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2018年12月31日(月) |
流星を見に夜叉神峠へ |
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2018年11月29日(木) |
写真展「山の気」始まりました |
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2018年11月29日(木) |
新人歓迎撮影会(2) |
素晴らしい晴天になりました
岳沢湿原にて |
11日(土)は6時前に玄関に集合して穂高が見える撮影ポイントへ。上高地はすっぽりと朝霧に包まれていましたが、明るくなるにつれて霧は薄くなり、ぼんやりと山が姿を現し、西穂高岳の稜線が朝日に染まる頃にはすっかり晴れ上がりました。夜露に濡れた枝が朝日に輝き、足元の枯れ草にはうっすらと霜が付き、被写体に事欠きません。朝食の時間まで撮影を楽しみました。
朝食の後、全員で記念写真を撮ってから、思い思いのコースに散りました。私は岳沢湿原を経て明神へ向かいます。岩魚が泳ぐ苔むした流れや、光る笹原などを撮影し、明神では嘉門次小屋の岩魚の塩焼きを味わいました。
梓川の左岸道をバスターミナルへと戻り、インフォメーションセンターで開催されていた写真展を見学して、16時15分のバスで上高地を後にしました。
のんびり、じっくり、晩秋の上高地を満喫した2日間でした。
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2018年11月28日(水) |
新人歓迎撮影会(1) |
田代池
河童橋より夕照の吊尾根
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11月10日(土)から1泊2日で晩秋の上高地を訪ねました。全日本山岳写真協会の新人歓迎撮影会です。
土曜の朝、バスタ新宿に集合。上高地直行バスは首都高で若干の渋滞がありましたが、快適な旅を楽しみ、昼過ぎに釜トンネルを抜けて上高地に入りました。大正池で下車して現地参加メンバーと合流しました。
生憎雲が多く、山は隠れて見ることができません。紅葉もすっかり終わっていますが、雲間の光に浮かび上がる冬枯れの林や、流れに浮かぶカラマツの落ち葉など、様々な被写体探しを楽しみながら、ゆっくり河童橋まで歩きます。田代池では素晴らしい斜光が入り、ちょっと新鮮な写真になりました。
15時過ぎに今日の宿である西糸屋に到着。部屋に入って寛いでいると、外に出ていたメンバーの一人から「こんな所で何やってんの。穂高が見えるよ」と、お叱りの声が。慌ててカメラを持って飛び出すと、岳沢を埋める雲がゆっくりと動き、穂高の稜線が見え隠れしていました。夕照が消えるまで撮影を楽しみました。
今回の参加者16人が集まり、夕食を楽しんだ後は談話室で軽く写真講座をやりました。その後、希望者は小梨平まで行って星空を撮影。雲はすっかり消えて、見事な星空が広がっていました。
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2018年11月5日(月) |
谷川岳馬蹄形縦走(2) |
武能岳からの仙ノ倉山
一ノ倉岳と茂倉岳への縦走路にかかる滝雲
巻機山も姿を現しました。左下は大源太山
西黒尾根上部の紅葉 |
14日(日)は4時半に起床。濃密なガスに包まれていました。朝食を食べ、明るくなってからテントを畳んで出発。
今日は雨具の上下を着込んで笹原の中の道を登ってゆきます。次第に稜線がはっきりして風が吹き付けるようになりました。緩やかなアップダウンを繰り返し、ぐっと登って大源太山への分岐を過ぎると、七ッ小屋山の頂上につきました。ガスで何も見えず、5分ほど休憩してから蓬峠へと向かいます。下り始めると不意に明るくなり、一瞬武能岳が姿を見せましたが、すぐに隠れてしまいました。天気が回復方向にあることは確かなようです。蓬峠の小屋を素通りして武能岳の登りにかかります。頂上直下まで来たところで不意に明るくなり、みるみるガスが切れ始めました。大急ぎで頂上まで登ると昨日から一緒だった男性が居ました。上空はすっかり晴れ上がり、歩いてきた縦走路と巻機山にかかる雲がみるみる消えてゆきます。行く手に目を転じれば、茂倉岳に向かう稜線を雲が越え、滝雲となって流れ落ちていました。ここで1時間近く夢中で写真撮影。滝雲はやがて小さくなり、消えていきました。
