NUS(エヌ・ユー・エス)

NUS 投稿者:をぼさん 投稿日:10/11(木) 01:28
National University of Singaporeの略。
シンガポール随一の、国立総合大学。

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NUS 投稿者:をぼさん 投稿日:10/11(木) 01:28

卒業生は優秀で、シンガポールの頭脳となることを期待されているらしいが、英語が公用語のお国柄、優秀な学生は、欧米企業に引き抜かれてしまって、なかなか国内に定着しないのが、政府の悩みのタネらしい。
卒業生を定着させるために、独特の奨学金制度(卒業後は最低2〜3年国内にとどまって働かねばならない。)をもっている。
私の勤務先でも、一度、NUS卒業生を採用したが、個人の能力としては高いが、協調性に問題があり、3ヶ月で退職してしまった。
日系企業では使いにくかったというのが、ホンネ。もちろん、いろんなタイプの学生がいるはずだから、ひとりだけ見て、偏見持っちゃ、いけませんよね。


ボランティア たんぽぽ - 10/11(木) 02:33 - PC 

NUSの日本語学科では毎年1回か2回、日本人ボランティアを募って学生と話を日本語でしてもらうようにしている。私は数度やったことがあるが、疑問なのは高校生の時に日本語を選択した人は大学で日本語学科へ入れない制度になっていること。(ただし今は変わっているかもしれないけど)高校生で日本語に興味を持ってくれた人が、もっと日本語を大学で学びたいという意欲がでてきた場合は、どうするのだろうか?この疑問を学生にぶつけても「自分は高校で選択していなかったからわからない」というものだった。こんなことなら日本語学科の日本人の先生に答えを聞いておくのだった。日本語学科の先生が全員日本人かというとそうでもなく中国本土から先生が来る場合もある。そういう先生の寮がシンガポール日本人小学校クレメンティ校の隣にある。


NUS工学部の研究(個人的な雑感) 陰陽師 - 10/13(土) 16:09 - PC

ちなみにNUSの工学部における、研究を支えてるのは外国人留学生および外国人研究者である。といのも、NUSではシンガポール人の大学院生は稀であり、大学院生のマジョリティを占めるのは中国人、インド人、その他アセアン諸国の学生であるように見受けられる。シンガポリアンの学生は学部を終了すると、そのほとんどが就職してしまうのである。通常、工学部では、4回生時に卒業研究を行わねばならない。しかし日本の工学系の大学とは異なり、研究室に配属されるというものではなく、1つ1つのテーマをこなすのみであり、先輩の院生および教授から、研究能力を厳しく鍛えられるという光景は、見受けられないように思う。さらに、卒業研究以外に、4つほど授業を取らなければならないので、どうしても、研究に割く時間は限られているであろう。従って、研究という点に関していえば、全く鍛えられていない状態で卒業する訳であり、工学的なセンスが身についているのか少し疑問である。もちろん、個人的には、NUSの学部生のポテンシャルは高いように思うが、少々、もったいない気がするのである。せっかくの素材も鍛えなければ何もならない。シンガポール政府は、シンガポリアンの研究者を増やす努力をすべきである。


陰陽師 さん、はじめまして たんぽぽ - 10/14(日) 12:05 - PC 

陰陽師さん、貴重なご意見ありがとうございました。シンガポール人の大学院生は、そんなに少ないんですね。
>シンガポール政府は、シンガポリアンの研究者を増やす努力をすべきである。
どういう努力をすればいいと思われますか?
シンガポール政府がお金を出して来てもらった留学生も大学を出たらシンガポールで働くということを条件にしているというようなウワサを聞きましたが、その条件は大金を出すことによって働かなくても自国へ(または他国へ)行ってしまうというような話も聞きましたがほんとうのところは、知らないのでもしご存知なら教えていただけませんでしょうか?よろしくお願い致します。


Re: 陰陽師 さん、はじめまして  陰陽師 - 10/14(日) 15:56 - PC

>シンガポール政府がお金を出して来てもらった留学生も大学を出たらシンガポー>ルで働くということを条件にしているというようなウワサを聞きましたが

その制度は、学部の留学生に当てはまるようです。大学院の留学生には、そのような条件はついてません。小生もNUSの大学院の奨学金を取りましたが、そのような契約事項はありませんでした。この差に関しては、個人的にはこのように受け止めてます。大学院生の場合は、学部生とは異なり、学会において研究発表を、もしくは学術誌に論文を投稿することが、よくあります。この場合、これらの活動はNUSの名において行われる訳で、シンガポールにおける研究活動を世界にアピールすることに貢献していると考えられます。従って、大学院生の奨学金の場合は、学部生とは異なる制度となっていると思う次第です。

>どういう努力をすればいいと思われますか?
小生の学科の大学院生は、7〜8割方が中国、インド、アセアン諸国の外国人です。(ちなみに小生の研究室の院生12人の内、シンガポリアンは2人しかいません。)しかし、彼らの、研究意欲も含めた研究能力が高いのかといえば、どうでしょう。小生は、NUSがどのような基準で彼らを採用しているのかは、甚だ疑問に感じます。昨日の投稿に述べましたように、シンガポリアンの学部生のポテンシャルは周辺諸国から来た留学生よりは高いように見受けられます。私が学長ならば、ポテンシャルの低い学生を海外から取るのを抑え、そのお金をシンガポリアンの奨学金に回します。すなわち、大学院における、シンガポリアンと外国人留学生の奨学金に差をつけます。学部卒の平均的な初任給レベルまで。

大学院生を増やさない限り、シンガポリアンの研究者は増えないでしょう。企業、NUS、NUHも含めた政府研究機関は、基本的に修士卒を研究者として採用しますから。それは、個人差はもちろんありますが、まがりなりにも研究経験を2年経ているという理由からだと思います。


中華系とかマレー系とか たんぽぽ - 10/14(日) 18:14 - PC

>シンガポリアンと外国人留学生の奨学金に差をつけます。
学校の入試に関してシンガポールではマレーシア系の生徒を優先枠をもうけて入学させていますが、大学院もそういう点数の差を付けて入学しているのでしょうか?
>大学院生を増やさない限り、シンガポリアンの研究者は増えないでしょう。
大学のことと同じレベルで考えたら”おしかり”を受けるかもしれませんが、オリンピック選手もまたしかり、野球がオリンピック競技になったので他の競技にはもうメダルの可能性が低いと思ったのか、シンガポールでは、小学生から野球の国際チームを作って育成に励んでいます。(自国の子供達だけではゲームの仕方などもよくわからないので、日本人の子供達も参加しています。)
大学院生を増やさない限り・・・野球をする人口を増やさない限り・・・
シンガポールは躍進しつづける国であってほしいものですね。


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