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ウクレレ製作記

 物を作ることは楽しいことです。
 家にあった素麺の木箱で何か作れないかなと思ったのが切っ掛け。私が中学生の時に作ったウクレレを母は40年間以上取っておいてくれました。市販のウクレレ製作KITでなく、自分で材料を選んで、なるべくお金を掛けずに作ってみようと言う事なのです。ウクレレに関する知識は全くと言って良いほどありません。音楽が得意と言うこともなし。でも、何だかんだダメな理由を言っていないで、分からなくても、とにかくやってみる事です。
 普段は仕事がありますから、休みの日の気の向いた時に、2年もあれば出来るだろうとの設定です。もしうまくいったら、ウクレレの次はギター、琵琶へと進んで行けたらと思っています。

(1) 私が中学生の時に作ったウクレレ

         

(2) 情報収集

 インターネットで「ウクレレ製作」をキーにして作り方を調べました。プロ・アマ問わず、色々な方々のウエブ・サイトが参考になりました。ありがとうございます。

(3) 使ったお金         (2003.12.14 現在)

*糸鋸の刃                   ¥480
*ベニア板(300X910)           ¥160
*木の丸棒(φ6)                 ¥70
*真鍮の丸棒(φ1.2X400)          ¥250
*木の丸棒(φ8)               ¥120
*リーマ                    ¥650
*ベビーアングルグラインダー             ¥2980
*弦                      ¥540
*ニスのスプレー缶               ¥900

(4)今までに使った道具

糸鋸、のこぎり、やすり各種、ハタ金、のみ、金槌、ベビーアングルグラインダー、電気ドリル、リーマー、キリ

(5)ウクレレ製作記

面板の作成

そうめんの木箱を使ってウクレレを作るのだと言った手前、本当は後悔しているんだ。そうめんの箱はバルサという材料で弱すぎる。それと厚さが6mmあって、3mmまで削ろうと思ってかんなで削ってもうまく削れない。まあ、今回は試作品と言うことにして、一応最後まで作り終える積もり。今日は胴体の面板作りまで。





   だんだん、形になってきたでしょう

 そうめんの箱の板は厚さ6mmあるので、昨日までに面板の外周部幅10mmくらいを残して、彫刻刀で削って薄くしたよ。そうめんの箱で作ると言った手前、余計な作業が生じる。大雑把な板厚で3mm位な厚さになるまで削った。今度作る時は、必ずベニア板にて

 側面板を取り付けるためのガイドを付けた。木の丸棒を10mm位の長さに80個ほど切って面板の外周部にボンドで貼り付け、表裏の板を繋げたところで固定。固まるまでこのまま放置。


   胴体の糊付け

 胴体の曲線部分の製作に取り掛かっております。ウクレレもギターも女性のBODYの曲線を思い浮かべてしまうのは根がスケベなせいでしょうか。インターネットでの事前調査ではアイロンで板を熱して少しずつ曲げて行くように書いてありました。早速、小型のアイロンを持ち出して実行。なるほどゆっくりやっていくと段々と曲がって行く。しかし、女性のウエストから腰に向かってのふくらみに掛かる所で、ベニア板が折れてしまう。再度挑戦すれども全く同じ
 仕方なしに、ベニア板の内側に3mm刻み位でスリットを彫刻刀とナイフで入れ曲げ易くした。するとアイロンを使わなくとも、何と言うことなく丸棒のガイドに沿って曲がるではないか。
 糊は最初だけソニーボンドを使用。乾きが早くて扱いつらい。途中から木工用ボンドに変更した。ハタ金(固定具)の数が少ないから少しずつ糊付けしていった。
 糊が乾けば、後は仕上げだけでウクレレのBODYはほぼ完成