満足して、武能岳を後に茂倉岳へ向かいます。一旦下り、気持ちの良い笹の稜線を進み、茂倉岳へは今日一番の登りです。頂上手前の台地で休憩を入れました。再び雲が増え、太陽は隠れてしまいました。茂倉岳から一ノ倉岳は近く、20分ほど。一ノ倉岳頂上で大休止をとり、昼食にしました。ここからオキの耳へ続く稜線は、一ノ倉沢側だけにガスが湧き迫力満点。岩場混じりのアップダウンを進み、途中のノゾキではガスの切れ間から一ノ倉沢の大岩壁を見下ろすことができました。オキの耳まで来ると、これまでの静けさが嘘のような賑わいです。そのまま通り過ぎ、トマの耳で腰を下ろして休憩。軽装の若者や家族連れ、そしてツアーの団体で溢れていました。
気を引き締めて西黒尾根を下ります。登山者のほとんどが天神平からの往復で、西黒尾根に入ると再び静けさに包まれました。岩が非常に滑りやすく、慎重に下ってゆきます。鎖に頼らなければ下れないような鎖場も多く、長い縦走で疲れた体には少々辛い。巌剛新道の分岐を過ぎ、最後の鎖場を通過すると、ようやくブナ林の中の道となりました。厚い雲が垂れ込めて暗く、疲れもあり、写真を撮る気力は失せ、淡々と下ります。かなり足にきたところでやっと車道に下り着きました。駐車場までのロードがまた長く感じられました。
家に下山連絡を入れてから、湯テルメ谷川へ。湯船に入ると、隣から「お疲れさまです」の声が。驚いて顔を見ると、2日間抜きつ抜かれつした男性でした。話を聞けば宇都宮から来たとのこと。馬蹄形縦走実現までのいきさつがお互いほとんど同じだったので笑ってしまいました。温泉でさっぱりした後、沼田まで下道を走ってコンビニ弁当を買い、赤城SAでゆっくり食べてから家を目指しました。
久しぶりにたっぷり歩き、足で達成感を味わうことができました。 |
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2018年11月4日(日) |
谷川岳馬蹄形縦走(1) |
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2018年10月8日(月) |
秋の仙丈ヶ岳と栗沢山(3) |
栗沢山で出会ったテンの子供
栗沢山からの甲斐駒ヶ岳 |
24日(月)、2時起床。やけに明るいと思ったら、満月が煌々とテントを照らしていました。朝食を食べ、3時半に栗沢山へ向け出発。ヘッドランプの明かりで樹林帯を黙々と登ります。途中でランプが暗くなり電池を交換。樹林が薄くなると、仙丈や甲斐駒方面にも登山者の明かりが見えました。4時半を過ぎると空が白み始めました。尾根を左へ回り込んで岩頭を登ると、栗沢山に到着。頂上の手間で3羽の雷鳥と出会いました。
東の空に雲がありましたが、太陽が雲を抜けると甲斐駒と仙丈がくっきりと浮かび上がりました。時々太陽が雲に隠れるため、陰った時はシャッターを押さずに待機します。と、3メートルほど先で何かが動いたと思ったら、可愛らしいテンでした。子供のようです。カメラには運良く望遠ズームが付いていたので、静かに感度を上げて絞り優先に設定し、数枚シャッターを切ることができました。ほんの十秒ほどの出会いでしたが、最高のカットを撮影することができました。やがて雲が消え、ダケカンバの黄葉の上に聳える甲斐駒ヶ岳を心ゆくまで撮影しました。
山頂を後に、仙水峠へと下ります。正面の甲斐駒ヶ岳の勇姿に何度も立ち止まってシャッターを押しました。仙水峠からは満足感に浸りながらのんびりと下りました。
シュラフとテントをしっかり乾かしてからパッキングし、北沢峠へ。バス停に着くとちょうど臨時バスが出るところでした。ラッキー。広河原へ下るバスの車窓から見上げるアサヨ峰の紅葉が見事でした。広河原からは予定の1本前の甲府行きに乗ることが出来、甲府からは普通列車でビールを飲みながらのんびり帰りました。
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2018年10月7日(日) |
秋の仙丈ヶ岳と栗沢山(2) |
紅葉の小仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳
馬ノ背からの小仙丈ヶ岳 |
23日(日)、2時に目覚ましをセットしていましたが、5分前に目が覚めました。満天の星です。意外に冷え込んでおらず、外の温度計は+5℃を指しています。しっかり朝食を食べ、ヘッドランプを点けて出発。
