000メートルまで登ると緩やかな下りに転じ、まもなく十文字峠に到着しました。まだ9時前です。
小屋の前のシャクナゲはまさに花盛り。2、3枚シャッターを押してから、すぐにシャクナゲ群生地の乙女の森へと向かいます。乙女の森は木が身長よりも高く、用意されたお立ち台に上がらなければ花がよく見えませんが、心配した混雑はなく、数人の登山者と場所を譲り合いながら、ゆっくりと花を観賞し撮影することができました。続いてかもしか展望台へ向かいます。あちらこちらにシャクナゲが咲く森の中を10分ほどで眺めのよい岩の上に出ました。三宝山と川上村方面が眺められ、ここでゆっくりしようかと思いましたが、意外に冷たい風に震え上がり、写真だけ撮ってから峠の小屋へ引き返しました。ベンチでおにぎりを食べていると、小屋のおじさんが常連と思われる登山者と大きな声で楽しそうに盛り上がっていました。1年で一番明るい週末なのかもしれません。
すっかり長居してしまいましたが、まだ昼前です。十分満足して十文字峠を後にしました。足取りは軽く、1時間かからずに毛木平まで下ってしまいました。
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2017年6月5日(月) |
会津の山に新緑を求めて(2) |
穏やかな朝
会津駒ヶ岳からの三岩岳
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21日(日)は2時半に起床。満天の星空に三日月が出ています。+10度ととても暖かく、雪面は全く堅くなっていません。会津駒の上にかかる天の川を撮影しているうちに東の空が白んできました。刻々と変化する色を追ってシャッターを切りました。日の出を撮影してから朝食を食べ、テントを撤収。
まずは大戸沢岳を目指します。隣の2057メートルのピークで今日最初の登山者とすれ違い、あとははっきりした足跡を辿ります。なだらかで広い稜線ですが、左側は雪庇の跡が不安定な状態になっており、所々にクラックもあるため、なるべく右の樹林に沿って進みます。最低鞍部で一息入れて、大戸沢岳の登りにかかります。遠目に見た感じよりは短い登りでした。だだっ広い大戸沢岳の頂上は休まずに通過。ここから先は、何度かスキーで来たことのあるコースです。次のピークは右を巻いてショートカットします。巻く途中では一部で雪が消えて湿原が顔を出していました。稜線に戻ると燧ヶ岳が姿を現しました。ひと登りで会津駒ヶ岳に到着。人気の山だけあって数パーティーの登山者が居ました。残雪豊かな山々の眺めを満喫し、山頂を後にしました。駒の小屋には寄らずに下の斜面をトラバースしてショートカットし、すっかり緩んだ雪の上を大股で一気に下ってゆきます。白一色の世界から、再びブナの新緑が鮮やかな世界へドラマチックに変化する景観を味わううちに、足元の雪が無くなり、一気に真夏のような熱気の中となりました。最後の林道歩きはむせかえるほどの一面の新緑の中を、汗だくになってアルザ尾瀬の里を目指しました。
車にザックを放り込んで温泉に直行。達成感も手伝って、最高の露天風呂でした。
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2017年6月3日(土) |
会津の山に新緑を求めて(1) |
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2017年5月9日(火) |
甲斐駒ヶ岳~仙丈ヶ岳(4) |
日が高くなって青空が広がり始めました
林道からの鋸岳
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4時起床。昨日の夕方と変わらない雲の多い状況で、三脚を立てて数回シャッターを押したものの、収穫はありませんでした。テントに戻って朝食を食べ、テントを撤収しパッキングまで済ませてから、しばらく山頂でシャッターチャンスを待ちます。早くも二人連れの登山者が登ってきました。聞けば2時に北沢峠から登り始めたとのこと。それから少し間を置いて続々と登ってきました。山頂に留まっている私は、いつしか記念写真係になってしまいました。
すっかり日が高くなり、もはや撮るものもないので、山頂を後にしました。気温が上がり、春山全開といったひたすら明るい雰囲気になってきました。森林限界でピッケルからストックに持ち替え、腐り始めた雪を踏み抜かないようにゆっくりと下りましたが、あっという間に北沢峠まで下ってしまいました。アイゼンを外し、大平山荘からは舗装道路をのんびりと歩きます。入山日には雨で見えませんでしたが、今日は鋸岳と甲斐駒ヶ岳の眺めが素晴らしく、林道歩きも苦になりません。北沢峠から2時間弱で歌宿のバス停に着きました。