  棹の部分着手

 前々から、棹の部分はどうやって作ろうか頭を悩ませていた。東急ハンズに行っても手ごろなサイズの材料を売っていなかった。なるべくお金をかけないのがモットウだから、会社で材料屋が納品してくる際に、材料を載せてくる木製パレットを壊して、棹の部分にすることにして、手ごろなサイズに切って来た。
 それにしても、我が家にはジグソーもない。これをのこぎり、ナイフ、やすりと彫刻刀だけで作るのだから並大抵のことではない。竹やりで米英に向かうのと一緒だから2年はオーバーとしても相当日数が掛かりそう。
 「皇国の興廃この一戦にあり、各員一層、奮励努力せよ」という雰囲気だね。

   ムダなこと

 商品の価格は顧客が決める事であります。メーカーがこれを作るのにはどれだけの手間と時間が掛かるといくら訴えた所で、お客が買わなければ会社は成り立ちません。詰まる所は、販売価格は顧客が決定する事になります。会社は市場価格に合わせて、他社の製品に比べて当社の製品はこれだけ優れていると宣伝し、販売していかないと競争社会で勝ち残ることは出来ません。
 一方で販売価格がいくらだから、この商品は何時間で作らなければならない。その為には製造工程を工夫してこういう工法で物作りをしますと言うのが競争原理の環境下における製造業の生き残りの道です。

 あにはからんや、我が愛すべきウクレレのネックとヘッドは画像に示すような角材から、のこぎり、金槌、ノミ、彫刻刀、糸鋸、やすりだけで、ここまで形作ったものです。夜11時頃まで、ほとんど毎晩、やすりかけをやっていました。棹の部分を作るのに際して、ジグソーなどの電動工具は一切使っていません。何たる気が長いことか。こういう道具を使えば早いと分かっていながら、ウクレレの手作り作業は製造業でいつも競争に曝されている私のささやかなレジスタンスなのです。
 このコーナーをご覧になっている皆さんも、普段の生活の中にこう言ったバカバカしいほどのムダな部分を持っていないとならないと私は思うのです。いつも緊張ばかりでは身が持ちません。みなさん、それぞれ対象は違うと思いますが、心の安らぎ(これはイライラか)は絶対必要です。

 次の作業はフィンガーボード(指板)とチューニングナット(糸巻き)の加工です。板の方は考えがまとまっていて、作れば良いだけ。糸巻きの方はチューニングに際して弦に掛けるテンションを変化させなければならないし、音の高さが決まった時点でその状態を保持しなければならない。保持の仕方をどうすれば良いかの考えが全く決まっていない。
 初代のウクレレはテーパーのついた軸と穴の木材同士の摩擦力で弦の張力を保持しているのだけれど、もうちょっと垢抜けした方法にしたくて迷っております。

  指板(フィンガーボード)

 これからの作業は、ボディ、ネック、ヘッドと違って目立たない小物部品製作となります。まずは指板の製作に掛かりました。ネットで調べると自作ウクレレの場合、指板には黒檀と言う材料を使っていらっしゃる方が多い。行き付けの金物屋に行った。行く前から予想していましたが、街の金物屋で黒檀を売っているはずもない。仕方なく2.5mm厚のベニア板を使うことにしました。糸鋸で形に切って、やすりを掛けて、外形を整え、フレット(指板上で横に線が入っているでしょ)には、初めから真鍮の丸棒を使おうと思っていました。買っておいたφ1.2の丸棒を固定するための溝を彫刻刀で彫りました。
 真鍮の丸棒は指板の幅に合わせてはさみで切断し、危なくない様に端面をやすりで丸く仕上げる。画像では指板の上に真鍮の丸棒が載せてあるけれども、まだ固定はしていません。指板の塗装が終わってから接着する積もりです。
 濃く見える線が真鍮の丸棒(φ1.2)です。今はまだ金色に光っています。慌て者は金と見間違えるかもしれない。指板を濃い目の色に塗ってから接着します。
 ウクレレは2年がかりで作ると言ったけれど、この分では、案外早くできるかもしれません。
 ある落語家さんのエッセイ集を読んでいましたら、奥さんの誕生日に子供と結託して、子供が奥さんを別の部屋に連れて行っている間に、予め頼んでおいた友人の演奏家を裏口から引き入れ、奥さんがダイニングキッチンに戻って来たところで弦楽四重奏の「HAPPY BIRTHDAY」の演奏をプレゼント、その後は弦楽四重奏を聴きながら、家で食事をした事が書いてありました。奥さん大変喜んだそうです。
 私、女性は精神的なものよりも物質的な物を欲しがるものだとばかり思っておりました。「ようし、僕も」と思えど、僕は芸能人でもないし、演奏家の友達もいない。
 「ウクレレだって、立派な弦楽器だ」
 完成後、練習をして弦楽単奏で「HAPPY BIRTHDAY」をプレゼントしようかなと言う気になっております。

