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2022年12月31日(土) |
丹沢トレーニング山行 |
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2022年12月27日(火) |
ふたご座流星群を撮影しに夜叉神峠へ |
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2022年12月25日(日) |
屋久島(5) |
大株歩道をゆく
縄文杉 |
12月1日(木)、3時20分起床。4時過ぎにフロントで弁当を受け取り、車で荒川登山口へ向かいます。一番乗りでしたが、車の中で朝食を食べている間に次々に登山者が到着し賑やかになってきました。
ヘッドランプを点けて出発。小杉谷集落跡まで来ると空が明るくなってきました。快調なペースで進み、大株歩道入口でトイレ休憩。ここから本格的な上りとなりますが、木の階段が整備されており歩きやすい。ウィルソン株で定番のハートマークを撮影。さらに登ると大王杉。新しく整備された木道(展望デッキ)から眺めると大迫力です。大王杉のすぐ上で夫婦杉を見て、しばらくアップダウンを繰り返すとようやく縄文杉を眺めるデッキに到着しました。8年前とはすっかり変わっており、北側の高い位置にもデッキが出来ていました。着いた時には濃かった霧がやがて薄くなり、縄文杉の全体を眺めることができました。二つのデッキを移動しながら30分ほど縄文杉の長い歴史に思いを馳せました。
後続のガイドパーティーが到着し賑やかになってきたので、縄文杉を後にしました。夫婦杉まで下り、木道の休憩スペースで昼食。今日もホテルの弁当が美味い。ウィルソン株では大勢の登山者が上ってきていました。大株歩道入口でトイレ休憩。雨が降り出しましたが、本降りになることはなく、しばらくして雨は上がりました。森林軌道をハイペースで歩き、朝はまだ暗かった小杉谷石塚集落跡で休憩を入れ、さらに1ピッチで荒川登山口に帰り着きました。かなりとばしましたが、たっぷり10時間行動の一日になりました。
結局今日もホテルに帰るのが遅くなり、慌ただしく風呂に入りました。夕食は和食のコースに舌鼓を打ちました。22時に就寝。
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2022年12月24日(土) |
屋久島(4) |
大川の滝
志戸子のガジュマル |
11月30日(水)、6時に起きると雨は上がっていましたが、朝食の時間には再び本降りの雨となりました。今日も山に入るのを諦め、観光することにします。
9時前にホテルを出て、再び大川の滝へ。期待通り昨日の雨で増水し、三日前とは見違えるような滝に変身していました。今日は屋久島を一周することにして、西部林道へ向かいます。今日も沢山のヤクシマザルとヤクシカと出会いました。島の北西側へ回り込んで行くと風が強くなり、海は激しく白波が立っていました。屋久島灯台と永田のいなか浜に寄り、志戸子ガジュマル公園でガジュマルの不思議な姿を観賞。この頃にやっと雨が上がった。昼食は宮之浦でトビウオの唐揚げ定食。午後は安房の屋久杉自然観へ行き、屋久杉と人との関わりの歴史に関する展示を2時間近くかけてじっくりと見ることができました。
16時半頃にホテルに戻りました。夕食は和洋折衷。今日も大満足。明日はいよいよ縄文杉を訪ねることにしました。21時に就寝。
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2022年12月23日(金) |
屋久島(3) |
増水した千尋滝 |
夜中は激しい雷雨となりました。11月29日(火)は6時に起床。7時から美味しい朝食をゆっくり楽しみました。
今日は雨の屋久島を味わうべく、まずは増水した千尋滝へ。ちょうど雨の止み間に展望台へ。ガスの切れ間に姿を現した滝は凄まじい量の水を落とし、滝壺から豪快な水煙が舞い上がっていました。まさに期待通りの大迫力でした。次は宮之浦へ移動し、環境文化村センターで屋久島の紹介映像を観賞し、展示を見学。近くの食堂で昼食を食べ、お土産に鯖節と焼酎の愛子を買い、激しい雨の中をホテルに戻りました。
今日は早めにホテルに戻れたので、ゆっくり温泉に浸かることができました。今日も豪華な夕食(和食)を楽しみました。21時就寝。 |
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2022年12月22日(木) |
屋久島(2) |
切株に抱きつく
太忠岳山頂の天柱石と一瞬の青空
巨木の森で |
11月28日(月)、5寺20分起床。ホテルに頼んでおいた朝と昼のお弁当を受け取り、まだ真っ暗な6時過ぎにホテルを出ました。小一時間走って7時過ぎにヤクスギランドに着き、車の中で朝食を食べました。
出発する頃にはすっかり明るくなりましたが、ヤクスギランドの鬱蒼と茂った森は驚くほど暗く、手持ち撮影が難しい。あまり三脚を立てる時間は無いので、感度を上げて手持ちで撮影するしかありません。蛇紋杉から本格的な登山道になりました。苔と巨木の森の中をアップダウンを繰り返しながら少しずつ標高を上げてゆきます。平日だけあって登山者は少ないですが、時折、ガイド連れのグループとすれ違いました。標高1300メートルから最後の急登。花崗岩の大岩が目立つようになると、稜線を左に回り込むようにトラバースし、180度折り返して稜線上を太忠岳山頂へ向かいます。ロープが下がった岩場をいくつか越え、ガスの間に天柱石が見えてくると、その基部へ下ってゆきます。基部から太いロープにすがって上るとゴールのテラスでした。
風が強く、一瞬ガスが切れるとなかなかの高度感が怖い。再びロープで基部へ下り、そこで昼食にします。温かい味噌汁を飲みながら食べるホテルの弁当がとても美味しい。
景色が見えなかったのが残念でしたが、いずれまたここにやってくる予感がします。太忠岳を後にして、ヤクスギランドへと下ります。下りも意外に時間がかかり、蛇紋杉からは短い50分コースを通って車に戻りました。
車が走り出すタイミングで雨が降り始めました。すっかり暗くなってから宿に戻り、今日も慌ただしく風呂に入って夕食となりました。今日の洋食もまた大満足。明日は終日雨の予報なので、夕食後はのんびり過ごして22時に就寝。 |
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2022年12月21日(水) |
屋久島(1) |
屋久島空港からの愛子岳
西部林道はサファリパークの様相 |
8年前に初めて屋久島に行きましたが、その後再訪したいと思い続けてきました。今回、全国旅行支援を利用して1週間の屋久島行が実現しました。
11月27日(日)、5時に自宅を出て羽田空港へ。まず手荷物を預け、朝食をと思いましたが、ほとんどのレストランがまだ閉まっており、結局、地下のパン屋のモーニングセットで済ませました。
鹿児島へのフライトは終始素晴らしい晴天で、富士山、南アルプスを見下ろし、鹿児島空港への着陸時は霧島連山をくっきりと望むことができました。屋久島へはプロペラ機に乗り換え30分ほどのフライト。桜島、開門岳を真下に見て、やがて屋久島の山々が目に飛び込んで来ました。いよいよやって来たのだと気持ちが高ぶります。
飛行機を降りると、一瞬ムッと感じるくらい気温が高い。小さな空港で手で運ばれてきた荷物を受け取ってゲートを出ると、レンタカー屋の迎えが来ていました。トヨタヴィッツに荷物を積み込み、1週間の屋久島生活がスタート。まず安房で昼食。閉まっている店が多く、やっと見つけたワルン・カランという店に入りました。ランチプレートはおかずの種類が多く、どれもがとてもおいしい。
午後は大川の滝へ。最近雨が少なかったのか水量が少なく、迫力が今一つでした。その後は西部林道へ。期待通り、ヤクザルとヤクシカをたっぷり見ることができた。来た道を引き返し、尾の間のAコープで買い物をしてから17時過ぎに屋久島いわさきホテルにチェックインしました。
