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2019年12月10日(火) |
全日本山岳写真協会 新人歓迎撮影会(2) |
朝日に色づく霧氷
青空に映える西穂山稜 |
11月10日(日)、5時半に玄関前に集合し、白樺荘前の梓川のほとりに三脚を立てました。穂高は雲の中ですが、明るくなるにつれて少しずつ青空が見え始め、晴れる予感。そして、雲の間から赤く染まった稜線が顔を出し、みるみる晴れ上がってしまいました。明神岳の上の方の木々には霧氷が着いていました。太陽が上るにつれて山に光が回るようになり、その変化に合わせて心ゆくまでシャッターを押しました。
宿に戻って朝食を食べてチェックアウト。記念撮影をしてから右岸を明神へ向かいます。岳沢湿原や岳沢の流れ、名残の紅葉などを撮影しながら上流へ向かい、嘉門次小屋で昼食。日向のベンチはポカポカ陽気です。イワナの骨酒を飲めばすっかりいい気分。今回は左岸ではなく、右岸から戻ることにしました。来た時とは光線状態が変わり、また違う写真を撮ることができました。
バスターミナルにある上高地インフォメーションセンターで時間調整をして、16時20分のバスで上高地を後にしました。いつもの通り中央道で渋滞にはまり、22時に新宿に到着、解散となりました。
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2019年12月9日(月) |
全日本山岳写真協会 新人歓迎撮影会(1) |
秋光に名残のカラマツの黄葉が光る
大正池と穂高連峰 |
11月9日(土)から、1泊2日で新人歓迎撮影会を実施しました。今年も上高地です。
朝、バスタ新宿に集合。今回は入会検討中という二人のゲストを迎え、総勢10名です。小仏トンネル付近まで渋滞はありましたが、30分程度の遅れで、昼過ぎに大正池に到着しました。
池の畔で昼食を食べてから撮影開始。穂高の雪は今年も少なく迫力に欠けますが、半逆光に浮かび上がる冬枯れの樹林や、面白い形の雲などを撮影してから田代池を目指します。ほとんどのメンバーが前ばかり見てどんどん先に行ってしまいましたが、水に映る風景や、振り返って逆光に輝く枯れた花などの宝探しを楽しみましだ。田代湿原で、Tさんがいつものように全員にコーヒーを振る舞ってくれました。田代池は、今回は光線条件が今一つ。ファインダーを覗いてあれこれ工夫してみましたが写真にならず、早々に諦めて田代橋へ向かいました。田代橋を渡り、六百山と霞沢岳を見上げながら右岸を上流に向かい、16時過ぎにいつもの宿、西糸屋に到着しました。
穂高にガスがかかってしまったので夕景の撮影を諦め、ゆっくり風呂に入りました。夕食の時に、改めて全員で自己紹介。夕食後は談話室で写真講座をやり、朝の撮影時間を決めてから解散。部屋に戻ると早々に寝てしまいました。
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2019年12月8日(日) |
晩秋の櫛形山 |
裸山からの白峰三山
サルオガセ
アヤメ平にて |
11月2日(土)、大学の山岳部OB会で芦安温泉に行くついでに、櫛形山に登ることにしました。
早朝に自宅を出て、中央道を甲府へ向かいます。素晴らしい晴天で、甲府盆地から南アルプスの峰々をずらりと望むことができました。櫛形山中腹のグリーンロッジ周辺では紅葉祭りが行われており、駐車が規制されていましたが、係員に指示を仰ぎ、車を止めることができました。
中尾根登山道を登ってゆきます。3日前に大山に登ったので体が軽い。面白いように足が前に出て、ぐんぐん標高を稼ぎます。林道を横切ってさらに少し登った所で1回目の休憩。1時間で標高差500メートルを登ってしまい、自分でもビックリ。初めから期待はしていませんでしたが紅葉は全く冴えず、ほとんど撮影せずにひたすら登りました。祠頭で今日初めて登山者と出会いました。そのまま歩き続けてパラボタン平で休憩。冬枯れの木々にゆれるサルオガセが凄い。森の撮影には天気が良すぎますが、こういう櫛形山の写真も悪くありません。今日は原生林コースではなく、明るい裸山へのコースを歩くことにします。ここまで来ると登山者が多い。皆、中の茶屋登山口から登ってきたのでしょう。裸山山頂に立つと、西側が伐採されており、白峰三山、甲斐駒ヶ岳、鳳凰三山を望むことができました。アヤメ平へ向かいます。鹿除けのゲートを通ってアヤメ平に入ると、冬枯れの草原が美しい。枯れた花が木漏れ日に浮かび上がる様子が素敵です。