  遅々として進まず

 ヘッドとネックの部分の仕上げ作業をしています。先日作った指板を乗せてみたら、まだまだ大分削らなければならない事が判りました。やすりでギコギコ削っても中々進みません。決して飽きて放り出した訳ではありません。折角作るのですから納得したところでやりたい。本当はネックとボディを早く接合したくてウズウズしているのです。ただ、一旦接合してしまうと仕上げが出来なくなってしまう。ここは我慢我慢。
 とうとう我慢できなくなって、ホームセンターにベビーアングルグラインダー(通称サンダー)を買いに行ってしまった。どうせ穴を明ける時は電気ドリルを使うんだから、電動工具全くなしと言う訳には行かないことに気が付いて買ってしまった。プロ様の物は最低でも¥10,000から¥20,000弱と言うところだが、僕らが遊びで使うにはちょっと痛い。見回すと¥2,980とバカ安の物が置いてある。早速GET。帰ってくるなり、ネックの部分をもうちょっと細く削り直し。

  穴あけ

 4本の弦の購入は仕方がないとして、なるべく手作りにしようと思っている所に変わりはありません。インターネット上の他の方のウクレレ手作りサイトを読み返してみても、糸巻き部分は金属の購入品を使っているものが多い。色々考えた挙句、糸巻きもやはり手作り木製にすることに決めた。

手作りするには、弦の張力に対抗して糸巻きが回転して弦が緩んでしまわないように工夫する必要があります。それには糸巻きとヘッドに明けられた穴との間の摩擦力を大きくして弦の張力に対抗するしかない。ヘッドに明けられた穴をテーパーに削り、そこに挿入する糸巻きとの嵌め合いを精密に作ることに尽きる。ヘッドに明ける穴の下穴を明けた。テーパー穴用の下穴は電気ドリルで明ける予定です。相手が電気ドリルではほんの数秒で穴が明いてしまう。だが、いきなり電気ドリルで穴を明けて、ちぐはぐな位置に穴が明いてしまうと見栄えが悪い。電気ドリルで明ける前に予め手動のキリで下穴を明けて筋道を付けて置く。その後は電気ドリル、次は丸やすりを使って3段階でテーパー穴を仕上げる積もりです。
 焼け火箸でテーパー穴にすることも考えました。これも一瞬で加工が終わってしまう。失敗して斜めに穴あけしてしまう危険をはらむので止めた。
 ヘッドとボディは接着剤で固定する予定です。ヘッドとボディが真っ直ぐな状態で、接着剤が固まるまで、ずっと手で押さえている訳にも行きません。接着剤が固まるまで保持しておくための木ネジ用の穴も明けておいた。この穴はいずれヘッドとボディが固着された暁には、木で栓をしてしまう積もりです。栓に使う木の丸棒とヘッドの付け根の木目が当然違いますから、よく見れば判るものの、ちょっと見ただけでは判らないようにするつもりです。
 お蔭様で、木工用の手動のキリで慎重に穴あけしましたから、ちょうど良い具合に下穴を明けることが出来ました。掌に豆の前兆のようなものが出来、ヒリヒリして痛いけれど、手持ちの工具の範囲で作業の方法や手順を考えるのは、頭は使うし、楽しいことこの上ありません。今の所、地味な作業ばかりで画像はなし。