到着が遅くなってしまったので大急ぎで風呂に入り、レストランで夕食。この日は和食でしたが大変おいしく、生ビールと三岳の原酒も飲み大満足。21時過ぎにベッドに入りました。 |
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2022年12月20日(火) |
上高地(新入会員歓迎撮影会) |
大正池からの穂高連峰
イワナの産卵行動(田代池)
一瞬の光 |
所属する全日本山岳写真協会の新入会員歓迎撮影会で、上高地へ行きました。コロナ禍のため3年ぶりの実施となりました。
11月12日(土)、マイカーで松本へ向かいました。途中、双葉SAのレストランで朝食。松本で高速を下り、沢渡バスターミナルの駐車場に9時過ぎに着きました。紅葉シーズンを過ぎたこの時期、さすがに駐車場は空いていました。それでもシャトルバスは公共交通機関利用の観光客で満員でした。
大正池でバスを降り、大正池へ下りる所で会のTさんとバッタリ。朝から来て撮影していたとのこと。紅葉はすっかり終わっており、今回はカラマツの葉も全く残っていません。無風の穏やかな天気で、鏡のような水面に綺麗に穂高が映っていました。田代池ではイワナの産卵行動を見ることができました。田代橋のベンチで昼食を食べ、右岸歩道から今日の宿の上高地アルペンホテルに14時前に到着。まだ時間があり、明日は天気が悪くなる予報なので、今日中に岳沢湿原へ行くことにしました。静かな岳沢湿原を撮影してから河童橋に戻り、集合時間の16時ぎりぎりまで斜光の穂高を撮影しました。
ホテルで他のメンバーと合流。男女別に入ったハイカーズルームは2段ベッド形式で、コロナ禍においてはとても良い形式ですが、仲間と会話をするには今一つ。温泉に入ってから夕食を食べ、食後は広い部屋を借りて勉強会を開催。PCを使って、この日に撮影した写真を皆さんに見てもらいました。
翌13日(日)は5時半に起床。曇っており星は全く見えませんが、皆やる気満々なので、ダメモトでカメラを持って外に出ました。河童橋まで行き、白樺荘横に三脚を立てました。穂高は雲に包まれていましたが、日の出の瞬間だけ奇跡的に雲が赤く染まり、西穂側の斜面をスポットライトが照らしました。河童橋の対岸まで走り、スポットライトをとらえることができました。
朝食を食べて河童橋で集合写真を撮り、撮影会としてはこれで解散となりました。れから天気が崩れることは分かっているので、自分はこのまま帰ることにして、シャトルバスで沢渡へ向かいました。
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2022年12月19日(月) |
晩秋の東北(8) |
朝霧漂う北上川 |
10月31日(月)、朝、部屋のカーテンを開けると、目の前が北上川でした。日の出前の川面には朝霧が漂っていました。朝食は久々のバイキング形式でした。
国道4号線を道の駅に立ち寄りながら南下します。昼過ぎまで下道を走り、利休で牛タンを食べ、泉ICから高速に入りました。首都高で都内を通り抜け、20時過ぎに帰宅しました。今回の旅で美味しい物を沢山食べたので、夕食はパンで簡単に済ませました。
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2022年12月18日(日) |
晩秋の東北(7) |
かたまえ山森林公園からの田沢湖
小岩井農場にて |
10月30日(日)、朝起きると昨夜からの雨はすでに上がり、田沢湖に日が差し始めていました。朝食を腹一杯食べ、ホテルをチェックアウト。
まずは旅行支援のクーポン券を使用すべくガソリンスタンドで給油してから、田沢湖を一周しました。途中でかたまえ山森林公園の案内板を見て寄り道。高台から見る田沢湖のエメラルドグリーンが美しい。田沢湖駅近くのグランマートでクーポン券を使い切り、小岩井農場へ向かいます。途中、道の駅雫石あねっこにも立ち寄りました。
小岩井農場では、まず昼食にピザとメンチカツを食べてからまきば園を散策。いかにも観光用に作られた公園でしたが、続けて入った上丸地区は重要文化財に指定された建物や小岩井農場資料館があり、小岩井農場のイメージそのままの世界を味わうことができました。農場見学後は下道をホテルシティプラザ北上まで下道を走り、18時前にチェックインしまし。
部屋に荷物を置いてから夕食に出ましたが、駅周辺には見事に飲食店がありませんでした。諦めてホテルに戻る途中でマルハンの中にある食堂を見つけ、なんとか夕食にありつきました。
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2022年12月17日(土) |
晩秋の東北(6) |
焼森からの男岳と男女岳
岩手山を正面に焼森から下る |
10月29日(土)、6時に起きて部屋のカーテンを開けると、素晴らしい景色が広がっていました。散り始めの紅葉の樹海の先に田沢湖が見えています。昨夜からの雨は上がり、少しずつ青空が広がるところでした。
朝食を食べてから登山の準備をして、車で八合目へ向かいます。八合目駐車場では冷たい風が吹いていました。フリースと雨具の上下を着込み、フリースキャップと手袋も着けて歩き出します。男女岳を半時計回りに巻くようにつけられた道を上ってゆきます。途中の片倉岳展望台からは田沢湖がよく見えました。再び空は曇ってしまい、男女岳にはガスがかかり始めました。阿弥陀池では寒風が吹き抜けています。避難小屋に入って小休止してから男女岳へ。途中では周りの山が見えていましたが、頂上に着くタイミングでガスってしまいました。記念撮影してから、風を避けて少し戻った登山道脇でカップラーメンとパンの昼食を食べながらガスが切れるのを待ちました。残念ながら食べ終わってもガスは切れず、山頂を後にしました。
帰りは焼森から赤倉尾根経由で八合目へ戻ることにします。避難小屋から横岳に上り返すと、反対側に女岳と小岳の箱庭的な風景が広がっていました。焼森までの稜線は冷たい強風が吹いていました。再び青空が広がり始め、岩手山の山頂部が雪で白くなっているのが見えました。焼森からは八合女駐車場が意外に近くに見えます。稜線から少し下ると風は弱まり、のんびりと駐車場まで下りました。
宿に戻り一休みしてから、周辺を散策しました。黄葉のブナ林を少し歩いてから、アルパこまくさまで上がり、ビジターセンターで秋田駒の紹介映像を観賞。夕日に色付く秋田駒と田沢湖を見て宿に帰りました。
ゆっくり温泉に浸かり、今夜も地ビールを飲みながら豪華な夕食を楽しみました。明日は観光しながらのんびり帰ろうという話になり、北上のビジネスホテルを予約しました。
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2022年12月16日(金) |
晩秋の東北(5) |
八幡沼
鏡沼 |
10月28日(金)、6時前に起きて朝風呂へ。予想に反して青空が広がっています。朝食を食べ、その後隣のマタギ資料館を見学。スマホで解説を聞けるようになっており、マタギ文化の一端を知ることができました。
宿を出て、マタギ発祥の地といわれている根子集落に寄ってみました。車1台の狭いトンネルを抜けた山間に、ひっそりと小さな集落がありました。展望台から写真を撮ってから、来た道を引き返しました。
八幡平目指して車を走らせます。道中、ブナの森がの紅葉が見事でしたが、大沼まで登ると冬枯れの景色に変わってしまいました。八幡平温泉ゆららの食堂でとんかつ定食を食べてから八幡平登山口へ。一段下の無料駐車場に車を止めました。
天気は下り坂で、歩き始める頃にはすっかり曇ってしまいました。舗装された遊歩道を上り、まず八幡沼を1周。紅葉は終わっていますが、湿原の草紅葉が美しい。展望台で八幡沼とガマ沼を見てから八幡平頂上へ向かいます。一帯は平坦な樹林帯なので、頂上には大きな櫓が建てられていました。上に登ると、森吉山や八甲田山を望むことができました。「八幡平頂上」の標識の前で記念撮影をして、めがね沼、鏡沼を通って登山口に戻りました。
