ハリ・ラヤ・ハジ (Hari RayaHaji )

イスラム教には、「イード」と呼ばれるハリ・ラヤ・プアサとハリ・ラヤ・ハジの二大祭りがあります。マホメットの在世の頃メッカの人達がお祭り騒ぎに浮かれることgは多かったのでマホメットはイスラム教徒に年に2回の祭事だけを許したと言います。
ハリヤラ・ハジとは「巡礼の祝祭日・犠牲祭」という意味でDhual Hijiahと呼ばれるイスラム暦の12月10日に行われ、(ハリラヤ・プアサから二ヶ月余り後)イスラム教徒にとって大切な行事である。
 イスラム教には5行の戒律があり
   1.アッラーをおいて、神はなし、マホメットはアッラーの便宜なり
   2.メッカに向かい1日5回祈る事
   3.ラマダンの月の日中は断食する事
   4.貧しい人達や布教に従事している人達に献金する事
   5.一生に一度はメッカに巡礼せよ
このハリ・ラヤ・ハジの時期に、5暦目が行われ、白装束の善男善女達が永年の貯金をはたいて。世界各地より聖地であるサウジアラビアのメッカへ巡礼の旅に20日から35日間かけて出かけ過酷な灼熱の太陽の下で神と預言者を唱えながら左回りに7回カバー神殿を旋回したり丘まで7回行ったり来たりする等厳しい苦行の後、男性は「ハジ」と呼ばれ白い帽子をかぶる事が許され女性も「ハジャ」と呼ばれ皆から尊敬されるようになる。この巡礼は民族や身分、風土、習慣を異なる世界中の人達がメッカに集まって共同生活をする事でイスラムの宗教共同体意識を絶えず、強化する所にその隠れた目的があると言われている。
 巡礼の旅に当地シンガポールでは毎年人口の0.1%にあたる3,000人に許可証がサウジアラビアから与えられるそうですが、初めての人と55才以上の人が優先とかで多少多めに発行されるようです。
 巡礼に行かない人達は、この日夜明け前に起きて、体を清め新調の服を身につけ、メッカの方向に向かってお祈りをする。そして家族の墓参りに出かけるようです。この日はアッラーの神に羊(山羊、牛、ラクダ等)をいけにえとして捧げられ皆で分配され、1/3づつ贈り物うあ施しとするのが特徴です。

  ”アッサラーム・アレイクム・ワ・ラハマット・ラーセ” (神の平安と恩恵があなたたちにあるように)


たんぽぽ談:
シンガポール日本人学校クレメンティ校の近くにイスラム教の寺院があり、毎年 羊のいけにえの行事が見れる・・・と聞いてはいたのですが、見に行く勇気がなかったので行ったことはありません。

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