バスが出るまで1時間以上ありましたが、休んでいる間に登山者が増えてきたため、臨時で予定よりも早くバスを出してくれました。仙流荘から高遠行きのバスまで3時間もあったため、ゆーっくり温泉に浸かり、ビールを飲み、昼寝をして時間つぶし。
18時3分の高遠行きのバスに乗ったのは、私と若い登山者が一人。彼は静岡から青笹山へ入山し、白峰南嶺から小太郎山を経て歌宿までを7日間で踏破したとのこと。ザックには山中で拾ったという立派な鹿の角がくくりつけられていました。
高遠でバスを乗り換え、伊那市で飯田線に乗り、岡谷でスーパーあずさに乗り換えましたが、どこも店が閉まっており、なかなか夕食にありつけません。結局、スーパーあずさの車内販売で21時前にやっと夕食となりました。 |
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2017年5月8日(月) |
甲斐駒ヶ岳~仙丈ヶ岳(3) |
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2017年5月7日(日) |
甲斐駒ヶ岳~仙丈ヶ岳(2) |
駒津峰への上りからの甲斐駒ヶ岳
甲斐駒ヶ岳からの観音岳と富士山
仙水峠から振り返る
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2日(火)は2時半に起床。気温マイナス5度。満天の星空です。今日は甲斐駒ヶ岳を往復します。
朝食をかき込んで、アタック装備で出発。雪が堅く凍っているので、初めからアイゼンを着けました。甲斐駒を撮影するために、まずは栗沢山の森林限界を目指します。仙水峠の手前で仙丈ヶ岳が赤く染まりましたが、雲一つなく写真になりません。仙水峠で右に折れ、栗沢山方向へ。古いトレースを辿って30分ほどで森林限界。甲斐駒は逆光で陰が多くなりますが、足元の雪庇の残骸をモチーフにして数カット撮影しました。栗沢山まで行きたいところでしたが、今回の目的は甲斐駒なので、ここで引き返します。仙水峠まで下り、今度は駒津峰へ登り返します。ゆっくりペースでなんとか1ピッチで登り切りました。駒津峰では目の前に甲斐駒が立ちはだかっています。積雪期ルートである岩稜の直登を行くか、夏道のトラバースルートをゆくか思案しますが、岩稜はちょっと厳しそうです。ナイフリッジのアップダウンをいくつか越えると最低鞍部の六方石です。先行者がトラバースルートにトレースをつけてくれたので、感謝しつつそちらを行くことにしました。雪は適度に緩んでいましたが、万一スリップすれば止められない傾斜なので、慎重に足を運びます。長いトラバースに心身共にかなり疲れを感じました。山頂直下の登りでは体が重く、軽い頭痛がしてきました。ひょっとして高山病?と思いつつ、なんとか登り切りました。
山頂では素晴らしい展望が広がっていました、南北中央アルプスや八ヶ岳はもちろん、妙高や白山までもがくっきりと見えていました。ここまで大気が澄み渡っているのは珍しいことです。日が高く写真になりませんが、それでもシャッターを押さずにはいられませんでした。
後続パーティーと入れ替わりで山頂を後にします。トラバースを慎重に通過し、六方石から駒津峰までのろのろと戻り、駒津峰で無理矢理パンを押し込みました。ピッケルをストックに替えて仙水峠へ下り、安全地帯に戻ったところでアイゼンも外しました。仙水峠では最後の水を飲みきってしまい、仙水小屋に水場で美味しい水をたらふく飲みました。
ふらふらでテントに帰り着くと、ザックを放り込んでそのまま自分も横になってしまいました。小1時間ほどうたた寝をしたら、幸い気分が快復してきました。今日はアルコールはやめて大量に水分を補給しました。夕方には食欲も出てきました。明日はなんとかなりそうです。 |
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2017年5月6日(土) |
甲斐駒ヶ岳~仙丈ヶ岳(1) |
山麓の新緑(仙流荘にて)
上の方では雪になったようです(北沢峠にて)
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GWはがっつり撮影したいと思い、久しぶりに南アルプスを計画しました。
