サヨナラ京急800形
40年間ありがとう

京急800形は令和元年6月14日(金)の営業運転をもって
定期列車の運用を退きました。

その後、同年6月16日(日) 特別貸切列車
「ありがとう800形」の運転が実施されました。



A5版・32頁
オールカラー
本体価格1000円


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内容見本

 

 
京急初の「ローレル賞」を受賞し、40年間走り続けてきた800形がついに引退してしまいました。
800形は1978年12月に営業運転を開始した通勤形電車で、加減速に優れた軽快な車両として3両固定編成で登場。運転台窓の周囲は白、車体側面の窓周りも白というカラーリングは、現在の京急車両の塗り分けの基本ともなる優れたものでしたが、1984年までに白帯の一般カラーに統一。その後、6両固定編成化され全27編成が出揃い、急行や普通列車での活躍を続けてきましたが、2011年からは廃車も始まる中、登場時のオリジナルカラーに戻された823編成のみが残り、その最後となる日まで普通列車の運用に就いていました。しかし、2019.6.16の「ありがとう800形」号の運転を最後に惜しまれつつ、その姿を消していきました。本書では、そうした登場時から引退までの800形の魅力を余すところなく伝えるべく、全27編成の写真と新製年〜廃車年の記載、823編成による全待避駅での普通列車の写真と待避駅マップ、オリジナルカラーに戻された823編成のプロフィールなどにより、800形40年の登場時〜引退までの軌跡をたどりながらお楽しみ頂けます。