今日の宿、田沢湖温泉のホテルグランド天空へ向かいます。田沢湖駅近くのスーパーで秋田駒登山の昼食とお土産に稲庭うどんを購入。降り出した雨の中を宿へ向かいます。着く頃にはすっかり暗くなっていました。
温泉で温まり、豪華な夕食を腹一杯いただき、今日も大満足。明日の天候回復を祈りつつ布団に入りました。
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2022年12月13日(火) |
晩秋の東北(4) |
小又峡を歩く
落葉にも足が止まる |
昨晩は星の撮影で体が冷え切ってからシュラフに入ったため、夜中も寒くて何度も目が覚めてしまいました。10月27日(木)、6時起床。今日も快晴です。マイナス2度くらい。昨日ほどではありませんが、芝生は霜で真っ白です。朝食に味噌煮込うどんを食べ、霜でびしょ濡れのテントを日光で乾かしながら撤収します。山腹の散り残りの黄葉が美しく、何度も作業を中断して撮影しました。
管理人に挨拶をしてから9時半に出発。太平湖の遊覧船乗り場へ向かいます。10時30分の船にぴったりのタイミングで着きました。チケットを購入し、乗り場まで10分ほど斜面を下りました。船から見る湖岸の紅葉はちょうど今がーク。30分弱で小又峡桟橋に着き、ここから三階滝まで遊歩道を歩きます。個性的な滝や深い淵、甌穴などの渓谷の奇観と美しい紅葉を存分に楽しむことができました。途中で昼食を食べてゆっくり過ごし、桟橋に戻りました。帰りの船に乗る頃には曇ってしまいましたが、しっとりとした紅葉もまた美しいものです。今日の小又峡は期待以上に楽しむことができ、充実した1日となりました。
今日の宿、打当温泉マタギの湯には16時過ぎにチェックインしました。ゆっくり温泉に入り、豪華な夕食を食べ、ビールと久しぶりに日本酒もいただき大満足。食後は部屋で久しぶりにテレビを見ながら寛ぎました。
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2022年12月11日(日) |
晩秋の東北(2) |
クマゲラの森を行く
桃洞滝 |
夜中は冷えて何度もトイレに起きてしまいました。10月25日(火)は6時半起床。今日は桃洞滝へ行く日ですが、どんよりと曇っています。朝食にラーメンを食べ、出発の準備をしていると、時々パラパラと雨粒が落ちてきました。防寒も兼ねて雨具上下を着込み、車で登山口の野生鳥獣センターへ移動しました。
歩き出す頃には雲が切れて時々日が射しはじめました。クマゲラの森に入ってゆきます。紅葉は終盤となり、少し風が吹くと樹上から一斉に枯れ葉が舞います。何度も立ち止まって美しい晩秋の森を撮影し、コースタイムの倍ちかくかけて桃洞滝に着きました。滝を観賞してから引き返します。桃洞横滝で昼食休憩。キラキラと輝く黄葉と滝を眺めながら温かいスープを飲み、パンを食べ、のんびりと至福のひとときを過ごしました。その後ふたび雲が増え寒くなってきました。帰りは撮影はほどほどにして野生鳥獣センターへ向かいました。
昨日は風呂に入らなかったので、今日は一番近いそまの湯に入りに行きました。古い宿で設備も粗末ですが、ゆっくり温まりさっぱりしました。温泉の後、携帯の電波を求めて阿仁前田方面へ車を走らせ、森吉山ダムで電波を拾うことができました。
テントに戻った時にはすっかり暗くなっていました。急いで米を炊き、夕食のおかずはレトルトのもつ煮込みと海藻サラダ。今夜も冷え込みそうです。21時就寝。
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2022年12月10日(土) |
晩秋の東北(1) |
テントで焼肉!
見事な星空 |
九重から帰った3日後、夫婦で晩秋の東北へ向かいました。
10月24日(月)、4時45分に自宅を出発。国道16号を経由しあきる野ICから圏央道、東北道へと車を走らせます。雨が降ったり止んだりの天気ですが、朝食休憩で羽生SAに入った時には雨が上がりましたた。東北道をひたすら北上します。寒気が入っている影響でずっと雲が多く、日光や安達太良辺りまで山は見えません。盛岡手前のサービスエリアで昼食休憩。車を降りると、かなり空気がひんやりと感じられました。盛岡では岩手山が大きく望まれました。鹿角八幡平ICで下り、給油してから森吉を目指します。細い山道を延々と走りますが、紅葉が目を楽しませてくれました。
親子キャンプ場に16時半に到着。管理棟でテントの受付をします。今日は我々だけ。熊が普通に居るので、食料とゴミは車の中に保管するようにとのこと。管理棟からさらに少し車を走らせると、芝生の広々としたキャンプサイトでした。我々だけのためにサニタリー棟に電気を点けてくれました。水場もトイレもものすごく綺麗。ここが無料とはちょっと信じられません。
さっそくテントを張りましたが、日が暮れると強烈に冷え込んできました。テントの中で焼肉の夕食。食後は星の撮影。近くに人家がないので天の川がはっきり見えました。21時20分にシュラフに入りました。
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2022年12月9日(金) |
九州遠征・紅葉の九重連山(6) |
法華院温泉山荘と三俣山
坊ガツル湿原と平治岳 |
10月21日(金)、最終日はゆっくり下山するだけです。朝食後のコーヒーを飲んでいると、山荘のおかみさんが挨拶に来ました。4連泊のお礼ということで、名物の山小屋だんごとバンダナをもらいました。
8時半に法華院温泉山荘を後にしました。朝の光に輝く坊ガツルのススキが美しく、撮影のために何度も足が止まってしまいました。雨ヶ池への上りで樹林帯に入ってからは歩きに専念します。雨ヶ池付近では紅葉の三俣山が目の前にそそり立っていました。長者原まであと30分の休憩所のベンチでコーヒータイムとし、ガス缶を使い切りました。
12時半に長者原に到着。レストハウスで昼食を食べてから、宿に預けていたお土産を引き取りに行き、ついでに風呂に入らせてもらい、ゴミまで引き取ってもらいました。本当に有り難いことです。
汗を洗い流してさっぱりして熊本空港行きのバスに乗り込みましだ。景色を楽しみながらの2時間45分の快適なバス旅でした。空港で赤牛の焼き肉定食を食べ、20時発の飛行機に乗り込みました。金曜日の夜とあって、出張帰りと思われるビジネスマンで満席でした。羽田には21時40分頃に到着、23時過ぎの帰宅となりました。
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2022年12月8日(木) |
九州遠征・紅葉の九重連山(5) |
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2022年12月7日(水) |
九州遠征・紅葉の九重連山(4) |
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2022年12月6日(火) |
九州遠征・紅葉の九重連山(3) |
大船山頂にて
大船山を振り返る |
10月18日(火)、4時15分起床。外はガスっていましたが、予定通り立中山まで行ってみることにして、準備を整えて外に出ました。ところが、そのタイミングで雨が降り出したため、出掛けるのを止めて部屋に戻りました。
2度寝して6時起床。談話室で朝食の弁当を食べていると、霧が動き出し、時々山が姿を現すようになったので、今日は大船山へ行くことにしました。出発する7:50頃には日も射すようになりました。気持ちの良い坊ガツルキャンプ場を通り抜けると樹林の中の登りとなり、母のペースに合わせてゆっくり登ってゆきます。途中から雲の中に入ったようで、濃いガスで体が濡れるため雨具を着ました。段原までは急登が続きます。段原から頂上直下まではなだらかな道を進みます。途中、苔むした木に光が射し込み、枝に着いた滴が美しく輝きました。頂上直下の急登でガスの切れ間から紅葉の山腹が姿を現し、登山者から歓声が上がりました。