カップ麺とおにぎりの昼食を食べ、北尾根を下ります。柵の外に出ると枯れ草が全く無くなりました。これだけのものを食べ尽くす鹿の食欲には驚くしかありません。北尾根には比較的綺麗な紅葉があり、立ち止まって透過光で撮影。あとは快調にとばし、一気に下の林道まで下ってしまい、あとは林道をのんびりとグリーンロッジに戻りました。
芦安温泉の宿に直行し、山岳部OBのメンバーと合流。まずは風呂に直行して一日の汗を流しました。 |
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2019年12月7日(土) |
リフレッシュ休暇(6) |
鍵掛峠からの大山南壁
鬼女台のススキの原 |
10月31日(木)、旅行の最終日は朝から気持ちよく晴れ上がりました。今日は、大山と蒜山の山麓をドライブしてから、鳥取道の無料区間から高速を利用することにします。最初は鍵掛峠へ。期待通りに大山の南壁をスッキリと望むことができました。紅葉は今一つですが、沢山のカメラマンが三脚を立てていました。続けて鬼女台のススキの原を見て、売店でお土産にきのこと梨を買いました。蒜山山麓は開放的な高原を走ります。道の駅でソフトクリームを食べて満足し、いくつか峠を越えて用瀬に出て、智頭ICで鳥取道に入りました。道の駅「あわくらんど」で昼食を食べ、あとはひたすら名古屋を目指しました。名古屋で一旦高速を出て、愛知芸術文化センターで開催中の全日本山岳写真展に立ち寄り、二人の会員と話しをすることができました。
再び高速に入り、サービスエリアで夕食。トラックばかりの新東名をのんびり走り、24時10分過ぎに横浜青葉ICに到着。予定通りに深夜割引の適用を受けることができました。
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2019年12月6日(金) |
リフレッシュ休暇(5) |
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2019年12月5日(木) |
リフレッシュ休暇(4) |
大山と対面
大山寺 |
10月29日(火)、ビュッフェ形式の朝食をたっぷりいただき、8時過ぎにチェックアウトしました。今日は大山への移動日。境港で昼食を食べたかったので、のんびり日本海側をドライブしながら向かうことにします。途中、瀬戸鼻灯台の道標を見て脇道に入ってみたところ、とんでもなく細い道で、Uターンもバックもできず、両脇の藪に車体をこすらせながら終点まで入ってしまいました。終点の広場から下の方に小さな灯台が見えましたが、そこまで歩く気になれず、Uターンして引き返しましたが、車体側面が擦り傷だらけになってしまい、トホホです。チェリーロードを走って美保関へ。美保神社へお参りし、青石畳通りを歩きました。漁港からは対岸に大山が大きく聳えていました。美保関灯台を見てから境港へ。昼食は水産物直売センターに寄って海鮮丼を食べました。
大山を目指します。夏山登山道登山口の駐車場に車を止め、大山寺と大神山神社を参拝する。鬱蒼とした森の中の階段を上った大山寺、そこからさらに古い石畳と階段を上った神社、どちらも歴史を感じさせる立派なものでした。
今日の宿はスキー場にある国民宿舎。なんと宿泊客は我々二人だけでした。今日は先に風呂に入ってから夕食。これまでと比べると質素ですが、美味しくいただきました。明日の登山に備えて、早めに布団に入りました。
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2019年12月4日(水) |
リフレッシュ休暇(3) |
出雲大社にて
宍道湖の夕日 |
10月28日(月)は朝風呂に入り、7時に美味しい朝食。8時過ぎにチェックアウトし、松江城へ。快晴の空に天守閣が映えます。力強く美しい外観を見てから中を見学。内部の黒光りした太い柱や戦のための様々な仕掛けに、日本史が苦手の私でも戦国時代に思いを馳せ、歴史を感じるひとときとなりました。城内を散策した後、お堀沿いを歩いて城下町の風情を楽しみましだ。
