今よみがえる昭和30年代の東武鉄道 |
さすがに関東一の営業エリアを誇る東武鉄道だけあって、種々雑多な車輛が活躍していて興味はつきませんでした。中でも2ドアで正面ホロ付貫通形スタイルは比較的初期の頃から確立されていた様でヘッドライトが大型化されて埋込まれる前の姿は、なんとなく国鉄の戦前形モハ43を彷彿させてくれる好ましいスタイルでした。塗装に関してもマルーン以外の歴代通勤型に使用された派手なものよりは、2ドアクロスシート車のマルーンとベージュの塗分けは実にシックで趣きが感じられました。やはりシル・ヘッダー付きで、釣り掛けサウンドを轟かせて疾走する車輛には明度や彩度の派手なものよりもアンダートーンの方が、重厚感があって好感が持てます。 新座市/Y・Tさんより |
「東武日光軌道線の時代」「東武鉄道に舶来SLが走っていた時代」「昭和30年代の東武鉄道」を購入し、本を拝読して大変満足しました! 私は、昭和47年生まれの為、東武の蒸気機関車や日光軌道線を知りません。 鉄道ピクトリアルで東武特集を見て色々と知りましたが、この3冊は見たことのない写真ばかりで勉強になりました。 私は、わずかに東上線の荷電の記憶があるだけで、東武型旧型電車の動く姿を知りません。川越工場の片隅に古い車体が倉庫になっていたり、森林公園研修区の片隅にクエ7002の車体が倉庫になっていたのを覚えています。 これらは写真に収めましたが、実家の改装の際に自分でも悔しい思いでしたが、泣く泣く処分してしまい、今は正直後悔しています。 プチ写真表紙の「残しておきたい情景がある」。この言葉に記録することがいかに大事か実感しました。私も記録を大事にしたいと思います。ありがとうございました。 志木市/M・Hさんより |