快調なペースで登り、森林限界を抜けた標高2710メートル地点で日の出を迎えました。今年は紅葉が早いようで、ダケカンバがいい具合に色づいています。ただ、夏の異常な暑さのためか葉は痛んでいるようです。小仙丈ヶ岳まで登ると正面に仙丈ヶ岳が現れました。ここからは紅葉のカールを見下ろし、大展望を楽しみ写真を撮りながらのんびり歩きます。仙丈ヶ岳頂上はものすごい人だかりなので、素通りして今回の目的の大仙丈ヶ岳へ向かいます。稜線の西側は風が冷たいですが、登山道が東側に入るとポカポカ陽気です。30分ほどで大仙丈ヶ岳に到着。静かで気持ちのよい山頂でした。
仙丈ヶ岳へ戻り、馬ノ背へ下ります。馬ノ背のダケカンバの黄葉が最盛期で、シャッターを押す回数が増え、馬ノ背ヒュッテに着く事にはいささか疲れてしまいました。ベンチに座って大休止をとり、腹に物を入れました。ここからは尾根をトラバースして大滝ノ頭へ戻ります。所々で流れを横切ったり、真っ赤な紅葉があったり、楽しい道です。大滝ノ頭で休憩してから、一気に天場まで下りました。
今日も流れのほとりでのんびりビールと焼酎を味わい、贅沢なひとときを過ごしました。明日も早朝に出発するため、夕食後早めにシュラフに入りました。
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2018年10月6日(土) |
秋の仙丈ヶ岳と栗沢山(1) |
賑わう北沢峠、長衛荘の幕営地
小仙丈ヶ岳直下の紅葉が見える |
秋分の日の三連休の山行報告です。
9月22日(土)、免許取りたての息子にに近くの駅まで送ってもらい、八王子5時35分発の各駅停車で甲府へ向かいます。広河原行きのバスは3台出ましたが、満員でした。広河原で小型バスに乗り換え、小雨降る中を北沢峠へ。峠に着く頃、雨が上がりました。
バスを降りて急いで長衛荘の天場へ向かいます。まだ昼過ぎだというのに既におびただしい数のテントが張られていました。小屋の前で受付をしていると、続々とテント泊の登山者がやって来ます。急いで場所を探し、北沢の流れの脇の良い場所にスペースを確保、無事テントを張ることが出来ました。
日が射してきたので、外にマットを広げ、小仙丈ヶ岳を眺めながらビール。暑くもなく寒くもなく、実に気持ち良く酔い、今度はテントに入って昼寝。すっかり休養日になってしまいました。夕方、トイレへ行く時にざっとテントを数えてみたところ、200張はあるようです。
今日はやたらと眠く、夕食を食べると18時にはシュラフに入ってしまいました。
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2018年8月26日(日) |
南アルプス南部撮影行(8) 最終日 |
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2018年8月25日(土) |
南アルプス南部撮影行(7) |
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2018年8月24日(金) |
南アルプス南部撮影行(6) |
コバノコゴメグサ(白)とイワインチン(黄)
夕照の小赤石岳 |
11日(土)、2時に目覚ましで起きましたが、外は濃いガスにに包まれていました。再び寝て4時に起きましたが状態は変わらず、休息を兼ねて停滞を決めました。
たっぷり寝て6時に起床。朝食の後、家に電話を入れ、天気予報を教えてもらいました。(荒川小屋周辺の電波事情は最高です。)明日以降もあまりぱっとしない天気のようです。8時頃から急に青空が広がりました。カメラを持ってテントを出て、周辺の花を写したり、コンデジのタイムラプス撮影を試したりして遊んびまし。11時には再び雲が湧き出し、山々を隠してしまいました。昨夜は十二分に寝たはずなのに、昼食を食べたら眠たくなってしまいました。30分ほど昼寝をして、午後はラジオを聴きながら地図を隅から隅まで眺めて過ごしました。今日は登山者がぐっと増え、到着した人達で賑やかになってきました。夕方までにテントは15張になりました。一瞬だけパラパラと雨粒が落ちてきましたがすぐに止み、日没前に小赤石岳が姿を見せ、素晴らしい眺めでした。19時にシュラフに入りました。
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2018年8月23日(木) |
南アルプス南部撮影行(5) |
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2018年8月22日(水) |
南アルプス南部撮影行(4) |