この後、出雲大社へ移動。昼食に出雲そばを食べ、一旦参道の入り口まで下ってから、参拝しました。境内の神聖な雰囲気は他の神社では感じることのできない独特のものでした。二礼四拍手一礼でお参りしてからご本殿を一周し、最後に日本最大の注連縄を見て終了。
今日は玉造温泉のの宿に泊まります。昨日よりも天気が良いので、宍道湖の夕日撮影に再チャレンジすることにしました。宿ににチェックインしてから湖畔の夕日スポット「とるば」へ向かいます。道を間違えたりして日没ギリギリになってしまいましたが、美しい夕景とマジックアワーを撮影することができました。
今日も遅くなってしまったため、風呂の前に夕食。和牛のすきやきと刺身にかに、脂の乗ったのどぐろの塩焼きなど、絶品でした。デザートも「お好きなものをお好きなだけ」と言われたので、「じゃあ、全部」と遠慮なく頂き、幸せ。
温泉でリフレッシュしてから、早めに布団に入りました。
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2019年12月3日(火) |
リフレッシュ休暇(2) |
足立美術館の庭園
今夜は贅沢 |
10月27日(日)、朝食を食べて7時過ぎに出発。島根の足立美術館を目指します。順調に走りましたが途中で昼を回ってしまい、サービスエリアで昼食を食べ、現地には14時に到着しました。
ガイドブックに掲載された庭園の写真がいかにも人工的で、あまり期待していませんでしたが、実際に見る庭園は見事なもので、日本画、陶芸、童画なども素人が見ても素晴らしいものばかりでした。解説を読みながらゆっくり見ていたらあっという間に2時間が経ってしまいました。
宍道湖で夕景を撮影したかったので、大急ぎで移動します。夕方のちょうどよい時間に到着しましたが雲が多い。それでも時々雲間から夕日が顔を出し、水平線に太陽が沈む瞬間を撮影することができました。日没後20ほど粘って撮影してから、今日の宿へ向かいました。
川が見える10畳の広い部屋に案内され、まずは夕食。普段泊まる宿よりも格上だけあって、見た目も味も絶品でした。食後に温泉に浸かり、9時には寝てしまいました。
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2019年12月2日(月) |
リフレッシュ休暇(1) |
岐阜城
夕日に輝く長良川 |
10月26日(土)から31日(木)まで、休暇を利用して夫婦で西日本を旅行してきました。
26日の朝6時過ぎに自宅を出発。東名高速は御殿場の手前の事故渋滞で約1時間のロス。その後は順調に新東名を走ります。新雪の富士山が見事でした。昼食は名古屋の手前のサービスエリアで味噌かつと海老フライの定食。岐阜勤務となった長男の家に14時頃に到着しました。
息子の近況を聞きながら一休みした後、歩いて岐阜城まで行ってみました。金華山の山裾に沿って歩いてゆくと、途中に神社や寺が沢山あり、かみさんは御朱印をゲット。岐阜公園からロープウェイで金華山へ上ります。午後はどんよりと曇っていましたが、この時間になって雲が消え、太陽の光を浴びて岐阜城が白く輝いていました。城の4階は展望台になっており、濃尾平野の眺めが見事。長良川が夕日に輝いていました。ロープウェイで山を下り、帰りも歩きました。夕食は名鉄岐阜駅前のスーパーで買い出し。
今日はほとんど歩かないと思っていましたが、結果的には2万歩は歩いたと思います。ビールを飲みながら夕食を食べ、風呂に入って22時に就寝。
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2019年11月23日(土) |
秋の北岳撮影行(2) |
朝の北岳
間ノ岳とひつじ雲 |
10月6日(日)は5時に起床。9時間も寝てしまいました。やや雲が多い天気ですが切れ間もあり、東の空が赤くなってきました。撮影ポイントに三脚を立てて日の出を待ちます。太陽が少し昇ったところで雲の間から顔を出し、北岳が赤く染まりました。太陽が高くなるにつれて、間ノ岳山腹の紅葉が輝きだしました。紅葉の色づきが悪いといっても、朝の太陽を浴びるとぐっといい色になるものです。バットレスに雲の影がかかったり、白峰三山上空に羊雲がかかったり、刻々と変化する光景に、夢中でシャッターを押しました。