大船頂上に11時半に到着。平日とは思えないほど大勢の登山者で賑わっています。ちょうど良いタイミングでガスが切れ、火口の池と周りの見事な紅葉が姿を見せ、皆が一斉にカメラを構えました。ガスに隠れたり、見えたり、日が射したりとめまぐるしく変化し、夢中でシャッターを押します。ひとしきり撮影してから弁当を食べ、山頂を後にしました。段原から振り返る大船山は見事な色づきでした。
転倒しないよう、ゆっくり時間をかけて坊ガツルへ下りました。これから天気がよくなるからか、テント場にはテントが増えていました。本当に気持ちが良さそうなテント場です。
16時に宿に戻り、温泉で温まるとすぐに夕食。母は明日は休養日にするというので、一人で天狗ヶ城まで朝駆けすることにして、20時前に布団に入りました。
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2022年12月5日(月) |
九州遠征・紅葉の九重連山(2) |
雨ヶ池への上り
坊ガツル湿原 |
10月17日(月)、6時に起きた時は2日前からの頭痛が残っていましたが、しばらくベッドでウトウトしていたら治まりました。予報通り雨が降っています。7時半から朝食を食べ、ゆっくり準備をして、9時半に宿を出ました。
小雨が降る中、レインスーツを着て出発。湿原の木道を少し歩いてから森の中の道となり、雨ヶ池越へ向かって緩やかに登ってゆきます。霧に煙る森の雰囲気が素敵です。所々にはっとするほど鮮やかに色づいた木が現れ、コンデジのシャッターを押しました。傾斜がきつくなると間もなく雨ヶ池に到着。雨が降っているのに池に水はありませんでした。大雨の時に池になるようです。霧で何も見えないのでそのまま先に進みます。雨ヶ池越えで、二人連れと10分ほど立ち話。山の上は紅葉しているとのこと。ここからしばらく下ると突然視界が開け坊ガツルに着きました。ちょうど雨が上がったので、ベンチに座って弁当を食べます。周りの山々が霧に見え隠れしています。ここから20分ほど緩やかに上り、14時過ぎに法華院温泉山荘に着きました。
受付をして部屋に入ると、再び雨が本降りになりました。まずはゆっくり温泉に浸かって冷えきった体を温め、その後、談話室でコーヒーを飲んで寛いぎまし。夕食はおでんと鳥の唐揚げ。ご飯をおかわりし、腹一杯。明日の朝は天気が良ければ撮影に出るため、20時半に布団に入りました。
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2022年12月4日(日) |
九州遠征・紅葉の九重連山(1) |
眼下に富士山 |
5月に続き今年2回目の九州遠征です。母と法華院温泉に連泊し、紅葉の九重を撮影します。
10月16日(日)、羽田空港で母と合流。10時15分の便で熊本へ。乗客が少なく機内はガラガラです。今日は雲が多めでしたが視界が良く、富士山や地形図のような海岸線の眺めを楽しみながらのフライトになりました。12時過ぎに熊本に到着。空港のフードコートで昼食を食べてから九州横断バスの乗り場へ。建物から出ると、Tシャツ1枚で良いほどの暑さです。
バスは雄大な阿蘇カルデラの中を走り、外輪山を越えて九重へと向かいます。2時間半かけて登山口の長者原に到着しました。今年は紅葉が遅れており心配しましたが、三俣山を見上げると山頂部は紅葉しているようでホッとしました。
今日の宿、オーベルジュコスモスにチェックイン。今日の泊まり客は我々だけとのこと。全国旅行支援のクーポン券3000円をもらいましたが有効期限が明日までとのことなので、部屋に荷物を置いてから買い物に出ました。残念ながら近くにあったモンベルでは使えず、土産物屋でピッタリ3000円分を買いました。宿に戻ってゆっくり風呂に入り、18時から夕食。刺身、ステーキ、ニジマスの塩焼きなどボリュームたっぷり。部屋に戻ってからテレビを見ながら日記を書き、21時半にベッドに入りました。
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2022年11月26日(土) |
北沢峠をベースに紅葉の南アルプスへ(4) |
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2022年11月25日(金) |
北沢峠をベースに紅葉の南アルプスへ(3) |
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2022年11月24日(木) |
北沢峠をベースに紅葉の南アルプスへ(2) |
馬ノ背からの仙丈ヶ岳
霜が降りていた |
10月1日(土)、2時半起床。満天の星です。5℃くらいまで冷え込んでいます。急いで朝食を食べ、日帰り装備で身軽に出発。
ヘッドランプの明かりを頼りにグングン登ってゆきます。前後にも明かりが見え、お互いに刺激し合っているのか結構なハイペースになっています。1時間半ほどで大滝ノ頭まで上ってしまいました。日の出の時刻となり、馬ノ背が赤く染まりました。ここでは休憩せず、そのまま馬ノ背へのトラバース道に入ります。藪沢一帯の広葉樹林は秋の佇まいですが、色づきはあまり良くありません。葉が痛んでチリチリになっていました。
馬ノ背ヒュッテのベンチで休憩してから朝日を受ける馬ノ背の稜線に上がります。丹渓新道に少し入ってみると、紅葉を前景にした仙丈ヶ岳が素晴らしい。透過光になるので紅葉がなんとか見られる感じです。仙丈小屋まで登り、甲斐駒と鋸岳を正面に眺めるベンチで大休止。温かいスープとパンでひと息つきました。カールの縁をひと登りで仙丈ヶ岳頂上に到着。
頂上は小仙丈尾根からの登山者で大賑わい。30分ほど眺めを楽しんで頂上を後にしました。小仙丈尾根の下りは、続々と上ってくる登山者とすれ違うのが大変。小仙丈ヶ岳も超満員。樹林帯まで下るとさすがにすれ違いは減り、快調なペースで下りました。
長衛小屋に帰ってくると、テント場が一杯になっておりビックリ。隣の人から聞いた話では、今日はなんと400張だそうです。久々に晴天の週末になったからでしょう。ノンアルコールビールでひと息ついてから少し昼寝をして、16時過ぎに夕食。18時半にはシュラフに入りましたが、テント場のあちらこちらで酒盛りをしており騒がしい。それも19時には静かになりました。
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2022年11月23日(水) |
北沢峠をベースに紅葉の南アルプスへ(1) |
北沢峠・長衛小屋のテント場
天の川 |
この秋は精力的に全国の山に出掛けていたため久しくブログを更新できませんでしたが、これからまとめてアップしたいと思います。
9月30日(金)、4時半に家を出発。今日は北沢峠のテント場へ行くだけなので高速には入らず、のんびり下道を走ります。甲斐大和の道の駅で朝食。甲府周辺で若干の渋滞はありましたが、それ以外はきわめて順調。途中、甲斐駒ヶ岳の眺めが見事でした。杖突峠を越え、11時前に仙流荘の駐車場に着きました。
車の中で昼食を食べてからバス乗り場に並びましだ。手回り品切符だとザックを抱えて乗らなければなりませんが、小荷物切符だと座席にザックを置けることがわかり、迷わず小荷物料金を支払いました。12時10分のバスで北沢峠へ。車窓からは大迫力の鋸岳の眺めを楽しみました。
13時前に北沢峠に到着し、すぐに長衛小屋のテント場へ直行。3泊分の料金を支払ってテントを張りました。コーヒーを飲んでひと休みしてから、カメラを持って散策に出ます。初めに北沢上流へ向かいましたが被写体が見つからず、一旦引き返して北沢峠へ。林道脇の苔むした倒木と樹林を撮影して遊びました。