霧の聖岳(前聖岳)山頂で
兎岳頂上直下のお花畑 |
9日(木)、2時半起床。満天の星です。台風一過の晴天を期待しつつ、ヘッドランプを点けて出発。薊畑の上で太陽が昇ってきました。茶臼岳から光岳にかけての山稜がくっきりと眺められます。小聖岳の上でガスの中に入りました。重荷に耐えて黙々と登ります。時折ガスが薄くなって日が差したり、一瞬青空が見えたりと期待させる天気ですが、なかなか晴れてくれません。前聖岳にザックをデポして奥聖岳をピストンしましたが、結局、ガスに包まれたままで景色を見ることは出来ませんでした。
諦めて兎岳へと向かいます。聖兎のコルへ向かって急な下りを慎重に歩きます。標高を下げると雲の下に出ましたが、赤石岳も山頂部は不気味な雲の中でした。聖兎のコルで大休止を入れ、腹ごしらえ。兎岳への登りは、覚悟はしていたがやはり重荷にはきつい登りでした。汗だくで山頂直下の避難小屋に到着。小屋の中を覗いてみると、ボロボロの外観に反して中は床が綺麗に張り直されていました。山頂直下の南側斜面に花が咲き乱れていました。
兎岳から先もずっとガスの中。小兎岳を越え、中盛丸山の登りが長くヨレヨレになってきました。中盛丸山まで来ればあとは百間洞まで下るのみ。大沢岳との鞍部で稜線を離れ、トラバース気味に下ってゆきますが、所々でお花畑がきれいでした。
百間洞山の家でテントの受付をすると、今日もテントは僕だけとのことで、好きな所に張って良いと言われました。流れに近い一等地にテントを張り、流れで頭を洗って体を拭き、さっぱりしてからビールを飲み、すぐに夕食。夕方になって一瞬聖岳が姿を見せてくれました。
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2018年8月21日(火) |
南アルプス南部撮影行(3) |
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2018年8月20日(月) |
南アルプス南部撮影行(2) |
霧の登山道
暮れゆく聖平 |
7日(火)は時15分に起床。雨は上がり、月が出ていました。自炊場で朝食をとるうちに明るくなってきました。パッキングを済ませ、6時15分のバスで聖岳登山口まで送ってもらいました。
登山口に着いた時には青空は無くなっていました。僕の他には、高齢の男性が一人だけでした。いきなりの急登が出会所小屋跡まで続きます。湿度が高く、サウナの中に居るようです。出会所小屋跡から聖沢吊橋までトラバース道が続きます。聖沢は昨夜の雨で増水していました。
ここから再び急登となり、1ピッチで架線小屋跡。全身汗でビッショリです。尾根上の登りが続きます。小さな乗越を過ぎると尾根の側面をトラバース気味に登るようになり、やがて水場に着きました。ここで一息入れて頭から水をかぶりました。水場の横にトリカブトが沢山咲いていました。
アップダウンを繰り返しながらトラバース道が続きます。時々、パラパラと雨粒が落ちきます。滝見台はガスに包まれていましたが、しばらく待つうちにガスが切れ、立派な滝を見ることが出来ました。道はやがて聖沢源流に下り、流れに沿って緩やかに登ってゆくと聖平に着きました。
テントの受付をすると、フルーツポンチのサービスがありました。干からびた体には最高です。テントを張り、汗まみれになった体を拭いて着替え、汚れた服を洗濯したところで雨が降ってきました。テントに入り、雨音を聞きながら飲むビールがまたうまい。夕食の時間になっても雨は降り続いていましたが、寝る頃になって上がりました。
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2018年8月19日(日) |
南アルプス南部撮影行(1) |
爽やかな椹島 |
なかなか行きにくい南アルプス南部ですが、今年はじっくり撮影したいと思い、約1週間かけてじっくり歩くことにしました。
8月6日(月)の朝、自宅近くの駅まで車で送ってもらい、町田で小田急線に乗り換えて小田原へ。東海道線を熱海で乗り継き、9時20分に静岡に着きました。畑薙行きのバスは乗客が10人だけでした。台風が近づいているので、キャンセルした人が多かったようです。途中、横沢と井川駅で休憩が入り、3時間半近くかかって畑薙の夏期臨時駐車場に着きました。ここで登山届を出して東海フォレストの送迎バスに乗り換えま、15時過ぎに椹島に到着しました。
