サヨナラ 小さな赤い電車

  


のどかな田園風景の中を、小さな赤い電車が一両で走る。そんな何ともメルヘンチックな鉄道が谷汲線だ。
谷汲山・華厳寺への参詣客と地元の足として走り続けてきた谷汲線も、利用者の減少でほとんど誰も乗らない電車となってしまった。しかし、ここにはこの路線が開業した頃と同時期に造られた我が国屈指の古豪電車が、未だに走っているところから、鉄道ファンを始め一般の乗客からも、その人気は高まってきている。また、沿線風景も昔のまま残されている所も多く、この古い電車に乗ればアッという間にタイムスリップし、数十年前のローカル鉄道の旅を満喫出来る数少ない貴重な路線となっている。

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谷汲線 最後の春を走る
   

谷汲線 初夏の風の中で

    


大正生まれの丸窓電車
510形谷汲線に現る

  


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