懐かしの横浜市電 |
戦中から1970年までの27年間、市電で通勤していました。託児所まで子供をおんぶして混んだ市電に乗った時、子供に泣かれて困っていると、車掌さんがパイプで仕切った車掌席へと招き入れてくれ、本当にホッとしたことを思い出しました。車掌さんはカバンを前に下げ、乗換え用の切符をパチン・パチンと切ってくれました。当時、子供3銭、中人5銭、大人7銭でした。 国のお祝い事があると花電車が走り、外灯やネオンもあまりない時代でしたから、それがとても綺麗で子供の頃は楽しみでした。 また、今日で市電が終わりの日は、蛍の光が流れる中、最後の市電を涙で見送ったのを覚えております。そんな懐かしい昔を思い出させて頂き、この本に感謝しております。 横浜市/K・Sさんより |
「今よみがえる横浜市電の時代」も、いいものです。 以前は市電をテーマにした絵本などもいくつかありましたが、最近はすっかり見なくなってしまいましたね。 (若い)前市長時代の赤字対策で、市営バスに残っていた市電の名残も多くが消えてしまったのは残念でした。 私は、先祖の代から横浜なので、街、人々、生活など、昔の中心部(関内、戸部、神奈川など)の話をよく聞きました。 歴史を売り物にしている都市にしては、昔のことを知らない(大切にしない)人が多い気がしています。 味がある市電、そして写真に残る昔の横浜、とってもステキな本だと思います。 (パンダネコさんより) |