5月1日(月)、今回は八王子始発の普通列車を利用します。車窓には新緑萌える山が広がっていました。甲府盆地を過ぎると天気予報通り次第に雲が多くなり、小淵沢を過ぎる辺りから雨が降り始めました。岡谷で飯田線に乗り換え、伊那市で下車。ここからJRバスで高遠に入り、さらに長谷循環バスに乗り換えて、昼前にようやく南アルプスバス乗り場がある仙流荘に着きました。マイカーと比べると本当に長い旅でした。
雨具を着て、ザックカバーを着けて、雨支度を整えてから南アルプスバスに乗り込みます。30分ほどでこの季節の終点、歌宿に到着です。雨の中を歩くのは久しぶり。今日の雨は想定内なので、淡々と足を運びます。やがて道の両側に雪が出てきました。車道は完全に除雪されていましたが、平右衛門谷で大きな雪崩があったようで、デブリの上を横断しました。藪沢でも大雪崩があったようで、大量の根こそぎにされた樹木で沢が埋め尽くされていました。藪沢を過ぎた頃に雨が上がり、西の空に青空も覗き始めました。予報よりも天気の回復が早いようです。大平小屋から北沢峠までは林道をショートカットして雪の登山道を歩きます。北沢峠から山梨県側へ林道を少し下ると長衛荘のキャンプ場に到着。
受付を済ませ、北沢の流れに近い場所に決め、入念に聖地してからテントを張りました。テントに入るとさっそくホットウィスキーで暖まります。夕食を食べ終わり、日暮れの時間になって一気に雲が消えて晴れ上がりました。三日月も出ています。天気予報によれば明日からは晴天が期待できそうです。
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2017年5月1日(月) |
栂池周辺&火打山 山スキー(2) |
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2017年4月30日(日) |
栂池周辺&火打山 山スキー(1) |
雄大な風景の中を登る
栂池自然園への最後の斜面を滑るKさん |
今シーズン5回目の山スキーです。土曜日の前半は冬型の気圧配置が残ることから、日曜日にロングコースを計画し、土曜日は栂池周辺で軽く滑ることにしました。
4月21日(金)の晩に自宅を出て途中の道の駅で車中泊し、22日(土)の9時に栂池ゴンドラ乗り場の駐車場でTさん、Kさんと合流しました。山はガスで全く見えず、駐車場でも冷たい風が吹いていました。
ゆっくり支度をしてからゴンドラに乗車。白一色のガスの中を上りましたが、終点でガスの上に出ました。ロープウェイを乗り継ぎ、山頂駅で腹ごしらえをしてから11時40分に出発。栂池自然園の雪原を進んでゆくと、時折青空が顔を出し、白馬岳の山腹が見え始めました。展望湿原の北側の尾根を小蓮華岳方向へ登ってゆきます。次第に青空が広がり、八方尾根や小日向山が雲の間に浮かぶ雄大な風景の中の登高に心が躍ります。15時まで登り続け、標高2470メートル地点で折り返すことにしました。
シールをはがして滑降モードに切り替え、ザラメ雪の広大な斜面に思い思いのシュプールを描きました。栂池自然園から振り返ると主稜線はまだ雲に包まれており、白馬岳だけが雲から出ていました。ロープウェイの下を滑り、ゴンドラ駅から下はスキー場を快適に飛ばしました。山麓では既に雪が消えていましたが、スキーで下れるように雪の道が作られており、最後まで滑ることができました。
このあとKさんのギャラリーに寄ってコーヒーで一服し、その後はとてもここには書けない良い思いをして1日が終わりました。 |
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2017年3月28日(火) |
頸城山塊 山スキー(2) |
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2017年3月26日(日) |
頸城山塊 山スキー(1) |
霧に包まれるブナ林(放山山頂付近)
霧の中を登る |
春分の日の三連休は、頸城山塊を滑ることになりました。Tさんから「18日(土)の朝7時に笹倉温泉の駐車場に集合」との連絡が入りました。あまりにも遠く、毎週末の山スキーで疲れていたこともあり、朝7時はとても無理。土曜日の朝自宅を出て夕方に現地で合流することにしました。
当日は費用節約のため高速道路を極力使わず、渋滞で予想以上に時間がかかりましたが、17時過ぎに日本海に面した道の駅「マリンドリーム能生」でTさんと合流しました。この日、Tさんは昼闇山に登り、パウダースキーを満喫したとのこと。明日の天気予報が悪い方に変わったため、明日はシャルマン火打スキー場から放山の軽いコースと決め、いつものように車中宴会をしてから寝ました。
