知られざる江ノ電踏切の謎
〜わずか10キロに111ヶ所?〜



A5版・オールカラー32頁
写真点数:144点
武相鉄研OB会
本体価格1200円



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内容見本

 

 
人気アニメ「スラムダンク」の舞台にもなったことから、今や日本一有名になったともいえる江ノ電・鎌倉高校前にある海へ向かう踏切。
ここには、連日多くのファンが押し寄せ、今や「聖地」さながらの賑わいぶりをみせています。大好きなアニメのワンシーンと同じ場所に立ってみたい、と思うのは何処も同じようで、台湾人観光客をメインに、海外や日本全国からもこの踏切見たさに人々はやって来ます。しかも電車は撮らず、踏切だけを撮って帰ってしまうという、過去にはなかった新現象をも生み出しています。この日本一有名になった踏切。ここを走り抜ける江ノ電は、道路の上に線路を敷き、人や車と共にゆっくり走る路面電車として、1902年に藤沢〜江ノ島間で開業したのが、その始まりです。鎌倉高校前にも線路が延長されたのは、翌1903年というから、もう100年以上も走っていることになり、その間に線路脇へも住宅が続々と建てられた結果、線路に向けて門がある、玄関がある、階段がある・・・・といったお宅ばかりになってしまいました。線路は、そんなお宅への生活道路でもあったために、僅か10キロに111ヶ所もの踏切が存在することになり、長い歴史の途中で、江ノ電は路面電車から「地方鉄道」へと法律的な立場は変えてみたものの、かつての名残が色濃く残る路線として沿線住民に愛されながら、その生活と共に今ものんびりと走り続けています。
そんな全111ヶ所の江ノ電踏切を、写真と特製オリジナル・マップによりお楽しみ頂けるのが本書です。