登山小屋素泊まりは僕一人だけでした。荷物を解いてからカメラ片手に散歩に出ましたが、意外に暑い。風呂に入ってさっぱりした後は、外のベンチでビールを飲みながら夕食の準備。夕食後に雷雨になり、何度も停電しましたが、ロッジのテレビで19時前の天気予報を見ることができました。水曜から木曜にかけて、台風の影響で嵐になりそうです。土砂降りの中を登山小屋へ戻ります。小屋に置いてあった雑記帳を見て過ごし、20時にシュラフに入りました。
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2018年8月17日(金) |
三連休の北岳(3) |
北岳と天の川
朝の北岳 |
16日(月)、2時半に起きて星空を撮影。その後少し寝てから3時50分に起床。朝の北岳は昨日よりも雲が多く、山は赤くならなりませんでした。それでも、太陽が高くなるにつれて、北岳が朝の光をうけてくっきりと浮かび上がりました。
帰りのバスの混雑が予想されるので、ほどほどで撮影を切り上げて下山にかかります。八本歯ノ頭へ登り返し、大展望を目に焼き付けてから、岩場を下ります。荷物が軽くなったので足取りも軽く、一気に二俣まで下ってしまいました。大樺沢下部は未整備通行止めなので、水平道を白根御池まで歩いてから大休止。通行止めの影響で、小屋の前はいつも以上の賑わいです。広河原まで、快調に下りました。
広河原山荘の水場で頭から水をかぶり、全身を拭き、服も着替えました。さっぱりしたところでビールを飲みながら昼食を食べ、ほろ酔い気分でバス停に向かいました。
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2018年8月16日(木) |
三連休の北岳(2) |
大樺沢からのバットレス
午後の北岳 |
7月15日(日)、夜中にトイレに出ると、北岳に天の川がかかっていました。テントの横に三脚を立てて撮影してからシュラフに戻り、3時半に起床。
朝食を食べ終わる頃、北岳が真っ赤に染まりました。白根御池の朝の光景を撮影してからテントを畳み、大樺沢二俣へ。左俣にはズタズタの雪渓が残っていましたが、左岸の登山道を歩けば問題はなありません。今日はビバークのため水を沢山持っているので、さすがにペースが上がりません。大汗を流しながら、じっくりと標高を上げてゆきます。八本歯のコルから左へひと登りで今回の最高点となる八本歯ノ頭に到着。休憩していると、ボーコン沢ノ頭から4人パーティーが登ってきました。夏に池山吊尾根を登るとはたいしたものです。ビバーク予定の場所までのんびり移動。
着く頃に雲が湧き始め、バットレスに影が落ちて迫力満点です。影の変化を追いかけて、しばらく撮影に没頭しました。夕方になって、八ヶ岳の方向から雷鳴が聞こえてきました。近づく気配は無いものの、気持ちよいものではありません。幸い、日暮れの時刻になって雷鳴は止みました。
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2018年8月15日(水) |
三連休の北岳(1) |
白根御池の天場は超満員 |
海の日の三連休は北岳を撮りに行きました。
7月14日(土)、八王子始発の6時35分の普通列車に乗り込みました。連休だけあって満員です。甲府駅前のバス乗り場は炎天下の行列。バスが4台出て、昼前に広河原に到着。
広河原山荘の前で給水し、腹ごしらえをして出発。白根御池へは急な樹林の尾根を登ります。天場が一杯になる前に着くためにハイペースで登ったので、全身汗だくになってしまいましたが、結局広河原から2時間で来てしまいました。
小屋の前は人で溢れていました。急いでテントの受付をして、場所を探します。池の少し上に、他のテントから離れた静かなスペースを確保できました。テントに入ってビールを飲み、その後の昼寝が最高でした。
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2018年5月15日(火) |
農鳥岳・山頂テント泊(3) |
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2018年5月14日(月) |
農鳥岳・山頂テント泊(2) |
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2018年5月13日(日) |
農鳥岳・山頂テント泊(1) |
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2018年5月7日(月) |
三ツ頭に登り直し(1) |
もやの上に連なる南アルプス
