ディパバリー (DEEPAVALI )

ディパバリーとは、「光の列」という意味のサンスクリット語で、ヒンデゥー教徒が最も盛大に祝う行事のひとつである。毎年時期が変わるがだいたい10月から11月ぐらいに行う。多様性に富むインドでは、ディパバリーの祝い方も出身地によって異なり、北部インド出身の人達は、「光の祭り」であると同時に、自分達の新年の始まりとして盛大に祝う。
 ディパバリーが近づくと、インド系の家庭は、大掃除をする。そして友人、親類にグリーティングカードを送りあい、ご馳走の準備をする。ディパバリーの期間は、祖先が地上に戻ってくると信じられており、占い師が決めた特別の日には、故人の写真の前に、生前好きだった好物を供えて、祈りを捧げ、祖先が元の世界に帰る道しるべとして、小さなオイルランプを並べる。ディパバリーの前日には、ラクシュミー(富と幸運の女神)を迎え入れるために家の窓やドアを開き、明かりやローソクを一晩中灯す。当日は、早朝に身体を油で清め、新しい服に着替えて、インド寺院にお参りに行き、帰ってきてから、朝食をとり、その後友人や親類の家を訪問しあい、ディパバリーを祝いあう。

シンガポールでは、ディパバリーの期間、セラグーン通りがライトアップできれいに飾られ、多くの買い物客で二義合う。

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