テントに戻ると、日が陰り一気に10℃くらいまで冷えてきました。17時前には早めの夕食を食べ、18時半にはシュラフに入りました。20時頃にトイレに出ると星空とテント場の夜景が美しく、三脚を立てて撮影しました。
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2022年10月14日(金) |
爺ヶ岳~鹿島槍ヶ岳(3) |
爺ヶ岳南峰の朝
爺ヶ岳南峰より針ノ木岳と奥に薬師岳 |
9月17日(土)、南峰まで一人で朝の撮影に行くため、4時に起床。朝食は食べずにテントを出ました。
今日も気温が高い。昨日よりも空気が澄んでいます。山頂に着くと見事な雲海が広がっていました。朝日を受けた剱岳と立山が素晴らしい。雲が扇沢の谷間を埋め、その上に蓮華岳と針ノ木岳、その奥に薬師岳。期待通りの景観を心ゆくまで撮影できました。
種池に戻ると、小屋前のベンチで家内がコーヒーを用意して待っていてくれました。一休みしてからテントで朝食を食べてからゆっくりテントを撤収し、満足して種池を後にしました。やはり下りは早い。たっぷり汗をかきましいたが、3時間少々で車に戻ることができました。
まずは温泉へ。大町温泉郷の薬師の湯に寄ってさっぱりした後、近くのそば屋を検索しましたが、時間的に開いている店が見つからず、とりあえず車を走らせます。松川の道の駅近くで農産物直売所に立ち寄ると、うまい具合に敷地内にそば屋がありました。昼の閉店間際でトッピングが残り少なかったのがちょっと残念でしたが、リーズナブルな値段で美味しいそばを食べることができ、大満足。安曇野ICから高速に入り、大月からは渋滞を避けて裏道で自宅へと向かいました。
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2022年10月13日(木) |
爺ヶ岳~鹿島槍ヶ岳(2) |
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2022年10月12日(水) |
爺ヶ岳~鹿島槍ヶ岳(1) |
種池山荘に到着
山荘前からの赤沢岳 |
久しぶりの夫婦山行です。
9月15日(木)、4時半に自宅を出発。八王子からの中央道はどんよりと曇っていましたが、笹子トンネルを抜けると青空になりました。釈迦堂PAで持ってきた朝食を食べ、あとは安曇野ICまで一気に走り、松川の道の駅で2回目の休憩を入れました。柏原新道登山口の駐車場は既に満車でしたが、少し上の無料駐車場に車を止めることができました。
登山口まで5分ほど車道を戻り、種池山荘目指して柏原新道を登ります。樹林が日差しを遮ってくれますが、とても湿度が高くたちまち汗が噴き出してきました。道はとても歩きやすく整備されており、さすが北アルプス。道幅も南アルプスの登山道の3倍はありそうです。標高1900mあたりから道は尾根をトラバースするようにつけられており、ずっと上の稜線に種池山荘が見えました。振り返れば針ノ木岳と蓮華岳が大きい。ガラ場をトラバースし、最後の急登をジグザグに登ると種池山荘の前に上り着きました。
小屋の前のベンチでひと休み。扇沢の谷間から湧き上がるガスの切れ間から赤沢岳のシルエットが姿を現し、なかなかの迫力です。テントの受付をしてテント場へ移動。テント場は樹林に囲まれあまり広くありませんが、テントの数は少ない。一番奥の隅に張ることができました。夕食に麻婆茄子を食べ、早めの19時半にシュラフに入りました。
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2022年8月19日(金) |
南アルプス南部縦走(7) |
ヤレヤレ峠まで来ればあとひと息
畑薙大吊橋ゴールイン! |
8月3日(水)、4時起床。今回初めてたっぷり寝た気がします。今日も良い天気。朝食を食べてテントを撤収。パッキングを済ませるとかなりコンパクトになりました。ウソッコ沢小屋まで一気に下って休憩。居合わせた人と話をするうちに、白樺荘まで車に乗せてくれるという話になりましたが、考えてみるとバスの時刻まで時間が有り余ってしまうので、予定通り歩くことにして丁重にお断りしました。上河内沢沿いの道をのんびりと下ってゆきます。逆光に光る水面と木々の緑が美しい。ヤレヤレ峠で1回目の昼食。大吊橋までのトラバースの道は意外に悪く、慎重に足を運び、ついに大吊橋にゴールイン。車道に出てからは木陰を選びながら2時間ちょっとで白樺荘に到着しました。
1週間分の汚れを落とし、食堂で2回目の昼食、カツ丼を注文しました。14時35分のバスに乗り込むと乗客は10人ほどとガラ空きでした。3時間15分かけて静岡駅に着き、新幹線に飛び乗れば1時間15分ほどで自宅の最寄り駅に着いてしまいました。
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2022年8月18日(木) |
南アルプス南部縦走(6) |
縦走最後のピーク、茶臼岳までもうすぐ
茶臼岳から、越えてきた山々を振り返れば感慨深い |
8月2日(火)、2時半起床。朝食後にトイレに出ると星空があまりにも美しく、三脚を立てて小屋の灯りとテントと夜明けの星空の風景を撮影しました。そのため、予定より若干出発が遅くなりました。
朝の稜線歩きは清々しい。樹林帯の足元に、点々とイチヤクソウが咲き残っていました。急登となり森林限界を抜けると、見晴らしの良い岩頭に出ました。ここでしばし撮影タイム。今日は風があり、吹きさらしの稜線上は寒いですが、左の静岡県側に入ると風が当たらずポカポカ陽気です。南岳では庭園のような場所にチングルマの群落がありました。その向こうに上河内岳。三脚でしっかり構図を作って撮影しました。上河内岳の肩にザックをデポして頂上へ。頂上にはGMさんが居ました。毎日同じコースで抜きつ抜かれつするうちに友達のようになってしまい、しばらくお互いのことを話し込みました。今日は夕立の気配もなく、素晴らしい眺望を楽しめました。肩に戻って昼食を食べ、茶臼岳へ向かいます。竹内門から亀甲状土地帯にかけて庭園のような風景が続きます。長かった縦走のフィナーレが名残惜しく、ゆっくり味わって歩きます。茶臼小屋分岐にザックをデポして茶臼岳をピストンします。頂上で越えてきた山々を振り返れば感慨深い。本当によく歩いたものです。茶臼小屋で、光岳まで縦走するというKTさんとGMさんに別れを告げ、横窪沢小屋へと下りました。
横窪沢小屋は今年は営業しておらず、泊まり客はテント2張だけでした。ここまで下るとさすがに気温が高く、アブなどに虫が多いのに閉口しましたが、日暮れと共に居なくなりました。早く温泉に入って美味しいものを食べたい。里心がついてきたようです。19時半就寝。
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2022年8月17日(水) |
南アルプス南部縦走(5) |
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2022年8月16日(火) |
南アルプス南部縦走(4) |
大沢岳と中盛丸山のコルより夜明けの富士山
小赤石岳肩からの荒川三山 |
7月31日(日)、2時起床。今日も満天の星です。ラーメンの朝食を食べてテントを撤収し、東の空が赤らむ頃出発。富士山が美しい。
今日は風が有り寒いので、レインジャケットを着て歩きます。ダマシノ平ではチングルマが咲いていました。三脚を立て、チングルマを前景にした荒川三山の構図をじっくり作画、いい作品が撮れました。カメラを片付けていると、KTさんともう一人(GMさん)が追いついてきました。少し言葉を交わし、先に登って行きました。小赤石岳の肩までの上りがきつい。立ち止まらないようゆっくりペースで足を運び登りきると、荒川三山の眺めが見事です。小赤石岳で赤石岳を撮影していると急にガスが湧き始め、一瞬で真っ白な世界になってしまいました。この急変には驚きました。赤石岳頂上でもガスは晴れず、風も冷たかったので、小屋の先の窪地に下りて昼食休憩にしました。ガスは山頂部のみで、百間平に向かって少し下ると晴れており、大沢岳から聖岳へと続く緑濃い山々が素晴らしい。何度も立ち止まって撮影しながら、最も奥深い南アルプスを味わいました。百間平から大沢岳を正面に見ながら一気に下り、百間洞のテント場に到着。今日はのんびり歩きましたが、まだ昼前です。