翌19日(日)、スキー場のリフトの時間に合わせてゆっくり出発。海沿いには全く雪はありませんでしたが、車で30分ほどのスキー場は豪雪地帯で2メートルは積もっており、ちょっと不思議な気分です。リフトを降りた所が標高約1000メートル、放山が1189メートル、ほんのわずかな登りです。予報通りの天気で濃霧の中を登りますが、前日のトレースがしっかり残っているため迷うことはありません。ゆっくり登って1時間ほどで頂上に着きました。
ガスに包まれた頂上で40分ほど待機しましたが晴れる気配はなく、ガスの中を慎重に滑ってスキー場へ戻りました。最後はゲレンデを気持ちよく滑り、昼前に車に戻りました。
柵口温泉権現荘で暖まってから地元のスーパーで買い出しをして道の駅に戻りました。1時間ほど昼寝をしてから今日も車中宴会。明日は終日晴れの予報なので、帰宅が遅くなることは覚悟の上で、高松山へ登ることになりました。
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2017年3月14日(火) |
仙ノ倉山、東谷山 山スキー(2) |
山頂直下のブナ林を登るTさん
東谷山山頂に憩う登山者と苗場山 |
5日(日)の朝は曇り空でしたが、このあと晴れるとの予報です。今日は短めのコースをということで東谷山を滑ることにしました。下山口となる貝掛温泉入口にある国道脇の駐車場に車を1台置き、もう1台の車で登り口の田代スキー場の駐車場に向かいます。二居集落からシールを着けて登り始めました。今日はスキー、ボード、歩きの様々なパーティーで山は大賑わい。林道を1ピッチで二居峠。ここからの尾根は細く、雪面も堅いので、途中からスキーを背負いました。やがて尾根が広くなり感じの良いブナ林となりました。再びスキーを着けて登ってゆくと、広々とした山頂に到着しました。
前回来た時は天気が悪く一面真っ白でしたが、今日は仙ノ倉山から平標山、日白山、苗場山など素晴らしい眺めです。春霞がかかってしまい写真にはなりませんが、明るい春山のムードを満喫しました。
貝掛温泉へ向かって北西の沢へ滑り込みます。尾根上の雪からは想像がつかないパウダーが残っており、ブナの樹間を気持ちよく滑ることができました。何度も立ち止まりながらもぐんぐん標高を下げ、あっという間に国道に出てしまいました。国道をトンネルでくぐり抜けると間もなく駐車場に到着しました。
もう1台の車を回収し、すぐ目の前の宿場の湯に立ち寄り、さっぱりしてから帰途につきました。
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2017年3月13日(月) |
仙ノ倉山、東谷山 山スキー(1) |
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2017年3月1日(水) |
2017全日本山岳写真展 作品選考会 |
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9月の写真展の準備が早くも佳境を迎え、2月25日(土)・26日(日)の2日間をかけて、会員の部の作品選考を行いました。昨年までは1日だけで全作品の選考を行っていましたが、今回はピントのチェックや大伸ばし作品の選出、さらにはタイトルの確認まで、しっかり時間をかけました。
全体の傾向として山を正面から写した好作品は少なく、ネイチャーフォトに近い作品が多くなっているように感じられました。また、太陽が低い時間帯から活動している人は撮影場所にに関わらずしっかりと作品を作っており、光線条件の大切さがよく分かります。まさに早起きは三文の得ですね。
毎年、色々な事を考えさせられますが、選出された約250点の作品がずらりと並んだ様子は壮観です。その中からポスター、案内ハガキ、作品リストに使用する作品を選出して作業を終えました。
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2017年2月9日(木) |
大戸沢岳、会津駒ヶ岳 山スキー |
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2017年2月1日(水) |
北横岳撮影会(2) |
今回のメンバー |
翌22日(日)は5時半に起床。風の音が聞こえています。身支度を整えて外に出ると、雪が降っていました。とにかく登ってみることにして出発します。風を避けて頂上直下の樹林の中で待機するうちに明るくなってきましたが、天気が回復する様子はありませんでした。
