噛み癖

   


通常は、だいたい生後2〜3ヶ月ぐらいのときからあま噛み(甘噛み)を始めます。なので、一緒に暮らし始めたらすぐに噛む癖をやめさせるしつけをしなければいけません。でも、叩いたり、大きな音を立てて脅かしたりするしつけをしすぎたときにも、警戒心から噛むようになってしまう場合もあります。
人を噛むということがいけないことと、また噛むという行為は無駄なことだと教えていく必要があります。しかし、噛むからといって叩いたりするのは、余計に犬を興奮させてしまうため、直りにくくなってしまいます。仮に叩いてしつける方法が成功して、飼い主さんに対しては噛まなくなったとしても、力の支配関係を覚えてしまった犬は、力の弱い子供や女性に対しては威嚇するようになってしまう場合もあります。
噛み癖を直すには、子犬のときのほうが直しやすく、成長するにつれて段々直しにくくはなってしまいますが、大きくなってからでも大丈夫です。
直し方としては、噛みついてきたときに、犬の口を下あごから押さえて、目を睨み付けながらきつく叱ります
口を押さえて噛み付くことを出来なくすることで、相手に噛む行為がきかないことを伝えます。しっかり押さえつけて、叱った後でおとなしくなったら、ゆっくり言い聞かせるように褒めます。これを何回か繰り返していくことで噛まなくなっていきます。
子犬の場合は諦めも早く、すぐにおとなしくなりやすいのですが、成犬になってからは十分気をつけないと怪我をさせられる恐れもあります。チワワといっても本気で噛まれたら血が出るくらいですから。
他には、じゃれるように手をかんできたら、のどの奥まで指をつっこんで、手を噛むと苦しいんだと思わせる方法もあります。
それと、手を噛む代わりに、おもちゃを与えて遊ばせる方法もお奨めです。マナの場合は、この方法が一番効果的でした。
相手は犬ですから、いろんな方法を根気よく続けていけば、必ず覚えてくれますので、諦めずに頑張りましょう。