夕照の赤岳 |
昨年の12月に悪天で何も見えなかった三ツ頭へ、春になって登り直しました。
晴天の4月21日(土)早朝4時前に家を出ました。双葉SAで朝食休憩をとり、長坂ICを出て、ふと思い立って清春芸術村に立ち寄りました。ソメイヨシノは終わっていましたが、八重桜と甲斐駒ヶ岳の組み合わせを見ることができました。登山口の天女山入口では駐車スペースには既に3台が止まっていましたが、隙間に何とか入れることができました。
気温が高く、初めからTシャツ1枚になって歩き出します。天女山まで登ると権現岳が見えますが、とても雪が少ないようです。今日は三ツ頭まで登るだけなので、息が上がらないゆっくりペースで登ってゆきます。所々の開けた場所から、南アルプスと富士山がもやの上に顔を出し、実に美しい。今日は天気が崩れる心配が全く無く、時間はたっぷりあるので、気分はとても軽やかです。前三ツ頭の急登で、足元に凍った雪が出てきました。足の置き場に神経を使うため少々疲れてきましたが、積極的に水分を補給しながら頑張ります。前三ツ頭から先はほぼ雪上を歩くようになりました。
三ツ頭頂上には登山者が3人。八ヶ岳の眺めが素晴らしい。さっそく山頂北側の残雪を整地してテントを張りました。撮影にはまだ日が高すぎるので、のんびり焼酎を飲みほろ酔い気分で午後を過ごしました。早めの夕食を食べ終えた頃、日が傾いてきたのでカメラを持ってテントを出ました。夕景から、日没後の夜景を撮影し、20時半にシュラフに入りました。
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2018年4月7日(土) |
乙妻山敗退~佐渡山、黒姫山 山スキー(2) |
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2018年4月6日(金) |
乙妻山敗退~佐渡山、黒姫山 山スキー(1) |
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2018年4月3日(火) |
仙ノ倉山・平標山 山スキー(2) |
平標山の家へ快適な滑降
平標山を振り返る |
3月4日(日)、今日はのんびり平標山を滑ることにしました。駐車場所確保のため、早めに火打峠へ向かいます。途中のコンビニで朝食を買って、火打峠で車を止めてから朝食を食べながら出発の準備。
昨日と同じコースを登ります。昨日苦労したブナ林のアイスバーンは、潔くスキーを背負って靴にアイゼンを装着しました。今日も良い天気ですが、昨日よりも大気が霞んでいます。平標山頂上は大勢のスキーヤーで賑わっていました。
昨日の疲れが残っており、今回は登り返す元気がなかったので、平標山からは、笹穴沢源頭を滑り、トラバースしてから平標山の家に滑り込むコースをとることにしました。広大な源頭斜面はほどよく雪が緩みザラメになっていました。写真を撮りあいながら快適な滑りを楽しみ、振り返ればきれいなシュプールに満足。平標山の家の横のコブで雄大な眺めを楽しんでから、ブナ林の中を滑ります。次第に雪が重くなり、最後は林道をのんびりスキーを滑らせました。
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2018年4月2日(月) |
仙ノ倉山・平標山 山スキー(1) |
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2018年4月1日(日) |
会津駒ヶ岳~大戸沢岳 山スキー |
尾瀬の山々を望む
会津駒頂上からの燧ヶ岳と至仏山
大戸沢岳へ向かう
純白の中門岳 |
山スキーの仲間から、2月10日に桧枝岐の民宿に部屋を確保したのでご一緒しましょうと声がかかりました。
2月9日(金)の晩に自宅を出て、途中で車中泊し、10日(土)の朝、会津駒ヶ岳の登山口でTさんと合流、のはずがTさんの車がだけがありTさんは先に出発したようです。30分ほどかかって準備し、鷹觜さんの後を追います。新調したスキーと靴が軽いためか、快調なペースで標高を上げてゆきます。尾根上のヘリポートの広場で休憩していると、Tさんから「今どこ?」と電話が入りました。Tさんは、ここからもう1ピッチ上の夏の水場付近に居るとのこと。早々に腰を上げて気持ちの良いブナ林の中をぐんぐん登ってゆきます。森林限界を抜け、駒の小屋の直下でTさんに追いつきました。素晴らしい景色が広がり、何度も立ち止まって二人でシャッターを押しました。雪に埋もれた駒の小屋を過ぎれば、ひと登りで会津駒ヶ岳頂上に到着。