テントを張り、沢の音と鳥のさえずりを聞きながらしばし微睡みました。今日も午後には曇ってしまい、15時半に雨が降り出しました。明日は早立ちのため夕食を早めました。スパゲッティとマッシュポテトとスープ。今日は体調が戻ってきたようでしっかり食欲があり、美味しく食べられました。17時に雨は上がりました。まだ明るい17時30分にシュラフに入りました。
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2022年8月15日(月) |
南アルプス南部縦走(3) |
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2022年8月14日(日) |
南アルプス南部縦走(2) |
小河内岳から荒川三山が大きい
マルバダケブキ咲く高山裏避難小屋
明日登る前岳のカールがはるか上に見える |
7月29日(金)夜中に再び雷雨になりましたが、4時に起きると雲一つない晴天です。睡眠不足ですが予定通り起きて朝食を食べ、ズブ濡れのテントを畳みました。
三伏峠からの稜線歩きは爽快です。烏帽子岳から小河内岳まで、大展望を満喫しました。夏の高い太陽に荒川三山は北面まで光が回り、写欲をそそられます。小河内岳で昼食を食べるため大休止。休んでいる間に雲が増えてきました。ここから一気に標高を下げ、樹林帯に入りました。なだらかなアップダウンが続きますが、昨日からの疲れが出てきたのか上りがきつい。眠気もあり、のろのろと進みます。板屋岳の上りではバテ気味でした。あとは高山裏へ下るだけですが、途中で雷雨に捕まってしまいました。レインスーツを着て下ること1ピッチでマルバダケブキのお花畑に建つ高山裏避難小屋に着きました。
テントの受付をして、土砂降りの中でテントを張りました。荷物を放り込んでから、まずは水場へ。小屋の前から5分ほど下った沢で水を汲んでいると雨が小降りとなり、テントに戻る頃には青空が見え始めていました。テントに入ってお茶を飲みひと息ついてから、カメラを持って周辺を散策。マルバダケブキのお花畑とテント場の下の苔が美しい森を撮影しました。
テントに戻って夕食の準備をしていると再び雨が降り出し、慌てて外に干していたものを取り込みました。雷雨の第二波は軽く済み、日没の時間帯には再び晴れました。19時30分にシュラフに入りました。
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2022年8月13日(土) |
南アルプス南部縦走(1) |
鳥倉登山口からスタート |
コロナ禍により南アルプス南部は実質クローズ状態でした。この夏は3年ぶりに入山できるようになり、欲張ってあれこれ計画を考えるうちに、三伏峠から茶臼岳まで6泊7日の大縦走プランになりました。これまで何度も通っている山域ですが、南アルプス南部を一気に縦走するのは学生時代の合宿以来。久々のビッグな計画に気持ちが高ぶります。
7月28日(木)、八王子6時35分発の松本行きに乗り、岡谷で飯田線に乗り換え、伊那大島で下車。駅舎を出ると強烈な日差しが暑い。鳥倉登山口行きのバスの乗客は二人だけでした。登山口に近づくにつれ雲が多くなり、標高が上がるにつれて涼しくなってきました。
1週間分の食料が詰まった27㎏のザックを背負ってスタート。30分ほど歩いたところで雨が降り出しました。ザックカバーを付け、レインパンツを穿いて傘を差しました。湿度が高く汗が噴き出します。豊口山のコルで休んでいると雨は本降りとなり、雷も鳴り始めました。行動食を少し食べてから再び歩き出します。やがて激しい雷雨は通り過ぎ、雨はほとんど上がりました。ふと気がつくと、足元の苔の上にイチヤクソウが点々と咲いていました。今日は時間が無いので撮影を我慢して先へ進みます。ほとけの清水で小休止。今日はテントを張った後で水場まで行く時間がないと思い、ここで3.5リットル汲んで持っていくことにします。ずっしりと重たくなったザックを背負い、最後のピッチが長く感じられましたが、無事三伏峠に到着しました。
テントを張り、すぐに夕食の準備。暗くなってから、遠くでゴロゴロ雷が鳴り、ピカピカと空が光っています。携帯の電波が入らず、明日の天気が心配です。20時30分にシュラフに入りました。
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2022年8月11日(木) |
湿原広がる田代山~帝釈山 |
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2022年7月7日(木) |
キタダケソウに会いに北岳へ(3) |
自然からの大サービス
ダケカンバの新緑と北岳 |
6月28日(火)も2時半起床。満天の星空ですが、相変わらず強風が吹いています。
朝食を食べてから、撮影機材を持って北岳山頂へ向かいます。小屋の前では白み始めた空に富士山が浮かんでいました。ちょうどその時、富士山上空に火球が流れ、バラバラになるところまでしっかり見ることができました。撮影できなかったのが残念! 両俣分岐まで上ると、北岳山頂にはガスが流れていました。ここより上に登っても写真は撮れないと判断し、ここで待機することにしました。一時的に雨粒が落ちてきましたが、ちょうどガスと晴れの境目の位置なので、流れるガスと朝日、そして虹やブロッケンなど、思わぬ収穫がありました。
テントに戻り、2度目の朝食を食べてから撤収。風が収まらないのでテントを畳むことができず、フライシート付きのまま丸めて袋に押し込みました。
小太郎尾根分岐までは、仙丈ヶ岳の雄大な山容を楽しみながら吹きさらしの稜線歩き。稜線を離れると風は弱まり、暖かくなりました。ダケカンバの芽吹きと若葉、咲き始めの花が素晴らしく、のんびり撮影しながら白根御池へ下りました。白根御池小屋の前で昼食を食べ、広河原までの樹林帯をできるだけ汗をかかないようにゆっくりと下りました。
広河原14時発のバスで甲府に下ると、気温36度の酷暑でした。ガラガラの各駅停車に乗り、19時に帰宅できました。
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2022年7月6日(水) |
キタダケソウに会いに北岳へ(2) |
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2022年7月5日(火) |
キタダケソウに会いに北岳へ(1) |
白根御池近くの苔むす小滝
白根御池と鳳凰三山 |
今年は空梅雨気味で、ここ数日は梅雨の晴れ間、というよりこのまま梅雨が開けてしまいそうな猛暑になっています。24日から広河原へのバスが運行を開始したので、キタダケソウが咲いているうちに北岳へ行くことにしました。
6月26日(日)、八王子6時35分発の各停に乗り、甲府を9時5分発の広河原行きバスに乗り込みました。日曜日のこの時間から入山する登山者は少なく、2台のバスにゆったり乗ることができました。甲府では晴れていましたが、広河原でバスを降りると小雨が降っていました。天気予報通り大気の状態が不安定なようです。
コンビニで買ってきたおにぎりの昼食を食べて出発。幸い雨はすぐに止みました。今シーズンは大樺沢コースの二俣までが通行止めになっており、その代わり白根御池へのコースは階段が新しくなり、歩きやすく整備されていました。急登が続きますが体調は良く、ゆっくり歩いているつもりでも順調に標高を稼ぐことができました。白根御池手前の苔むした小滝をじっくり撮影。今回は余裕を持って小屋に到着しました。
