玉川高島屋で写真展が開かれていた。タイトルは”親子”。
”みなみらんぼう”と娘、”坂上二郎”と娘、”立川談志”と息子、”宮川大助”と娘、etc.
有名人の親子の写真がたくさん陳列されていた。一般の人もあり親子そろって”すし屋”、親子で”消防士”、
ロックのミュージシャンの息子に普通のお母さん、親子だな~~似ているな~~~と思える人、
まったく顔が似ていない人、いろいろあるけどその人自身の歴史を感じることができる。
一番私の心を捕らえたのは・・・刺青師の両親の後ろ姿とその娘。
お父さんもお母さんも裸体に全身が彫り物をほどこして見るからにスゴイ・・・
しかしギョッとして心に残ったのではない。
小学生ぐらいの女の子がなんともうれしそうな笑顔をして両親の腕をつかんでいたこと。
こんな親だから。あんな親だったら・・・なんて文句を言う子が多いのに
「私の両親は最高よ!さぁ自慢の身体を皆見て、うらやましいでしょ?」と
まるでその女の子が語りかけているようだった。
親子とは、世の中の人がどのように思おうと
親達が、「ああ、この子は最高。自分達の所に生まれてきてくれてよかった」
そして子供達が、「ああ、どんな親より自分の親は最高だ。この家族の中で育ってよかった」と思えれば
本当に、なにうよりもうれしいことなのだろう。 |
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