頂上北側の樹林は、意外にしっかりと樹氷になっていました。中門岳へ続くたおやかな稜線や、どこまでも続く越後の山々を撮影し、腹ごしらえをしてから、平坦な山稜を大戸沢岳へ向かいます。小1時間で大戸沢岳に到着。ここで、スノーシェッドから登ったYさんとHさんのシュプールを発見。
Tさんが電話で下山後の足を手配しました。Iさんパーティーの下山とタイミングが合いそうなので、乗せてもらうことが決まりました。曇ってしまい目標物がない沢の中の広い斜面では平衡感覚が無くなると判断し、樹林がある北東の尾根を滑ることにしました。シールを外して準備を整え、スタート。山頂直下の無木立の斜面は最高のパウダー。新しい板が気持ちよく曲がり、昨シーズンまでの苦労は何だったのだろうと思うほどの道具の進化です。ブナ林に入っても思いのままに板をコントロールでき、楽しいことこのうえなし。1度も転倒することなく、下大戸沢に滑り込みまし。広大な下大戸沢の安全地帯で一息入れてから、なだらかな斜面を一気にスノーシェッドまで下りました。
Iさんパーティの車の所で待つことしばし、Iさん、Aさん、Oさんの3人が下ってきました。酒屋でビールを買ってから、今日の宿のへ。7人のメンバーが集合しました。宿の隣の燧ノ湯でさっぱりした後のビールは最高。豪華な夕食をいただきながら、それぞれの今日の成果を語り合いました。
11日(日)、朝には青空も覗いていましたが、雪の予報なので山へは入らずに帰ることにしました。車で走り出す頃には雪が本降りとなり、高速代節約のため下道を走り、夕方帰宅しました。 |
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2018年1月28日(日) |
蔵王撮影会(2) |
宿の部屋から
天気が悪くても、楽しい仲間 |
1月21日(日)、起きてカーテンを開けると、意外にも青空が広がっていました。朝食を食べてから、とりあえず山の上まで行ってみようという話になり、全員でロープウェイで山頂へ。しかし山の上は完全なホワイトアウトで行動不能。とりあえず山頂レストランでコーヒータイムとします。相席となった地元のスキーガイドさんと話をして時間をつぶしましたが、天気が回復するはずもなく、諦めて下山することにしました。
一旦宿に荷物を置いてから昼食にでかけました。日帰り入浴施設内のレストランで蕎麦を食べている間に、外は本降りの雪に。宿に帰ってからは、温泉に入って酒盛りとなりました。夕食後も飲み続け、布団に入ったのは午前0時でした。
22日(月)は曇り空。初日のような撮影条件は期待できないため、朝食後に解散、そのまま帰途につきました。浦和料金所まではきわめて順調でしたが、そこからは大雪の影響で結構時間がかかり、17時に帰宅しました。山形よりも東京で本格的な雪道ドライブになりました。
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2018年1月7日(日) |
年末山行・南アルプス茶臼岳(上河内岳敗退)(3) |
朝一番の光が聖岳に
茶臼岳山頂 |
12月31日(日)、4時半起床。外の様子をうかがうと、雲が多いながら東には切れ間があり、星もちらほらと見えています。急いで朝食を食べ、撮影機材だけを持って茶臼岳へ向かいます。
頂上に着くとちょうど太陽が出てくるところでした。聖岳も一応赤く染まってくれました。ふと光岳の方を見ると、素晴らしい光が入っており、レンズを交換しながら夢中でシャッターを切りました。頭上には青空が広がっていましたが、ふと気がつくと西から黒い雲が湧き出し、あっという間に聖岳を覆ってしまったので、撮影を終えてテントに引き返しました。一旦テントに入り、コーヒーを飲んでから荷物のパッキング。撤収のためテントを出ると、雪が降り始めていました。
茶臼小屋を後にします。長い下りなのでゆっくりペースを意識しますが、それでも意外に早く横窪沢小屋に到着。小屋には今日は停滞という人が何人か居ました。大汗をかいてしまったので、軒下で1枚脱いで体温調整。横窪峠へ登り返し、ウソッコ沢小屋までの長い下りは部分的に足元が悪い場所があり、緊張感を維持しながら足を運びました。ウソッコ沢小屋に入って大休止。この先には足元が凍った場所があり、こまめにアイゼンを着けて通過しました。ヤレヤレ峠への登り返しは、何度通ってもきつく、嫌になります。ヤレヤレ峠まで来ればあと一息。気を緩めずに集中して足を運び、大吊橋を渡ったところでひと安心。林道をのんびりとゲートまで歩きました。