諦めて小屋に戻り、温かい朝食を食べてほっと一息。天気は相変わらずなので、早めに下山することになりました。小屋の前で集合写真を撮ってから小屋を後にしました。雪がしっかり踏まれて舗装道路のように快適な登山道を一気に坪庭まで下ります。坪庭は吹きっさらしで、サングラスが凍って前が見えないのには閉口しました。
今日もロープウェイ駅の無料休憩所で荷物を片づけ、軽く腹ごしらえ。ロープウェイに乗り、下るうちに雲の下に出ました。下界は雪は降っておらず、穏やかな天気でした。10時半に他のメンバーと別れ、帰途につきました。時間が早かったため中央道では渋滞が無く、談合坂SAで昼食を食べ、夕方には帰宅することができました。
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2017年1月4日(水) |
年末山行(3) |
モルゲンロートの甲斐駒ヶ岳
北岳バットレスが正面に |
31日(土)、日の出前に観音岳まで行くつもりで3時に起床。朝食を食べ、しっかり着込み、機材一式を持って出発しました。薬師岳から観音岳への稜線で、なぜ明るくなってこないのだろうと思って時計を見て、間違って1時間も早く行動を開始していたことに気づきました。真っ暗なうちに観音岳に着いてしまいましたが、結果的には甲府の夜景や黎明の山々を撮影することができ、ラッキーでした。ただ風が強く、ブレとの戦いでした。明るくなるにつれて他の登山者も上がってきました。大気が澄んでおり、日の出とともに美しく色づいた山々に、霧中でシャッターを押しました。満足して引き返します。薬師岳まで、右に純白の白峰三山を眺めながらの稜線漫歩です。これまでに何度も撮影した風景ですが、それでも撮影せずにはいられない美しさでした。
テントに戻るとお茶を沸かして大休止。しっかり腹ごしらえをしてからテントを撤収しました。砂払岳へ登り返し、大展望に別れを告げて南御室小屋へと下ります。ここから苺平へ登り返し、さらに杖立峠への下りも最後に登り返しがあり、下山も楽ではありません。杖立峠からは一気に夜叉神峠まで下り、小屋の前のベンチでほっと一息。久々のテント山行で結構疲れました。最後は、太陽が低くなりすっかり日陰となった峠道を駐車場までのんびりと下りました。
大晦日の中央道の上りはきわめてスムーズに流れており、19時過ぎには帰宅できました。
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2017年1月2日(月) |
年末山行(1) |
夜叉神峠への冬枯れの登山道
夜叉神峠からの北岳 |
新年あけましておめでとうございます。
年末に南アルプスの夜叉神峠から観音岳を往復した報告です。
当初の計画では南部の上河内岳へ登る予定でした。仕事納めの12月28日(水)の夜9時に車で家を出発。東名高速に入り新静岡を目指しますが、なんと東名と新東名の両方で事故渋滞が発生しており1時間半のロス。日付が変わってから新静岡ICを出て、登山口の畑薙第一ダムへ向けて車を走らせます。ところが、今度は土砂崩れで八木尾又から先が通行止めとの表示が。これでは上河内岳は諦めざるを得ません。ガックリきてしまいましたが、とりあえず寝る場所を探し、安倍川のバーベキュー広場?の駐車場に車を止めました。
29日(木)はすっかり明るくなってから目を覚ましました。朝食を食べながら、これからの行動を考えます。すっかりテンションが下がってしまい、一旦はこのまま帰ろうかとも思いましたが、気を取り直して考え、地図無しでも行ける場所として通い慣れた鳳凰三山の観音岳へ転進することにしました。
家に計画変更の連絡を入れて、富士川街道を甲府へと向かいます。途中で一時雨が降りましたが、夜叉神峠登山口に着く頃には気持ちよく晴れ上がりました。
腹ごしらえをしてから水を汲んで出発。久しぶりの重荷なのでゆっくり歩きますが、徐々にペースをつかみ、順調に標高を上げます。
夜叉神峠では、午前中に降ったと思われる雪が日陰にちらほら残っている程度。北岳に午後の柔らかな光が降り注いでいました。高谷山寄りのポイントで白峰三山を撮影してから、峠の小屋の前のキャンプ場にテントを張りました。
夕日に染まる雲を撮影してから夕食をべ、夜はテントと星の撮影。ほとんど風が無い穏やかな夜です。気温ー5度C。
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