 小物部品作り

 ヘッドのテーパー穴加工とネックの根元とボディを固定する木ネジ用の穴加工をやった。まあ、まあの出来栄え。
 ヘッドの雌テーパー穴に合わせて、糸巻きの雄テーパー加工を始めた。と言っても特別の道具がある訳でなし。木のφ8の丸棒先端を雌のテーパー穴に合わせて只ひたすらヤスリで削って行くだけの地道な作業。1本出来たところで飽きてしまい、一時休止。菊池寛の「恩讐の彼方」にて、九州の青の同門をタガネとハンマーで掘ったお坊さんの作業に比べれば何と言うことはないんだけれど。
 塗装をする前に施す、彫刻のデザインはどうしようかなど、頭の中で描く想像はどんどん勝手に進んで行くのだけれど、手作業は全く遅々として進まず。


  糸巻きも、仕上げも出来ていないのに

糸巻きも、個々の部品の仕上げも出来ていないのに、早く形にしたいとネックとボディを接着してしまいました。もうちょっと落ち着いてやれば良いのになと思うのですが、中々それが出来ないのです。このおっちょこちょいの性格のため、今まで何度も何度も曲がる道を間違えて、苦い目を見たことでしょうか。
 まあ、とにもかくにもウクレレの形だけは出来たことをご報告しておきます。







  糸巻き作りと着色

 デジカメの操作がまずいんだろうと思いますが、画像左下に見える4つが糸巻きです。φ8の丸棒をヘッドの雌テーパー穴に合わせてテーパーに削ってあります。先端に弦を挿入できるように細い穴を明けてあります。弦を巻く先端とは反対側に丸く見えるのはチューニングする時に、回すハンドルの役目をします。φ20の丸棒を短く切り、穴を明けφ8の丸棒のもう一方の端を削って入れ込み接着剤で固定してあります。
 真っ黒でよく分かりませんが、画像右下の四角のものは名前は知りませんがボディ側で弦を固定する部品です。
 画像の上の方、大きいのが指板です。まだφ1.2の真鍮の丸棒は接着していません。本体に取り付けるこれらの3種類の部品は有り合わせの茶色の塗料で着色しました。
 塗料が乾いていたら本体に取り付けて、仮に音だけ出してみたいなと思っています。ボディの仕上げも終わっていないのに、全くせっかちだなと思います。ヘッド部分に彫刻もしなければならないのでボディの塗装はまだ先というところか。

  いよいよ弦を張れば

 塗料を塗った部品は何とか早く乾かそうとコタツの中に入れたり、天気が良いので午前中、日向に置いてたら乾いてしまった。
 指板上に予め彫っておいた溝にφ1.2の真鍮の丸棒を1本ずつ丁寧に糊付け。茶色の上にさん然と輝く金色がとても目立つ。
 本当は本体を塗装してから部品を取り付ける積もりでしたが、ここまで来ると待ち切れなくて部品は接着剤で付けてしまった。
 指板の接着剤はまだ乾いていない。画像で指板の部分は輪ゴムで2箇所押さえ付けてあります。これで接着剤が乾いて弦を張れば一応は音が出るはず。
 いくらせっかちでも、弦の張力が掛かる所だから、接着剤が乾くのを待つほかない。後の作業は彫刻と全体の塗装ぐらいかな。「あっ、そうそう弦を買って来なければ・・・」

  当たり前のことだけれど

 まだ弦は買って来ていないけれど、中学生の時に作った1号機の第3弦を外して、付けてみた。右利きの人がウクレレを持った時に下から3番目が第3弦です。第3弦を開放にして「ド」の音に合わせます。
「鳴った。鳴った」
 当たり前の話ですが、澄んだ音が出ました。
「へへへ、やったね」
 濁った音でなく、ちゃんと音が出ます。これで一安心。