7時半に撮影を切り上げて朝食にしました。テントを撤収し、八本歯ノ頭へ向け出発する頃にはガスが湧き始め、バットレスは隠れてしまいました。それでも、少し進むと急にガスが切れてバットレスが現れ、慌ててカメラだけを持って来た道を少し戻って撮影し、再び歩き出してはまたガスが切れて引き返し、の繰り返し。八本歯ノ頭からコルへの下りでバットレスの最後の撮影をして、大樺沢へと下りました。曇ってしまったのでほとんど立ち止まることなく歩き、二俣で休憩しただけで意外に早く広河原まで下ってしまいました。
乗合タクシーで芦安へ下山し、車で金山谷温泉に寄ってさっぱりしてから帰途につきました。
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2019年11月22日(金) |
秋の北岳撮影行(1) |
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2019年8月27日(火) |
北岳(4) |
みるみるガスってきました
マルバダケブキの群落 |
8月13日(火)、2時半起床。夜中は風が強くほとんど眠れませんでした。眠い目をこすりながら星の撮影に出ました。今日は空が澄んでおり良い条件でしたが、やはり思うように流れ星は写りませんでした。難しいものです。
朝食を食べてからカメラだけ持って北岳へ向かいます。日の出直後から怪しい雲が流れたかと思うと、あっという間にガスってしまいました。頂上では時折青空が覗くけれども展望はゼロ。諦めてテントへ戻りました。少しウトウトしてからテントを撤収。いつの間にか霧雨になっていました。
雨具を着て、汗をかかないようゆっくり下ります。小太郎山分岐の下のお花畑ではシナノキンバイはほとんど咲いていませんでした。花の時季がいつもとはズレています。下るにつれてマルバダケブキの群落が旬でした。一時的に雨が本降りになりましたが、白根御池小屋の屋根のあるベンチで昼食を食べていると雨が上がり、日が射してきました。台風10号の影響が出てきているようで、不安定な天気です。急な樹林帯を慎重に下れば広河原山荘。幸い、晴れ間が続いてくれました。
水場で頭を洗って体を拭き、Tシャツを着替えてからバス停へ行くと、甲府行きのバスが来ており、すぐに乗り込みました。往路とは違い普通のバスで、冷房もしっかり効いていました。甲府でバスを降りると灼熱でした。ビールを買って各停に乗り込み、残り物をつまみに独りで打ち上げ。
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2019年8月26日(月) |
北岳(3) |
尾無尾根上部からの北岳
ほのぼの親子
夕焼けと仙丈ヶ岳 |
8月12日(月)、2時起床。朝食を食べてから星を撮影。流れ星は見えましたが今日も写らず。薄雲があり条件的にもイマイチでした。
今日は間ノ岳を往復します。中白峰の手前で日の出。意外に大気が澄んでおり、山々がくっきりと浮かび上がりました。風が冷たく、間ノ岳までずっと雨具を着たまま歩きました。間ノ岳頂上にはチングルマとアオノツガザクラが咲いていました。やはり今年は花が遅いようです。
尖った北岳を撮影するために尾無尾根へ下ります。地図を見ながら農鳥岳方面へ少し下ったところから左にトラバースすると、ドンピシャで尾無尾根の上部に乗ることができ、格好良い北岳を撮ることができました。出来れば尾根を少し下って細沢カールに下りたかったのですが、急な尾根の足場が不安定なので、諦めてここから戻ることにしました。間ノ岳まで登り返し、光線条件が変わった北岳眺めながら、北岳山荘のテントに戻りました。
早くもガスが湧いてきました。テントを畳み、昼食を食べてから出発、肩の小屋を目指します。北岳の登りにかかると、今日もまたライチョウの親子に出会いました。目の前3メートルほどの所でのんびりと餌をついばんでおり、良い写真が撮れました。頂上まで急登の連続ですが、花が美しく、頑張って1ピッチで登ってしまいました。頂上はガスで何も見えず、少し休憩してから肩の小屋へ下りました。