受付をしていつもの場所にテントを張ります。テント場は空いており静かです。鳥のさえずりが山に響いていました。テントに入り、お菓子を食べながらラジオを聞き、まったりとした時間を過ごしました。早めに夕食を食べ、19時半にシュラフに入りました。
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2022年6月24日(金) |
甲斐駒ヶ岳・黒戸尾根(2) |
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2022年6月23日(木) |
甲斐駒ヶ岳・黒戸尾根(1) |
イワカガミ
苔の道 |
甲斐駒ヶ岳には何度も登っていますが、夏の黒戸尾根をまだちゃんと撮影したことがなかったので、今回梅雨の晴れ間を狙ってテント1泊で出掛けることにしました。
6月9日(木)、4時半に家を出ました。費用節約のため、上野原から高速に入り韮崎で下りました。所要時間4時間ほどで登山口の尾白渓谷駐車場に到着。平日なので空いています。
駒ヶ岳神社の境内を通り抜けて尾白川を吊橋で渡り、黒戸尾根に取り付きます。今回、ザックの重さは25㎏ほど。初めはジグザグにつけられた歩きやすい道を順調に上ってゆきます。新緑が美しい。笹ノ平分岐で小休止。八丁坂を上ってゆくと、低い笹で覆われた林床に苔むした巨石が点在し、その上に育つ木が巨石を包むように根を張っていました。その後一面苔むした森を抜け、刃渡りを慎重に通過。ここから鎖とハシゴが連続するようになり、一旦ストックを仕舞いました。登り切った刀利天狗でひと息入れます。苔むした石碑の袂に咲くイワカガミが美しい。再びストックを出して五合目を目指します。一面苔に覆われた森がいかにも黒戸尾根らしい雰囲気です。五合目から七丈小屋までハシゴと鎖の連続となり、またストックを仕舞います。最初のハシゴの所にクモイコザクラが咲いており、ハシゴにつかまりながら片手で撮影しました。連続するハシゴが足に応えます。ヘロヘロになる頃に七丈小屋に到着しました。
テント泊の受付をして、水を汲み、さらに5分ほど上のテント場へ。今日のテントは一人だけとのこと。テントを張るとすぐに夕食の準備。今日は豪華にレトルトのハンバーグと筑前煮。あすの朝は早いので、19時半にシュラフに入りました。
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2022年6月22日(水) |
トレーニングで丹沢の畦ヶ丸へ |
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2022年6月21日(火) |
九州撮影ツアー(5) 大崩山山麓 |
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2022年6月20日(月) |
九州撮影ツアー(4) 尾鈴山瀑布群 |
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2022年6月19日(日) |
九州撮影ツアー(3) 鹿ヶ原のミヤマキリシマ、青島 |
鹿ヶが原のミヤマキリシマと高千穂峰(御鉢)
青島神社へ |
5月15日(日)、朝起きるとどんよりと曇っていました。天気予報をチェックすると、昨日時点での好天予報が変わっており、間もなく雨が降り始めるとのこと。高千穂峰に登る予定でしたが中止を決め、ミヤマキリシマを見に鹿ヶ原へ行くことにしました。
ホテルをチェックアウトしてすべての荷物を車に押し込み、登山口の高千穂河原へ。日曜日の今日はこのような天気でも登山者と観光客で賑わっていました。パラパラと雨が降る中、鹿ヶ原へ向かいます。林の中のほとんど平坦な道を20分ほど進むと前方が開け、ミヤマキリシマの鮮やかな色が目に飛び込んできました。満開に近い部分とほとんどつぼみの状態の部分がありますが、全体的には5分咲きくらいでしょうか。1時間半ほど撮影を楽しんで鹿ヶ原を後にしました。
霧島温泉市場へ移動し、昼食に黒豚のヒレカツを食べ、先に帰るNさんとはここでお別れ。次の目的地の都濃へ移動します。途中、宮崎ICで高速を下りて青島神社に寄りました。青島は貝殻の破片が堆積して出来た島とのこと。天然記念物の鬼の洗濯板や特別天然記念物の熱帯・亜熱帯植物の密林が見事でした。
再び高速を都濃まで走り、インターを下りてすぐのビジネスホテルにチェックイン。なんと一人約5千円で2食付き。部屋は二段ベッドで窮屈ですが、値段を考えれば上等です。
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2022年6月18日(土) |
九州撮影ツアー(2) 白鳥山と韓国岳 |
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2022年6月17日(金) |
九州撮影ツアー(1) 千里ヶ滝と高千穂神宮 |
千里ヶ滝
霧島神宮にて |
5月11日(水)の早朝に車で横浜を発ち途中で1泊、12日(木)に雨の霧島へやってきました。今回のメンバーは家内と私の母、そして飛行機でNさんが合流し、4人です。
5月13日(金)は予報通りの雨。山には登れないので、霧島神宮へ行くことにしました。車を走らせていると「千里ヶ滝→」の標識があり、寄ってみることに。細い道を下り、終点の広場に車を止めました。ここからは傘を差して森の中の歩道を下ってゆきます。次第に急な階段となり、コンクリート製のトンネルをいくつか抜けて100メートルほど下ると、樹林の切れ間から立派な滝が現れました。さらに下まで下ってみましたが、道は発電所で行き止まりでした。滝が見える所まで上り返して滝を撮影。上から垂れ下がった枯れ枝を取り除こうと引っ張ったところ、腐った大木が倒れそうになり、肝を冷やしました。霧に煙る森を撮影しながら車まで上り返しました。
霧島神宮へ移動。今年の2月に国宝に指定されたそうです。入口にある池では蛙が賑やかに鳴いていました。雨に濡れた鮮やかな緑の中に鳥居の朱色が映えます。本殿に続く参拝路に人影が映る情景に、なんともいえない風情を感じました。昼食は霧島民芸村のうどん屋へ。その後、民芸村の屋久杉資料館で見事な木彫りや陶芸品を見てからホテルに引き返しました。
ゆっくり温泉で温まった後、夕食を楽しみました。明日は天気が回復するとの予報に期待が高まります。
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2022年6月14日(火) |
残雪の高妻山(1) |
ブナ林の尾根を登る
五地蔵山から暮色の高妻山 |
久しぶりに山の上で泊まって撮影したいと思い、残雪の高妻山に登ることにしました。
4月27日(水)、6時に家を出発。どんよりとした空からパラパラと雨が降っていましたが、次第に明るくなってきました。横川まで来ると妙義山が見え、山腹の芽吹きが素晴らしい。更埴ICで高速を下り、コンビニに寄って昼食を食べてから戸隠へと車を走らせます。登山口の駐車場に12時に到着。辺りは霧に包まれていましたが上空は明るく、天気は予報通りに回復傾向のようです。
戸隠キャンプ場の中を進みます。あちらこちらの水辺にミズバショウが咲いています。戸隠牧場に入り、道路が沢を横切る所は雪解けに昨日からの雨が加わって増水しており、靴を脱いで渡渉しました。弥勒新藤入口の沢も増水しており、再度靴を脱いで渡渉。
想像よりも雪解けが進んでおり、土の登山道を上ってゆきます。標高1420mにある「ブナ仙人」の辺りで休憩。ブナ林の向こうに戸隠山が見えてきました。1596m標高点辺りから残雪が見られるようになりました。ブナ林が美しい。この先、傾斜が強くなってきた所でアイゼンを着けましたが、陽当たりが良い所の雪は消えており、アイゼンがドロドロになってしまいました。五地蔵山の直下は急な雪面にアイゼンを蹴り込んで慎重に登ります。焼山、火打山、妙高山、黒姫山、飯綱山が見えてきました。