  弦を買いました

 川崎駅近くの楽器屋さんで弦を買いました。¥540也。ついでにウクレレとギターの見学もした。小さな店のため、ウクレレは5つしか置いてありません。¥5000から¥13000まで。
 ボディの形は僕の物の方がずっと良いように思う。当たり前の話で、自分の好きな形で作ったのだから。それはそうだ。ただ、仕上げに関しては僕がどんなに逆立ちをしても適わない。木目も綺麗に出来ていて、塗装もしっかりしている。僕のもこれから塗装の段階になるのですが、いくら頑張ったって、こんなに綺麗に仕上がりそうもない。楽器屋さんに来て気が付いたのですが、ずうずうしくもこんなウクレレ製作記を書いていますが、今日初めて売っているウクレレを見ました。勉強不足ですね。
 一番安いのが¥5000です。これから全体を塗装するクリアーのスプレーを買わなければ成りません。使った金額から工具代は差し引かせて頂くとして、僕の作ったウクレレも、自分で作ったから安上がりで出来たと言う訳には行かないね。

  塗装

 ヘッドのところに「K」と言うイニシャルを彫り込んで、茶色の塗料を流し込んだ。「K」の周りに白いペイントで縁取りをして文字が浮き上がるようにした。
 行き付けの金物屋にニスのスプレー缶を買いに行き、早速 1回目の塗装をした。うまく塗ろうとすると、どうしても厚塗りになってしまい、塗装が流れてしまう。
 ボディの裏側は明らかな「塗装流れ」になってしまったが、2回目を塗る前にサンディングをやれば何とかなると思う。それにしても塗装は難しい。風がないから物干し竿に吊るして陰干し。3回塗りをしようと思っている。

  塗装は本当に難しい

 1回目の塗装をしたところをサンディング(2回目の塗料の密着を良くする為に、1回目に塗った所に細かいサンドペーパーを掛けて素地を荒らすこと)しておきました。2回目の塗装をしましたが塗装は本当に難しい。うまく仕上げようとどうしても厚塗りしてしまうからなんです。欲が出てしまう。それがいけない。結局のところ、厚く塗り過ぎてしまって、塗装流れが出てしまうのです。
 株をやる人の言葉に「まだはもう、もうはまだ」と言う言葉があるそうです。まだまだ株価が上がると思っているところが頂上で、もう上がらないと思っているとまだ上がる。これほど株の売買は難しいと言うことなのでしょう。
 私のウクレレの塗装でも、まだ流れないだろうと、スプレーでもう一吹きすると、その1回が仇になって流れを起こしてしまう。始めから3回以上塗る積もりで少しずつ塗るつもりがちっとも出来ずにいる。本当に塗装は難しいものです。
 とは言え、ウクレレは段々飴色になって来ました。

  一応完成と言うことにしました

 塗装の方法にも段々慣れて来て、塗装流れを起こさないで塗れるようになりました。都合4回塗り重ねました。いくら塗っても必ず少しは気に食わないところが出て来てしまう。切がないのでここらで止めることとします。
 弦も張りました。音も出しました。まあまあかな。
 本当言うと指板にポジションマークを付けなければいけないのですが、それはこれから追々やることにします
 部屋の中での画像はやはりどうも。そのうち屋外で撮り直す事にします。無難な色にしました。1号機と同じ色に成ってしまった事に少し後悔しています。もっと奇抜な色にすればよかったかなと、今となっては思っています。
 弦以外は全て素材を集めて来ての自作と言うことにこだわりました。僕の作った物はウクレレとしての性能を満たしているのか、ウクレレの形はしているものの、ウクレレと呼ぶに値しない物なのかどうかは、楽器にも音楽にも全く素人の私には分かりません。作り始めて丁度2ヶ月掛かりました。ともかくも途中で投げ出すことなく最終段階まで持ち込めたのにはとても満足しております。

  ワンポイント

 画像の感じがガラッと変わったでしょ。ボディに明けてあるホールの周りにキラキラ反射する素材を付けただよ。余りに大人しい感じになってしまったから、アクセントにしました。本当は貝殻が良いのでしょうけど、Recaldentという清涼剤か何かの錠剤の容器の表面に付いていた素材を両面テープで貼り付けただけ。角度を変えると光ってくる。
 作っている時には寛容だった部分も、作り上げてしばらく経って来ると段々許せなくなってくる。