今日ものんびり     

蒲 原 鉄 道

五 泉

僅か4.2キロ・7分の小さな旅は五泉から始まる

JR磐越西線の駅舎右側に隣接して建つのが、蒲原鉄道五泉駅の小さな駅舎だ。駅舎内には一日22本の発車を知らせる時刻表と券売機があるだけ。駅員は委託の御婦人が一人。小さな改札口を抜けJRの跨線橋を渡ると、その向う側に蒲原鉄道のホームが見えて来る。磐越西線のホームから降り踏切を歩けば、いよいよ蒲原鉄道の電車に乗車となる。古い木造の屋根のある小さなホームに、一両の電車が寄り添うように止まる。まるで数十年前へとタイムスリップしたかのような情景がそこにはある。駅構内の外れには使われなくなった2両の貨車が草むした中に放置されて、そんな雰囲気をさらに盛り上げてくれる。ここから村松までの僅か7分・280円の旅が始まる。

JR磐越西線五泉駅に隣接して建つ蒲原鉄道五泉駅舎

長年の風雪に耐えボロボロになった五泉の駅名標

朝の蒲原鉄道は高校生達の通学で混雑する (S)

モハ81を先頭にクハ10とモハ91の3両編成で運転されていた時代

               五泉付近 '82.7.15(K)