五地蔵山頂上(六弥勒)から一不動方向へ少し下った雪の上を整地してテントを張りました。その後、カメラを持って高妻山が見えるポイントへ。上空がまだ曇っており、写真には今ひとつ。テントに戻って水を作り、夕食を食べた後はテントの夜景を撮影してシュラフに入りました。
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2022年5月7日(土) |
新緑の高尾山 |
6号路をゆく
輝く新緑 |
4月22日(金)、新しいハイキングシューズの足慣らしを兼ねて、夫婦で高尾山へ行ってきました。
朝食を食べてから家を出て、高尾山口駅近くの駐車場に9時半過ぎに到着。甲州街道から小綺麗な土産物屋の間を抜けてケーブルカーの清滝駅まで来ると、遠足の団体でごった返していました。
高尾山はまさに新緑が一番美しい季節。昨日の雨が上がり湿度は100%ありそうな感じですが、沢沿いの6号路はひんやりしており半袖が気持ちよい。小さな山なのに、所々で遭遇する巨木に自然度の高さが感じられます。若葉が日差しを受けて輝いています。時々、賑やかな遠足の団体に巻き込まれながら登ってゆきます。最後は沢から離れ、尾根を100mほど一気に上ると1号路に合流し、山頂に到着。平日だというのに凄い人出です。晴れていますが富士山は雲に隠れて見えませんでした。
記念写真を撮って山頂を後にして1号路を下ります。薬王院にお詣りして、巨木に感嘆しながらケーブルの山頂駅へ。駅を過ぎると登山者はぐっと少なくなりました。舗装された道をぐんぐん下れば山麓駅前に到着。
駅前の蕎麦屋で昼食を食べ、満足して帰途に就きました。
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2022年4月17日(日) |
丹沢・鐘ヶ岳~大山 ミツマタを愛でに |
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2022年3月17日(木) |
丹沢三峰トレーニング山行 |
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2022年1月27日(木) |
上河内岳(4) |
下山の朝
雪降る横窪沢小屋 |
1月11日(火)、5時起床。午前0時頃にトイレに出た時は晴れていましたが、明け方から雪となり、起きた時には新雪が10センチほど積もっていました。朝食を食べ、小屋の中で楽々パッキング。快適な小屋を使わせていただいた感謝の気持ちを料金箱に入れて小屋を出ると、なんと雪が止み、雲間から太陽が顔を出していました。今日は風雪の中の下山だと思っていましたが、神様からのご褒美でしょうか?
山小屋を後にして、所々消えかけたトレースを辿ります。やはり下りは速い。しばらくすると、再び雪が降り始めましたが、樹林帯なので問題はありません。途中でスノーシューを回収し、1時間半ほどで横窪沢小屋に到着。雪が降っているので、小屋で休憩できるのが有難いです。雪深い急斜面を横窪峠へ登り返しましたが、ウソッコ沢小屋への急降下では急に雪が少なくなりました。所々で凍結していたり岩に足を取られるので、気を抜くことができません。雪は途中から雨に変わりました。最後の鉄梯子はアイゼンが滑りやすく、緊張しました。ウソッコ沢小屋で休憩し、凍結箇所を慎重に下り、上河内沢沿いに下ってゆきます。途中で立派な角を持った鹿と遭遇しました。ヤレヤレ峠への登り口でようやくアイゼンを外しました。ヤレヤレ峠への登り返しは何度登っても辛いですが、峠では休まずそのまま大吊橋を目指しますす。雨を含んだトラバース道は足元が崩れやすく、一度ヒヤッとしましたが、無事大吊橋に到着。橋を渡った所で休憩し、沼平まで最後のひと頑張り。雨に濡れて冷え切った状態で駐車場に到着しました。
とりあえずエンジンをかけ、暖房を入れた車内で乾いた服に着替えてほっとひと息。暖かい飲み物で体を温めてから帰途に就きました。
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2022年1月25日(火) |
上河内岳(2) |
やっと茶臼小屋に到着
茶臼小屋からの富士山 |
1月9日(日)は1時間寝坊して5時起床。晴天です。夜中は暖かく、朝までマイナス5度でした。大急ぎで朝食を食べてテントを撤収しました。
今日も急登が続きますが、トレースのおかげで順調に標高を稼ぎます。標高1932メートル付近でスノーシューを着けようとしたところ、なんと靴を留める部分のプラスチックが劣化しておりバラバラに分解してしまいました。使えなくなったスノーシューを立木に縛り付け、仕方なくアイゼンで登り続けます。昨日小屋に下りてきたパーティーはこの辺りで引き返しており、トレースは終わってしまいました。一瞬ここで引き返そうかと思いましたが、時間と食料は十分すぎるほどあるので行ける所まで頑張ろうと、気持ちを切り替えました。正月休みのものと思われるトレースの痕跡がかすかに残っているので、なんとか進むことができます。何度も立ち止まって息を整えながら上ってゆくと、樹林の間から茶臼小屋が見えました。雪深いトラバースをラッセルし、昼過ぎにヨレヨレで小屋に到着しました。とりあえず冬期小屋に入って大休止。
さらに進むか思案しましたが、稜線は風が強そうなので今日はここで泊まることにしました。外の階段を除雪し、小屋に入って荷物を解いていると、後から単独の男性がやって来ました。地元静岡から来たとのこと。水を作り、おしるこやお茶で水分補給しているともう1人男性がやって来て、今日の小屋泊は3人となりました。ヤマテンの予報によると、好天は明日までのようです。明日はテントを稜線まで上げるのはやめて、小屋から上河内岳をピストンすることにしました。18時半にシュラフに入り、20時までラジオを聴いていました。
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2022年1月24日(月) |
上河内岳(1) |
アプローチの県道からの上河内岳と井川大橋
横窪峠への厳しい登りで
今回のザックは30㎏ピッタリ |
厳冬の南アルプスの稜線を撮影したくて、上河内岳登山を計画しました。
1月8日(土)、4時半に家を出発。新東名の駿河湾沼津SAで朝食を食べているうちに明るくなってきました。新静岡ICで高速を下り、畑薙第一ダムを目指します。峠越えは所々雪道のドライブとなりました。八木尾又から先も路面が雪で覆われている所が多く、今までで一番雪が多い感じです。沼平の駐車場に9時過ぎに到着。
ゲートを越えて、湖岸の道を歩き始めました。リニア工事のためか、しっかり舗装されています。それでも所々で既に崩落しており、こんなに脆い所に本当にトンネルを掘れるのかと疑問を感じます。最初の尾根を回り込んだ所でもう湖面が終わり、川になってしまいました。渇水期とはいえ、年々ダムが土砂で埋まっているのが分かります。大吊橋を渡って登山道に入ると先行者の足跡があり、ホッとしました。鉄塔まで登り、トラバース気味にヤレヤレ峠へ。峠から上河内沢へ下ると雪道になりました。2019年秋の豪雨で流された橋が新しく架け替えられていました。沢を3回渡り返した所でアイゼンを着け、湧き水が凍結した所を急登し、ウソッコ沢小屋で小休止。ここから横窪峠まで、さらに500メートル近くの急登です。立ち止まらないようゆっくりと歩きますが、それでも汗が噴き出しました。中ノ段のベンチで休憩を入れ、2ピッチで横窪峠。横窪沢小屋への下りは雪が深くなりましたが、トレースに助けられました。
小屋の前には先行者2人がテントを張っていました。私もテントを張り、流れで水を汲み、テントに入ってココアとコーヒーで水分補給。その後、早めの夕食。上から下りてきたパーティーの賑やかな声が小屋から聞こえてきました。夕方になってもあまり冷え込まず、19時の気温がマイナス5度。19時過ぎにシュラフに入りました。
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