テントを張ってから水場へ下り、頭から水をかぶって体も拭いてさっぱり。テントでビールを飲み、昼寝をして、夕食を食べ終わる頃、ガスが動き始めました。昨日と同じパターンで晴れる予感。カメラを持って稜線で待機すると、少しずつガスが切れ、日没後に素晴らしい夕焼けとなりました。 |
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2019年8月24日(土) |
北岳(1) |
広河原のテント場 |
せっかくの盆休みですが台風10号の動きが微妙です。天候の状況に合わせてた臨機応変に動ける山ということで、通い慣れた北岳へ行くことにしました。混雑を避けるために時差登山を計画、8月10日(土)は広河原で泊まることにしました。
午前10時に家を出て、各停で甲府へ。灼熱の甲府から広河原行きのバスは、午後なのに満員でした。見るからに車体がポンコツで、エアコンは効かず、坂道発進では何度もエンストし、怖い思いをさせられ最悪です。16時過ぎに広河原に到着。バスを降りてホッとしました。
さっそく広河原山荘で受け付けをしてテントを張りました。テント場は賑わっており、隣には連泊して釣りをするというおじさんでした。ビールを2本飲んで心地よく酔い、スパゲティの夕食を食べて19時にシュラフに入りました。
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2019年8月23日(金) |
赤石岳~荒川三山(6) |
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2019年8月22日(木) |
赤石岳~荒川三山(5) |
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2019年8月21日(水) |
赤石岳~荒川三山(4) |
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2019年8月20日(火) |
赤石岳~荒川三山(3) |
北沢源頭で、赤石岳が朝日に染まった
ナナカマドの花と荒川三山 |
7月31日(水)も2時起床。足音を忍ばせて玄関に荷物を運んで着替え、外に出ました。満天の星を眺めながらベンチでラーメンを食べて出発。
ヘッドランプの灯りで登ってゆきます。富士見平では昨日十分撮影したので、今日は日の出を待たずに先に進みます。砲台休憩所まで来たところで、山腹が朝日に染まりました。北沢源頭の急斜面を登ってゆきます。ゆっくりペースですが、撮影せずに歩いたので、意外にあっさり北沢カールに着きました。昨日よりも早い時間帯なので光線条件が良く、今日も花と赤石岳を撮影。
稜線に出た所にザックをデポしてカメラだけを持って赤石岳をピストンします。ガスが湧く前なので素晴らしい展望です。広い山頂を歩き回って沢山シャッターを切りました。
ザックを回収して小赤石岳へ。そのまま山頂を通過して肩まで下ると、正面に荒川三山が見事です。ちょうど良い所に咲いていたナナカマドを前景にして撮影。ここで急にガスが湧き始めました。やはり南アルプスは10時前にはガスが湧くのが普通のようです。ダマシノ平ではチングルマが咲いていました。今回は花の咲き方がいつもとは違うような気がします。
荒川小屋には昼前に着きました。まだほとんどテントは無く、木陰の静かなスペースを確保できました。テントを張ると早速水場へ行き、頭から水をかぶり、全身を拭いてさっぱり。さらに、汗まみれの服を洗濯しました。テントの前に服を干してからビールを飲み、昼寝。最高にいい気持ち。夕方、ガスが濃くなり、遠くで雷鳴が鳴ったかと思うとパラパラと雨粒が落ちてきましたが、本降りにはなりませんでした。夕食を食べて19時にシュラフに入りました。
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2019年8月19日(月) |
赤石岳~荒川三山(2) |
富士見平にて
北沢カールにて |
7月30日は2時起床。静かです。テントのジッパーを開けると満天の星空。ぐっすり寝たおかげで頭痛は消えていました。
