チワワの吠え癖
吠え癖と言っても、ただ意味もなくワンワン吠える犬はいないはずです。犬にもなにか訴えたいことがあるから吠えているんです。よく吠える犬のほとんどは、とっても怖がり屋さんか、すごく警戒心の強い犬です。また、家族の中に自分より上に立つ人がいないと感じていたり、自分が一番偉いと思っていると犬は盛んに吠えたりします。
まずは、犬が何に対して吠えているのか、どんな気持ちで吠えているのかを考えてあげることが必要です。来客に対して怖くて吠えているのか、お腹がすいたからご飯が欲しくてわめいているのか、お散歩に行きたくて、わがままで吠えているのか、じっくり観察します。
犬がワンワン騒ぐときの多くは、警戒心や恐怖心から吠えることが多いようです。上に書いたように、強くて優しくて自分よりも上に立つ飼い主がいると思っている犬はあまり吠えようとはしないようです。強いリーダーに守られていると安心できるからです。
吠えたときに、物を投げたり、大きい音をたてて脅かしてやめさせたり、逆におもちゃやお菓子でほかの事に注意をそらす方法もありますが、やはり吠えることが良くないことと覚えさせないと、周りに誰もいないときなどにまたワンワン吠えてしまうことになりやすくなってしまいます。
教え方のコツとしては、吠えることが良くないと教えるよりも、吠えないことのほうがいいことだと教えることにあります。
具体的な方法としては、吠えてほしくないときに吠えたら、まず犬の口を押さえて、吠えられないようにしてしっかり叱ります。そして、そのままの状態で、今度は落ち着かせるようにゆっくり褒めます。
手を離してまたすぐ吠えるようであれば、同じようにまたすぐ口を押さえて叱ってからゆっくりと褒めます。数回繰り返していると、そのうち鳴き声が、吠えるのを我慢したような声に変わります。こうなってきたら、愛犬は少しずつ吠えたらいけないんだってゆー事が分かりかけているので、すかさず褒めてあげます。
これを何回か繰り返していくことで、吠えたら叱られるけど、吠えないでいると飼い主さんが褒めてくれると理解させていきます。
やはり犬は叱られるよりも、褒められるほうが記憶に残るようなので、基本は褒めながらしつけるようにしましょう。
これまで吠えていた状況なのに、愛犬が吠えないと感じたら、すぐに褒めるようにしてあげましょう。