ウビン島 Pulau Ubin  

 シンガポール本島が一番大きい島であり、二番目がこのウビン島です。本島の南西n位置し、全長8km、幅1.5kmあります。海抜75mの大きな大理石の島です。自然がまだたくさん残っているので、シンガポール政府が自然保護区に指定しています。

保護地区のため動植物は公園管理者の許可なしに持ち帰ることは出来ません。

島は東と西の端が高く、中央部が低地で、エビや魚の養殖場があります。前世紀中頃から、移住者や多くの家内工業者達によって大理石の採鉱が行われていました。約200人の居住者は、田畑の仕事や週末の案内をすることで生計を立てています。

使用されなくなっている石切り場、特に爆破が行われている所にはぜったいに侵入しないでください。

もうシンガポール本島では、見る事ができないような自然豊かな島なのでシンガポールの本島に住む人達も自然に親しむためまたは、、昔を懐かしむために休日となれば多くの人が島にやってきます。本島ではもう見られなくなったような珍しい鳥も数多く見られます。(早朝と夕方)
持ち物:蚊が多い所なので長袖、長ズボンの着用をおすすめします。もちろん蚊の予防スプレーや
蚊にかまれた時につける薬を持参された方がいいでしょう。泳ぎたい方は、水着も忘れずに。

チャンギ空港から行けば程近い所にあるチャンギビレッジ近くの船着場(Changi Point Jetty)から小さい小船に乗って(約10分)で行く島です。すぐ近くの島なので対岸からよく見えます。ああ〜〜自然のたくさんまだ残った島だな〜〜〜と感心しますよ。

他の行き方:Bedok又はTanah Merah MRT駅からSBS No.2
Tampines インターチェンジからSBS No.29、Simei MRT駅からNo.9のそれぞれのバスに乗ってChangi Bus ターミナルに行きます。

小船(Bumboats) :ひとり片道1.5ドルです。出発時間は決まっておらず、定員になれば出発します。
運航時間は毎日午前6時から午後11時迄です。ただし深夜になると乗客が少なくなるので運航されないこともあり、夜遅くまで残るなら要注意です。私は、シンガポール日本人学校のチャンギ校PTAの教養文化部で募集した<ウビン島散策>に参加しました。1998年6月22日(月)のことでした。日本人会の自然友の会の方々がボランティアに来て頂いて説明をしていただきました。
船着場から出る船は人が集らないと出発しないそうですが私の場合は団体だったので多くの人がいたので何台にも分けれ島へ上陸しました。

最初に歓迎してくれるのが、船付き場にたくさんいる右手のハサミだけ大きいカニです。

レンタルサクリングのお店があるので借りて島内をめぐるか徒歩でゆっくりと歩いてください。私達は、自然友の会の方のガイドにあわせて小グループに分かれ徒歩で島を巡ぐりました。

船着場の近くにVisiter Center があるのでウビン島の地図などをそこで入手できます。


庭の小屋に飼われていた
フルーツバット
(フルーツを食べる
コウモリです)


驚いたのは、普通の家の庭を外からちょっとだけのぞかせてもらってのガイド。
日本でも庭に柿の木などの果樹を植えているのと同じ感覚で南国のフルーツ(パパイア、ランブータン、スターフルーツ)が庭に植わっているのです。
パパイアに雄木と雌木があるのを
知った。

もちろん食べるパパイアは、
雌木にできる。
まだまだ青いランブータン

なんか青いと栗みたい。

食べ頃:7月から8月
ランプータンとはマレー語で
毛が多い人という意味だそうです。





これは、私がお皿にタンブータンを
描いたもの。

いろんなお皿が見たければご覧ください。



  Star fruitsが木になっているのを見ると
なんだか不思議です。
いままでくだもの屋さんでしか見た事がなかったので
木になっているのを見るとへ〜〜ぇと感心してしまいます。

スターフルーツの花は、ピンク色をしているそうです。

私が見たときはちょうど緑色の実ができているところでした。

食べ頃:通年が旬。
♪名も知らぬ〜〜♪遠き島より♪流れ〜〜〜♪

ココヤシも旅をするんですよね〜〜。

ヤシの実から芽が出てやがて葉が・・・
この写真ではちょっとわかりにくいかも知れませんがヤシの実は
硬いので発芽しやすいように3つの場所が薄くなっているのです。
発芽する場所が決まっているのです。
植えて6年目にしてやっと実がなります。10年目ぐらいが一番実がなり
100個もの実がなります。


私が言うココヤシとは、ココナッツパームの事なんですが
このココナッツは、実がサルの顔に似ているので、ポルトガル語のquo quo (サルの顔という意味)からきているそうです。1本まるまる利用できるすぐれものだそうです。
例にあげると実から取れるオイルはマーガリンや石鹸に、乾燥ココナッツはクッキーなどのお菓子に、殻を焼いたヤシ殻は活性炭、(冷蔵庫などに入れる匂い取りに入っているもの)、葉は箒に、葉の軸はサテーのくしになっています。
ドリアンの林>


高い木のドリアン。
ドリアンの林がありました。これは農業というのでしょうか?
売り物ですが、収穫はいたって素朴。ドリアンの落ちてくるのをひたすら近くにいて
見守るだけです。決して小さいとは思われないドリアンの実ですが
ものすごい背の高い木の上の方に実ができます。
食べ頃:6月から8月。

ドリアンを食べる
うちのダンナです。
マングローブの林>

マングローブの種
海水が入っているような湿地帯にマングローブの林ができています。
種は、沼地に突き刺すように下を向いています。
潮の満ち干きで種が流されないようにしっかりと土の中に
もぐる工夫だそうです。
自然の力は偉大ですね。
どんな所でもたくましさを感じます。
ゴムの木の林>Para Rubber Tree
原産地はブラジルで、イギリス人によって1877年にシンガポール植物園に植えられたのが
始まりです。ウビン島にはこのゴムの木の林が残っています。
ゴムは樹皮に傷をつけることによってゴムの汁を取る方法で採取されています。
このゴムの木の実は、熟すとパーンと大きな音をたてて破裂し種がはじけ飛び出す特徴があります。

他にもアボガドの木やカカオの木、オイルパーム、フィシュテールヤシ、
タピオカ、ジャイアントタロなど数多くの植物の説明をガイドさんから聞きました。

シンガポール日本人会 自然友の会の方々にはたいへんお世話になりました。
いろんな植物のことについて、とっても詳しく教えて頂きありがとうございました。

最後に注意を:おおらかな島だからか、
多くの首輪もしていない大型犬をたくさん見かけました。
悪さはしないと思いますが、それでもこちらからわざと近づくことはお薦めしません。


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