今日は北沢源頭まで、のんびり撮影の予定です。小屋の裏にある展望台で星を撮影してから、軽い荷物で出発。富士見平で朝を迎えました。今日は空気がとても澄んでいます。荒川三山に薄雲がたなびいています。日の出とともに赤石岳が赤く染まりました。ラクダの背のトラバースルートから北沢源頭へ。咲き乱れる花を心ゆくまで撮影。結局、北沢カールまで上がってしまいました。カールの花は盛りを過ぎていた感じですが、或いはこれから咲くのかもしれません。状態が良い花を選べば十分写真になります。稜線を行く登山者が豆粒のようです。大岩の上で景色を眺めながら昼食を食べていると、稜線に雲が湧き始めたので、下ることにしました。
今日はテントを畳んで小屋に素泊まりです。受付をしてから、外のベンチでビールを飲み、気持ちよくなったところで小屋に入って1時間ほど昼寝をしました。雲が多くなりましたが夕立はなく、外のベンチで夕食。小屋はあまり混雑しておらず、快適に眠れそうです。18時過ぎに就寝。
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2019年8月18日(日) |
赤石岳~荒川三山(1) |
苔むす森をの中を登る
赤石小屋に到着 |
昨年の夏、天候不順でほとんど成果が無かった南アルプス南部へ、今夏も行くことにしました。
7月29日(月)、夜行バスでほとんど眠れないまま、5時30分に畑薙第一ダム下流の夏期臨時駐車場に到着。送迎バス乗り場に一番に並びました。椹島に着くと、いつもと様子が違います。芝生の広場がつぶされ、リニア工事のための飯場になってしまっていました。
椹島から赤石岳へ登るのは何年ぶりでしょうか。赤石小屋まで、ひたすら樹林帯の登りですが、実際に歩き始めると登山道脇の風景が次々と思い出されれてきました。寝不足の体にはなかなか辛い上りですが、頑張って1時間に標高300メートルのペースをキープして登りました。
赤石小屋でテントを張り、中に入って休んでいると、激しい雷雨になりました。ビールを飲むどころか食欲がなく、頭痛薬を飲んでそのまま寝てしました。
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2019年7月12日(金) |
「山と溪谷」8月号 |
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「山と溪谷」8月号の南アルプス特集で仕事をさせていただきました。
巻頭グラフ8ページと南部大縦走のフォトエッセイ、そして光岳~茶臼岳のガイドです。
それにしても、これほど中身の濃い南アルプス特集がこれまであったでしょうか。北部編、南部編、深南部・安倍奥編の三部構成で、南アルプスの魅力が満載です。登山者が北アルプスよりもはるかに少ないため、南部では夏のハイシーズンにしかバスが運行されないという困った現状がありますが、もう少し登山者が増えて、もう少しアプローチが便利になってくれたらなぁと思います。
ヤマケイ8月号、ぜひご覧ください。
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2019年6月25日(火) |
花を見に平標山~仙ノ倉山へ |
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2019年5月27日(月) |
GWの南アルプス(5) |
林道からの甲斐駒ヶ岳(左奥)と双児山
山麓は若葉の緑が目に眩しい |
5月5日(日)は4時半起床。快晴です。今朝もマイナス1度まで冷え、フライシートがバリバリに凍っています。薬を飲んだお陰かよく眠れた気がすします。朝食のラーメンを食べると、食料袋が空になりました。テントを撤収して入念にパッキング。ザックは大分軽くなったように感じられます。
歌宿への林道歩きはほとんど下りなので、景色を楽しみながらのんびりと歩きます。2時間と見ていましたが、かなりゆっくりのペースで、長衛小屋から1時間45分で着いてしまいました。日向ぼっこをして寛いでいると、予想通り臨時のバスを出してくれました。バスが戸台へ向けて下るにつれて木々の芽吹きの中へと入ってゆきます。一面の新緑の向こうに白銀の中央アルプスという最高のポイントがあり、歩いて写真を撮るのもいいと思いました。林道で沢山の人が大きな捕虫網を持っていました。運転手の説明ではカミキリムシを捕っているとのこと。調査のためでしょう。