車に荷物を放り込み、赤石温泉白樺荘へ直行。疲れた体には最高の温泉です。達成感を味わいながらゆっくり湯船につかりました。大晦日の高速は空いており、21時に帰宅できました。
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2018年1月6日(土) |
年末山行・南アルプス茶臼岳(上河内岳敗退)(2) |
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2018年1月5日(金) |
年末山行・南アルプス茶臼岳(上河内岳敗退)(1) |
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2018年1月4日(木) |
三ツ頭で冬山シーズンスタート(2) |
三ツ頭の山頂にて
晴れたらさぞかし素晴らしいことでしょう |
12月17日(日)は5時半に起床。10時間も寝てしまいました。夜中に2度起きて用足しに出ましたが、ランタンしか無い不自由を実感しました。朝になっても天候は回復せず、風も強いままです。気温はマイナス15度。
朝食を食べている間に明るくなり、時折雲が薄くなる気配を感じ、6時半にしっかり着込んでカメラを持ってテントを出ました。アイゼンも着けて三ツ頭まで登り返し、山頂の岩陰で風を避けて天候の回復を待ちます。冬型の気圧配置なので間もなく晴れるだろうと思うのですが、1時間以上待っても変化の兆しは無く、とりあえずテントに戻って撤収、パッキング。ザックを持って再び三ツ頭に戻って天候回復を待ちます。時折雲の穴から太陽が顔を出し期待が高まりますが、すぐ元に戻ってしまう状態を繰り返しながら正午になってしまいました。残念ですが時間切れです。三ツ頭を後にします。
前三ツ頭まで下るとガスが切れて視界が開けました。南アルプスや奥秩父の手前の所々が霞んでおり、おそらく局地的に雪が降っているのでしょう。前三ツ頭直下の急斜面を慎重に下れば、あとは天女山まで歩きやすい道が続きます。天女山に着く頃、ようやく権現岳だけが姿を見せていました。ここからさらに15分下って15時に車に戻りました。
車での帰路で振り返った八ヶ岳は、ほとんどのピークが雲の中で、結局今日は最後まで姿を見せてくれませんでした。中央高速は珍しいことに渋滞がなく、早い時間に帰宅できました。
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2018年1月3日(水) |
三ツ頭で冬山シーズンスタート(1) |
天女山からの三ツ頭と権現岳
霞む甲府盆地 |
明けましておめでとうございます。
今年も当HPをよろしくお願いいたします。
さて、本格的冬山シーズン前にトレーニングを兼ねて登った八ヶ岳、三ツ頭の報告です。
12月15日(金)の晩に自宅を出て、道の駅「南きよさと」で車中泊し、翌16日(土)の朝8時半に天女山入口の冬季ゲートから歩き始めます。歩きやすい道を20分ほどで天女山に着きました。行く手に権現岳と三ツ頭が見えていますが、手前の樹木が伸びてしまったようで、すっきりと眺めることができません。無雪期の駐車場を横切って再び登山道に入り、所々に雪が残る明るい道を緩やかに登ってゆきます。標高1900メートルを越えると、樹林の中の急登となりました。足元も雪の上を歩くようになり、重たいザックでは歩きにくいので、途中でアイゼンを着けました。前三ツ頭に着く頃には雲が広がり、天気予報通りの展開です。開けた尾根上を強風にあおられながら進みます。再び樹林の中に入り、最後のひと頑張りで14時過ぎに三ツ頭に到着しました。
山頂はガスに包まれて展望もないので、テントを張るために権現岳との鞍部の樹林帯へ下りました。樹林の中にしては風当たりが強いですが、立木から張り綱を取れるので、雪面を整地してテントを張ります。雪が少なく苦労しましたが、まずまず居心地の良い住処が完成しました。テントに入り、温かい生姜湯を飲んでほっと一息。雪を溶かして水を作り終える頃には暗くなってきたのでランタンの火を点けましたが、ここで、車の中にヘッドランプを忘れてきたことに気がつきました。ランタンの明かりだけで一晩過ごすことになってしまいました。モツ煮に餅を入れた夕食を食べ終えると、薄暗い明かりでは特にやることもなく、しばらくラジオを聴いていましたが、19時半にはシュラフに入ってしまいました。
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