仙流荘に着いたら、まずは風呂に直行。高遠行きのバスまで2時間以上あるので、ゆっくり風呂に入った後に、食堂でビールを飲みながらとんかつ定食を食べ、さらに昼寝も出来ました。高遠でバスを乗り継ぎ、伊那市駅へ。ここも無人駅で普通乗車券の券売機があるのみ。車内で横浜市内までの乗車券とあずさの特急券を購入しました。岡谷で特急の座席指定を受けようとしたところ、当然ながら満席だったので、普通で帰ろうと思い特急券の払い戻しを頼んだところ、手数料がかかるろいう。全く納得がいかないので大クレームをつけ、30分ほど駅員とのやりとりがあり、非常に不愉快な思いをしました。あずさの自由席廃止とわけのわからない仕組みで、こちらは迷惑です。幸い、各停は小淵沢で1回乗り換えただけで、高尾までゆったり座って帰ることが出来ました。
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2019年5月26日(日) |
GWの南アルプス(4) |
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2019年5月25日(土) |
GWの南アルプス(3) |
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2019年5月24日(金) |
GWの南アルプス(2) |
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2019年5月23日(木) |
GWの南アルプス(1) |
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2019年5月22日(水) |
月山周辺の山スキー(2) |
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2019年5月21日(火) |
月山周辺の山スキー(1) |
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2019年5月12日(日) |
春の奥多摩・大岳山~御岳山 |
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2019年3月23日(土) |
仙ノ倉山・ダイコンオロシ沢滑降 |
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2019年2月25日(月) |
桧枝岐山スキー(2) |
1308メートル標高点付近
ブナ林の滑降 |
11日(日)は6時起床。障子を開けると雪が降っており、20センチほど積もっていました。朝食の後、今日の行く先を相談。結局Mさんと今日合流するお仲間と一緒に三岩岳へ行くことにしました。
他のメンバーと別れ、小豆温泉の少し下の夏の登山口へ。シールとクトーを付けて夏道通りに尾根に取り付きましたが新雪の下にある堅い層のために登りにくく、北側の沢から980メートルのコルに合流するルートに転進しました。沢も積雪が少なく登りるのに苦労しましたが、何とかコルに出た。ここからはジグザグに順調に標高を稼ぎます。ブナ林が見事です。今日もしんしんと雪が降り、なかな良いムード。1308メートル標高点まで登り、さらに登るMさん達をここで見送り、我々は来た道を滑ることにしました。
ブナ林の滑降は板が新雪によく浮き、まずまず楽しむことができました。標高差150メートルほどを滑ってから1回シールで登り返し、再度滑降を楽しみました。沢に下りると狭い場所やデブリに苦労しましたが、1回も転倒することなく車に戻りました。
車でたかつえスキー場に移動し、大混雑の「白樺の湯」で温まり、Tさんとはここで解散。車の中でゆっくり昼食を食べてから帰途につきました。高速には入らず、国道4号線をのんびり帰りました。
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2019年1月18日(金) |
正月山行 塩見岳(4) |
雪の朝
雪に閉ざされた三伏峠小屋
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山行の最終日、5日(土)は5時に起床。夜中に雪が降り始め、テントの表面をサラサラと落ちる音がしていました。今日は朝の撮影はせずに下山することにまりました。朝食の後、テント以外の全てをパッキングしてテントを出ます。ちょうどそのタイミングで雪が止みました。テントを撤収し、3泊したテン場を後にしました。
10センチほど積もった新雪を踏んで三伏峠小屋へ。小屋の周りには全く足跡がありません。昨晩峠に泊まったのは自分一人だけだったようです。自分が正月休み最後の下山者ということです。新雪を踏んでどんどん下ります。塩川分岐から下も道形ははっきりしておりほとんど問題ありませんでしたが、最初のルンゼをトラバースする所は上から流れてきた雪が溜まり、雪の急斜面と化していました。ここは緊張しながら慎重に1歩ずつ通過しました。1ピッチで豊口山のコルまで下ってきました。ここで休憩を入れ、あとは雪が少なくなった道を登山口まで下りました。
アイゼンを外して林道を歩きます。積雪は僅かですが、所々で雪の下がツルツルに凍っているため、ストックが手放せません。雲が激しく動き、所々の切れ間から青空が見えるようになってきましたが、主稜線は依然として雲に包まれたままです。夏期駐車場を過ぎて尾根を回り込んだ所に水場がありました。道路の真ん中にザックを置き、おいしい水をたっぷり飲んで休憩しました。冬季ゲートまであと1ピッチ。夕立神パノラマ公園まで来たところで、一気に青空が広がりました。日だまりをのんびり歩き、冬季ゲートに到着。充実したよい山行でした。
車にザックを放り込み、松川インター近くにある村営の温泉「清流苑」へ。安くて立派な温泉でさっぱりしてから食堂でソースカツ丼の昼食。大満足して帰途につきました。
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2019年1月17日(木) |
正月山行 塩見岳(3) |
烏帽子岳からの仙丈岳、間ノ岳、塩見岳
最高のロケーション
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4日(金)、4時にアラームが鳴りましたが、とても起きる気になれず、結局6時に起床。昨夜は水筒で湯たんぽを作ってシュラフに入れたおかげでよく眠れました。
朝食を食べて、すっかり明るくなってから烏帽子岳へ向かいます。こちらもトレースはバッチリです。昨日の疲れは残っているものの、一晩でかなり回復しました。烏帽子岳の頂上でのんびりと写真を撮りました。風は弱く、何だか雪山ハイクといった気分です。今日は北アルプス全山まではっきりと見渡すことができます。冬型の気圧配置が緩んだようです。時間はたっぷりあるので、前小河内岳まで行くことにしました。撮影のモチーフを探しながらの稜線漫歩を楽しみ、前小河内岳山頂でもゆっくり休んでから引き返しました。塩見岳に光が回り、先ほどとはまた違う眺めを楽しみます。烏帽子岳では北斜面のシュカブラにも光が回り、それを前景にした富士山のカットを撮影できました。満足してテントへと下りました。
午後はお茶を飲みながらのんびり過ごしました。きれいな水もたっぷり作りました。今日の夕方も夕照の前小河内岳、小河内岳、塩見岳を撮影。夕食後に星のタイムラプス撮影を始めましたが、1時間ほどで曇ってしまい、途中で断念して寝ることにしました。気温は昨晩より10度も高いマイナス8度。
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2019年1月16日(水) |
正月山行 塩見岳(2) |
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2019年1月15日(火) |
正月山行 塩見岳(1) |
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